指定席に乗る時は
普通列車、快速列車の普通車指定席に乗車する場合は『指定席券』が必要になります。また、急行列車の普通車指定席を利用する場合も急行券のほか「指定席券」が必要となります。「指定席券」は利用する列車と利用日によって異なります。(後述)
指定席券は乗車日の1ヶ月前の朝10時から駅の窓口(みどりの窓口)、旅行センター、旅行会社などで発売されます。
入手方法は、駅の窓口で直接買う他、ネットで予約し指定席券売機などで指定席券と引きかえる方法もあります。指定席券は全国のものが買えます。例えば、大阪にいて北海道の列車の指定席券を買うこともできます。
指定席料金(指定席券の値段)
指定席料金は、JR旅客会社(以下は単に「JR」と書きます)ごと、利用時期、利用列車(特にSL列車)によって異なります。こどもは半額。「該当する列車」の太字の列車は、指定席料金が利用日によって異なる場合に、青春18きっぷ利用期間内で安い方の時期に運転のある列車です。
JR西日本・四国・東海・東日本、複数のJRにまたがる場合
利用日、利用列車など | 料金 | 該当する主な列車 |
---|---|---|
SL銀河の客車を使用して運転される列車、「海里」「HIGH RAIL 1375」の車両で運転される列車。 | 840円 | 「SL銀河」(花巻〜釜石)、「海里」(新潟〜酒田)、「HIGH RAIL 1375」(小淵沢〜小諸)のみ |
1月16日〜2月末日、6月、9月、11月1日〜12月20日までの期間の月〜木曜日(ただし、祝日及びその前日と振替休日は除く) | 330円 | ムーンライトながら、マリンライナー、みえ、はまゆり、リゾートしらかみ、SLやまぐち etc. |
上記以外の日 | 530円 |
JR九州
該当する列車 | 利用日 | 料金 |
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SL列車(「SL人吉」など) | 通年 | 840円 |
上記以外の列車 | 通年 | 530円 |
JR北海道
料金 | 該当する主な列車 | |
---|---|---|
SL列車 | 840円 | SL冬の湿原号など |
上記以外の列車(通年) | 530円 | エアポート、ノロッコ号など |
指定席券の入手方法
駅の窓口で直接購入する場合。
各駅に備えつけの申し込み用紙に列車名、乗車区間、発車時刻、乗車人数、禁煙希望など必要事項を記入の上、窓口の駅員さんに渡してください。乗車日や列車名を窓口で直接言ってもいいのですが、間違いのもとになるので、申込書に書いて渡すようにしてください。
下に記入例を挙げます。申込み書の様式は地域によって異なりますが、書くことは同じです。乗車券は必要ないので、「普通きっぷ」の欄は空白でかまいません。線を引いておくと確実ですが…。
記入例です。説明用に赤で書いただけですので、
通常は備え付けの黒のボールペンで十分です。
「みどりの券売機」で購入する。
JR西日本エリアの駅にある「みどりの券売機」を操作して指定席券を購入します。JR東日本エリアの「指定席券売機」や他JRの指定席特急券が買える券売機でも同様に購入できます。
詳しくは「みどりの券売機で指定席券ゲット」をご覧下さい。
JR東日本「えきねっと」で予約(空席照会)する。
JR東日本の「えきねっと」( http://www.jreast.co.jp/ にアクセスし、少し下にスクロールし、右側にある「新幹線・特急列車の予約申込」をクリック) では、PCや携帯から予約できます。窓口と同様、乗車日の1ヶ月前の10時からの発売となりますが、「事前購入登録」といって、さらに1週間前から申し込むことができます。
※ JR西日本にも同様のサービスがあります。(詳細不明)
以下では、概要をざっと書きます。詳しくは「えきねっと」内のFAQなどをご覧下さい。
<予約できる列車>
「えきねっと」で予約(空席照会)できるのは、JRの指定席を連結している列車です。(臨時列車や快速・普通列車も含みますが、できない列車もあります。また、寝台車を連結している列車も予約できないようです。座席車のみの夜行列車は可。)
各列車とも、座席の位置、車両の両端か中間かを指定して申し込むことができます。列車によっては、シートマップから座席を指定して申し込むこともできます。
<利用について、指定席券の受け取りについて>
実際に利用するためには、無料会員登録の上、クレジットカードを登録する必要があります。
指定席券の受け取りはJR東日本のみどりの窓口や指定席券売機、JR西日本の福井県・石川県・富山県の一部の駅のみどりの窓口やみどりの券売機、JR北海道のみどりの窓口のみとなり、登録したクレジットカードとその暗証番号が必要となります。
受け取り可能な時間は、申し込んだ列車が発車する6分前まで、なおかつ乗車当日の場合は23時までです。(夜行列車の場合、気をつけてください。)
<リスクについて>
申込が成立したら「購入した」ものとして扱われますので、取り消す際には手数料がかかります。また、指定券を受け取らない場合も請求が来ます。
JR東日本以外のエリアからも予約はできますが、指定席券の受け取りはJR東日本の駅など(上記参照)のみです。
電話で予約する。
JR西日本の「5489サービス」では、電話1本で全国のJRの指定席券を予約・購入することができるそうです。他のJRでも、同様のサービスがあります。詳しくは、JRのホームページでどうぞ。
夜行列車を利用する場合の乗車日について
日付が変わって(夜の12時を過ぎて)乗車する場合は、乗車日に気をつけてください。
<8月10日に大垣駅を発車する「ムーンライトながら」の場合>
大垣駅を発車するのは8月10日ですが、日付が変わってから発車する豊橋駅・浜松駅・静岡駅から乗車する場合は、乗車日は8月11日となります。 指定席券を買う際、丁寧な駅員さんの場合は、「8月10日の晩ですね。」と聞いてくることもあります。機械操作で予約する場合は気をつけてくださいね。
この場合の指定席券の発売日は、豊橋や浜松や静岡から乗車する場合でも、7月10日の10時からとなります。
パソコンから空席照会する。
毎日6時30分から22時30分まで(1ヶ月前の発売当日は10時から22時30分まで)「Cyber Station」のホームページで、空席があるか調べることができます。
乗車日と乗車区間、発車時刻を設定し検索することで空席状況が表示できます。「空席があるか検索?」の画像内の「Click」の部分にはリンクがありません。
空席検索される方は、Cyber Stationのホームページ(外部)で行ってください。