★ 従来、このページでご紹介していた肥薩線の川線区間(八代〜人吉)の車窓紹介は、「SL人吉の旅」に移動しました。 2009/11/12 更新 参考ページ
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「いさぶろう・しんぺい」の旅「いさぶろう」「しんぺい」とは、肥薩線(えびの高原線)の人吉〜吉松間を走る観光列車です。この列車が走る人吉〜吉松間は、2か所のスイッチバックにループ線、日本一の車窓と言われる景色もあり、鉄道の旅を満喫できる区間です。
「日本一の車窓」とは、かつて国鉄が選定したという「日本三大車窓」のことで、このうちの1つを「いさぶろう」「しんぺい」から眺めることができます。 「いさぶろう・しんぺい」について特に利用の少ない人吉〜吉松間の利用者アップのため運転されている観光列車です。運転自体はワンマン運転ですが、女性の客室乗務員が乗務し、沿線の案内や車内改札を行います。 途中駅で数分の停車時間があり、駅施設などを見学できたり、車窓の素晴らしいところで停車し、客室乗務員の案内があります。
「いさぶろう・しんぺい」の編成と座席配置
車内の座席の番号は上のようになります。日本一の車窓は、進行方向左側(いさぶろう・人吉→吉松の場合。以下同じ)ですので、奇数番号の座席から直接眺めることができます。全体的にみても、左側の方が景色はいいと思います。 「SL人吉」号が運転される日は、1〜3号車の3両編成で運転されます。それ以外の日は2両編成です。 座席はほとんどが指定席(座席番号のある席はすべて指定席です。)で、申し訳程度に自由席(2号車に7席、3号車に6席)があるだけですので、乗車前に指定席券(300〜500円)をお求めになることをおすすめします。 指定席を持たずに乗り、自由席もすべて埋まっている場合は、3号車の展望スペースなどに1人分の座席(ベンチタイプ・合計6席ある)がありますが、個人的にはおすすめしません。また、1号車の吉松寄りにも、ベンチタイプの座席があり、自由席なので空いてれば座っても構いません。しかし、ここは途中駅から利用する人のための席なので、途中駅から乗って来られる人がいたら譲ってあげてください。 指定席が満席の時など、混雑がひどい日には、さらに一般型の車両(キハ40or31。全席自由席)が増結され、最大4両編成で運転されます。(いつ連結されるかは不明) ※ 十分に調査しましたが、間違っていたらごめんなさい。 「いさぶろう・しんぺい」の運転時刻途中駅の上段は着時刻、下段は発時刻です。各駅停車中に車外に出られる方は、発車に遅れないようにしましょう。なお、発車前にはベルが鳴ります。
列車名の下にある数字は、列車予約コードです。駅名コードとともに、プッシュホンなどでの指定券予約の際に必要です。詳しくは、左にある「Cyber Stationでの空席照会について 」をごらんください。 「いさぶろう・しんぺい」の旅人吉→大畑(おこば)人吉を発車した列車は、しばらく「くまがわ鉄道」と併走します。そして、くまがわ鉄道の最初の駅が見えたあたりで、大きく右にカーブし、球磨川を渡り、八代からの車窓の友に別れを告げます。
その後、左側に高速道路が近づき、しばらく併走しますが、やがて森の中に入り、水無第一、水無第二、立石第一、立石第二、そして横平トンネルを抜け、最初のスイッチバック駅である大畑駅に到着です。なお、列車からは見えませんが、横平トンネルの上には、これから通るループ線が走っています。 大畑駅の駅舎を出ると、舗装された道が左右に延びるだけで、民家はありません。土讃線の坪尻駅をほうふつとさせます。
大畑→矢岳(やたけ)〜スイッチバックとループ線
さて、大畑駅を逆方向に出発です。スイッチバックを登るべく、右側の線に移ります。ちなみに、左側は今来た人吉からの線です。しばらく行くと、再び止まり、逆方向に進み出すと、ここからはループを登ります。やがて、テープの案内があり、駅でもないのに列車は停止します。ここが大畑ループの頂上で、ループを1周したことになるのです。
ループが終わると、さらに山を登ります。その途中、大野第一〜第四トンネルを抜け、矢岳駅に到着です。矢岳駅は、かつては行き違い設備があったようですが、現在はなくなっています。駅前にはSL資料館があり、停車時間の間に客室乗務員の案内で見学することもできます。
もともとはもう1台あったそうですが、もう1台は現在「SL人吉」として肥薩線・川線区間で活躍中です。
矢岳駅に戻り、駅舎から眺めると集落が見えます。ここに住む人たちが、この区間の貴重なお客様です。 矢岳→真幸(まさき)〜日本一の車窓をどうぞ矢岳を出ると、まもなく矢岳第一トンネルに入ります。(トンネルの前で一時停止し、案内があります。)このトンネルは肥薩線でいちばん長いトンネルで、このトンネルの完成で青森〜鹿児島が1本のレールで結ばれました。このトンネルの人吉側入口には、工事の最高責任者・逓信大臣 山縣伊三郎(やまがたいさぶろう)の「天険若夷」、吉松側には鉄道院総裁 後藤新平(ごとうしんぺい)の「引重致遠」という石碑が掲げてあります。これらは、「いさぶろう」「しんぺい」の愛称の由来ともなっています。(下のいい加減な画像で説明。)
トンネルを抜けると、左側に雄大な景色が広がります。この地点の車窓は、「日本一の車窓」(厳密には「日本3大車窓」の一つ)といわれ、列車はしばらくの間停車し、客室乗務員の案内があります。
天気のいい日には、右の方の山がくぼんだあたりに桜島が見えます。下画像には、桜島がうっすらと写っています。
「日本一の車窓」を過ぎると、どんどん山を下っていきます。矢岳第二、第三など5つのトンネルを超えると、左側に真幸駅のホームが見えますが、ここを通りすぎて列車は止まります。ここもスイッチバック駅です。
そして逆方向に動き出したかと思うと、吉松からの線が現れ、ようやく真幸駅に到着です。真幸駅は肥薩線の中で、唯一宮崎県にあります。この駅も、色々楽しめる駅です。
真幸→吉松(よしまつ)真幸を出ると、「山神第二トンネル」の手前で停車し、昭和20年にあった大事故についての案内があります。終戦直後、復員兵を乗せて満員状態の列車がトンネルに入ったのですが、先頭の機関車が坂を登れずに立ち往生しました。一部の乗客が車外に逃げ出したところへ機関車がバックを始め、逃げた人を次々に轢いて行ったというのです。トンネルの入口付近には、この事件の慰霊碑が立っています。
ここを通るとラストスパートです。左から都城からの吉都線が近づき、終点の吉松駅に到着します。「いさぶろう」は折り返し「しんぺい」となって人吉を目指します。 吉松駅は、今では1〜2両の列車が発着するローカル線の駅ですが、かつては鹿児島本線(現在の肥薩線)と日豊本線(同じく吉都線)が合流する駅として賑わっていました。2本の島式ホームと長いホームが当時を物語っています。
人吉駅、吉松駅の駅弁人吉駅、吉松駅では駅弁が売られています。お昼時に運転される列車もありますので、弁当を持って乗ってみてはいかがでしょう?
吉松名物 汽笛まんじゅう車内で配布されるパンフレットにも触れられている「汽笛まんじゅう」が吉松の名物の一つです。駅近くの「みやした菓子舗」で売られています。
「みやした菓子輔」は、入口は普通のお店ですが、旧型客車を模した調理室(?)があります。それ以外にも、鉄道を意識した飾りがあり、バックに写真を撮る人もいるようです。
みやした菓子舗へは、右向いに「サカイダ」という散髪屋さんがある駅前の交差点をまっすぐ進んだところにあります。(下画像参照) 吉松駅から歩いて3分くらいなので、次の列車まで時間がある時にでもいかがでしょうか?
肥薩線の旅(吉松〜隼人)吉松から先は、山の中を走るローカル線ですが、途中にある大隈横川(おおすみよこかわ)駅、嘉例川(かれいがわ)駅は、築100年以上の駅舎で有名です。詳しくは、「いつもの駅からすべての駅へ(九州編・ページ上部にリンクあり)」をご覧ください。また、特急「はやとの風」(青春18きっぷでは乗れません)が両駅に5分程度停車し、停車時間中に駅を見学することができます。
次の日は、ぜひこちらへ日本最南端のJR駅である西大山駅へお越しください。「青春18きっぷで西大山駅へ」(リンクはページ上部)で詳しく紹介しています。 |

● 「いさぶろう・しんぺい」って?
● 座席配置について
● 運転時刻
● 「いさぶろう・しんぺい」の旅
人吉→大畑 大畑→矢岳
矢岳→真幸 真幸→吉松
● 人吉駅、吉松駅の駅弁
● 吉松名物 汽笛まんじゅう
● 吉松→隼人の旅
