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尼崎の歩き方
 
 
 
 

尼崎の名迷所

尼崎市内にある名所や訳ありな場所を紹介しています。

尼崎市の南部は海や運河に関連する名所、阪神尼崎付近の賑わい、恥さらしの工場など尼崎市の過去から今に至る足跡を見ることができるエリアです。一方で北側は、花の名所や遺跡、不自然な行き止まりの道路があります。

尼崎のびのび公園 東高洲橋
尼崎中央商店街ほか 寺町地区
元浜緑地 尼っ子リンリンロード 尼ロック(尼崎閘門)
パナソニックプラズマディスプレイ尼崎工場

髭の渡しコスモス園 つかしん 農業公園 田能資料館
近松公園 変な行き止まりの道

尼崎のびのび公園

五合橋線をどんどん南下し「ここから先は入れない」というところにある公園です。ちょっとした丘があり、そこからの眺めはおすすめです。周辺は倉庫や運送会社、油槽所が中心で、昼間は人気がないです。あえていえば、魚釣りの人や周辺の道路に車を止めて休んでいる人を見かけます。

阪神尼崎駅(南口)から70番「クリーンセンター第2工場」行きに乗り、終点で下車。そのまま先(南)に5分ほど歩いてください。日中は1時間に1本程度しかないので、注意してください。自転車の場合は、阪神尼崎駅から五合橋線を南下し20分くらいですが、歩道が無いところもあるし、平日は大型トラックが多いので注意してください。


尼崎のびのび公園
ここに説明が表示されます。

尼崎のびのび公園の位置図(yahoo mapより)・・地図の右上の円形の遊歩道の部分が尼崎のびのび公園です。写真で見れば一目瞭然です。

 尼崎のびのび公園 in June, 2014

北側入口にある「尼崎のびのび公園」と書かれた石碑が草に隠れて見えなくなっています。(2013年訪問時も同じでした)


のびのび公園2014

 尼崎のびのび公園 in 2013

ほとんど手入れがされてないためか、セイタカアワダチソウが咲き誇っています。上記の丘に登るのも遊歩道は雑草に埋め尽くされていて、斜面の一部の草を刈り取って通路代わりにしているようでした。かつては「名所」として取り上げていましたが、今や「迷所」に落ちた感があります。

東側(下画像)には、大阪市中心部の高層ビルが見える他、舞洲(まいしま・大阪市此花区)の「税金の無駄遣い」と酷評されているゴミ焼却場も見えます。(詳細は「大阪の景色」を参照) 西側の工場と併せて、税金の無駄遣いが色々見える場所になっています。この場所に来ていただき、日本の将来を語り合ってみてはいかがでしょうか?


尼崎のびのび公園2013

 

東高洲橋(ひがしたかすばし)

五合橋線を南下すると通ります。踏切がありますが、線路はありません。この橋は可動橋で、船が通る際に橋げたが上に跳ね上がります。その時に踏切が鳴るわけです。下画像の0から順にご覧ください。


東高洲橋

なお、遮断機が降りるのは、6:00〜6:30、9:10〜9:30、12:30〜13:00、15:20〜15:40、19:30〜20:00の1日5回です。ただし、第1・3日曜と12/31〜1/3を除きます。また、通過する船舶がない時も遮断機は降りないようです。

遮断機が下りている間はこの道は封鎖されます。車の人は迂回路がありますが、歩行者・自転車の場合は船が通るまで待たなければなりません。ここを通るバス路線もありますが、船が通る時間帯を避けてダイヤが設定されているようです。

 

尼崎中央商店街

阪神尼崎駅の北西部にあります。尼崎市でおそらくもっとも賑わっている所だと思います。接続する「三和本通商店街」などと併せて日本有数の広さを持ち、隣の出屋敷駅あたりまで続いています。

阪神タイガースを応援していて「日本一早い優勝マジックを出す」としてマスコミに取り上げられたこともありましたが、最近は悲惨な成績なため、尼崎市出身のF1レーサーである小林可夢偉さんを応援しているようです。(特に三和本通商店街)


尼崎中央商店街

 

寺町地区

阪神尼崎駅の南西部にあります。寺が立ち並ぶエリアで、京都顔負けの規模の寺もあります。電車の時折音がしますが、本当に静かな場所です。すぐ近くには高層マンションなどが多く建ちますが、「尼崎にもこんな所があるの?」とびっくりするエリアです。


寺町地区

 

元浜緑地

43号線よりも南に広がる非常に広い公園です。夏場は子ども向けに「わんぱく池」という水遊びできる場所もあります。

阪神尼崎センタープール前駅から徒歩15分。又は、阪急塚口、JR立花駅から30番武庫川行き(リサーチコア行きは絶対ダメ)に乗り、「リサーチコア」か「道意」で下車、徒歩10分。


元浜公園

 

尼っ子リンリンロード

蓬川(よもぎがわ)沿いの国道43号線以南にある自転車・歩行者専用道路です。途中には北堀運河沿いを通って最終的に尼ロックへ続きます。周囲は工場や倉庫ばかりで、会社の敷地を通る所や悪臭が立ちこめるところもあります。自転車で快走できる道です。(43号線に近い部分は、地元の人が散歩していることがあるのでご注意を。)

下画像では阪神出屋敷駅を起点のように書いています。現地の看板によれば、基点は阪神尼崎駅らしいですが、出屋敷駅から阪神尼崎駅への経路は不明です。


尼っ子リンリンロードの大まかな地図

以下は、上図の番号付近で撮影したものです。43号線との交点から尼ロックに向けて走っていますが、反対方向から撮影したものもあります。


尼っ子リンリンロード
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尼ロック(尼崎閘門)

上記「尼っ子リンリンロード」の終点に当たる場所にあります。周辺は簡単な公園になっていて、運がよければ、ここを通る船を眺めることもできます。(平日なら、1時間くらい待っていたら船が通る確率が高いです)

基本的に自転車で行く場所です。バスで行く場合は、阪神出屋敷駅から「阪神バスの尼崎スポーツの森行き」のバスに乗り「尼崎テクノランド」で下車、徒歩10〜15分くらいです。



尼ロック
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 閘門(こうもん)って?

水面差のある水路に船を通すための施設です。下が閘門のイメージです。(尼崎閘門のものとは異なります。)

尼崎閘門(尼ロック)は、高潮で潮位が上がった時に、海水が工業地帯や市街地に流れ込むのを防ぐのが目的だそうです。尼ロックの門は観音開きで、このタイプの閘門は日本では唯一、海外でもパナマ運河にあるだけということです。

 尼崎閘門に東側からアクセス

上記は西側(出屋敷側)からアクセスした時のものですが、東側(阪神尼崎側)からもアクセスはできます。主要な施設(コントロールセンターなど)は東側にあります。が、実際に行ってみると「関係者以外立入禁止」の立て看板があるので一般の人は入れないようです。しかしながら、その立て看板の横には見学者用の案内図もあり、実際の所はどうなっているかわかりません。


尼ロック東側

 

パナソニックプラズマディスプレイ尼崎工場

プラズマテレビに使用するプラズマパネル(従来テレビのブラウン管に相当する部分)を大量生産する工場でした。生産開始時は人手を集めるため、沖縄まで採用担当者が出向いていたこともあったようですが、円高と韓国企業の台頭などにより収益が悪化。「パナソニック大赤字」のニュースの中で使われていたのは、この工場の映像でした。


パナソニックプラズマディスプレイ尼崎工場
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兵庫県などが大金を叩いて誘致した工場ですが、血税をドブに捨てるような結果になってしまいました。このあたり、野々村竜太郎議員に追及してほしかったです。

従業員輸送に一縷の望みを託した尼崎市営バスも収益が悪化し民営化されることになりました。

正社員になることを目指して入社した人がたくさんいたようですが、ほとんどは解雇され「騙された。人生を狂わされた」と感じている人も多いと思います。運良く正社員(プロパー社員)になり、マンションを買った人もいましたが、ローンは払えているんでしょうか? 材料となるガラス板を納入している会社も近くにあったと思いますが、どうなったんでしょう?

この工場に振り回された人や企業が他にもたくさんあると思います。今となっては、「尼崎の恥であり日本の恥」です。

 アクセス

阪神出屋敷駅から尼崎スポーツの森行きのバスに乗り「末広町」で下車。すぐ前。

遊休地を利用してかファミマが近くにできていて、駐車場にはトラックが多く止まっていますが、工場の近くに来る人はほとんどいません。自殺に持って来いの場所かもしれません。

パナソニックプラズマディスプレイ尼崎工場の位置図(yahoo mapより)・・・表示モードを変えると空中写真にもなります。

 追記(2014年3月)

工場としての機能は亡くなったようで、尼崎市営バスのバス停名は2014年3月1日に「末広町」にこっそり変えられました。(プレスリリースなどは全くなし) 阪神バスも4月に「末広町」に変わりました。3月中は、「パナソニックPDP」と「末広町」という異なる名称のバス停が並んでいました。


末広町バス停

 追記(2017年7月)

近々取り壊され、物流センターになるそうです。今でもパナソニックのテレビは発売されていますが、パネルは韓国メーカーから供給を受けているそうです。爆発しそ〜。


髭の渡しコスモス園

武庫川の尼崎側河川敷でだいたい11月始めごろが見頃です。9月ごろから、地元の方がボランティアで育てています。

 コスモス畑の咲き具合(2009)



武庫川のコスモス畑

 アクセスについて

コスモス園は、国道171号の甲武橋の北側です。バスで行く場合は、阪急武庫之荘駅(北)から40・41番宮ノ北団地行き(便多数)、又は阪神尼崎・JR立花から43番宮ノ北団地行き(1時間に1本)に乗り「西昆陽(にしこや)」で下車。歩いて10分くらいです。途中の様子は以下のとおりです。1から順にご覧ください。


武庫川コスモス畑のアクセス
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周辺図はこちら(yahoo mapより)・・・地図中の「兵庫県動物愛護センター」付近の河川敷です。

 

近松公園

近松門左衛門にちなんだ公園で、隣には「近松記念館」があります。木々の中に遊歩道が整備され、手軽に自然を体験できる場所でもあります。公園入口付近のベンチでは、将棋をしている人たちをよく見かけます。

JR塚口駅から東へ徒歩15分、JR尼崎駅から11・12番に乗り「近松公園」下車、徒歩2分。


近松公園

 

農業公園

尼崎市北部の伊丹市との境界近くにある公園です。バラ園や梅林などがあり、しょぼいですが「花しょうぶ園」まであります。「農業」というよりは「植物園」という感じで、役所の人が趣味でやっているような印象です。お年寄りが多く訪れ、平日でも賑わっています。

阪急園田駅から20番JR猪名寺行きに乗り「田能3丁目」下車、徒歩3分。


農業公園

周辺図はこちら(yahoo mapより)

 

田能資料館

尼崎市の北の端にある田能遺跡にちなんだ資料館です。敷地には、竪穴住居や高床倉庫が再現してある他、田能遺跡から出土したという弥生時代の様々な物が展示されています。

阪急園田駅から20番JR猪名寺行きに乗り「田能口」下車、徒歩15分。田能口バス停からの道路は道が狭い上に大型トラックの往来も多いので、上述の農業公園の奥の出口から猪名川の河川敷に出て、歩道を歩いた方が個人的には安全だと思います。


田能資料館

 

つかしん

ショッピングモールです。店内が広く、トイレがきれいなのがおすすめです。敷地内には広場があったり、教会のような建物があったりして、ショッピング以外でも楽しめます。近隣の人々の散歩コースにもなっています。

JR猪名寺駅から徒歩7分。阪神尼崎駅から川西バスターミナル行きのバス(阪急バスが運行)に乗って「つかしん前」で下車。阪急塚口駅からシャトルバス(無料)でもアクセスできます。


つかしん

 

変な行き止まりの道

未開通なために行き止まりになっている道路です。マスコミに取り上げられたり、選挙の争点になることもあるようです。

 園田支所交差点〜塚口本町6丁目北交差点

途中にJR福知山線や三菱電機の工場があり、その間をどうするかが問題のようです。


行き止まり1
ここに説明が表示されます。

 山幹通り(戸ノ内付近)

西は神戸市内から尼崎市を通って阪神高速池田線(大阪府豊中市)に達する道路ですが、大阪府側が未開通です。下画像では、行き止まり部分で二手に分かれていますが、左方は行き止まり、右方は細い道が豊中市に続いています。


行き止まり2

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2017/7/10 更新