土合駅と湯檜曽駅とループ線
日本一のモグラ駅といわれる土合(どあい)駅と、その隣の湯檜曽(ゆびそ)駅、土合駅と湯檜曽駅の間にあるループ線を取り上げました。
県境を挟み、人の往来が少ないためか、湯檜曽駅・土合駅ともに、停車列車は1日1方向に6本程度です。アクセスの際は列車の時刻を十分にご確認を。
また、水上駅〜湯檜曽駅〜土合駅〜谷川岳ロープウェイ間の路線バスもあり、こちらは毎時1本程度の運転です。
土合駅
土合駅は、路線建設の事情から、下り(長岡方面)ホームへは、486段の階段を下りなければならないため、「日本一のモグラ駅」と呼ばれています。以下で、土合駅とその周辺で撮影した画像をご紹介しています。
以下で「※」の付いた画像は2005年3月に撮影したもの、それ以外は2012年7月以降に撮影したものです。
下りホーム
夏でもひんやりとした空気ですが、湿気も多いので、動き回ると汗びっしょりになります。
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下りホームから改札口へ
これが土合駅の真髄です。下りホームから改札口まで歩いてみましょう。
階段を登り始めます。10段ごとに段数表示があるので、登りながら数える必要はないと思います。階段の左を水が流れていて、その音があたりに響いています。
100段まで登りました。そして200段目。
270段目付近(実際には265段くらい)には休憩用のイスが置かれています。そして300段…。
400段目、あと一息です。
462段目、これでホームからの階段は終わりです。
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通路を進みます。この部分は、駅前を流れる川の上です。
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まだまだ通路が続きます。最後の階段を登ると・・・。
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あと少しです。ここまでごらんいただいた皆さん、本当にありがとうございました。
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上りホームから改札口へ
上りホームは、改札口からそんなに離れていません。途中には「のぞき窓」のような場所があり、有人駅時代には駅員さんが駅の様子を眺めていたのでしょう。
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駅舎と駅の中
立派な駅舎を持ちます。駅の中も広いのですが、無人駅で管理する人もいないようで…。
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土合駅の周辺
土合駅を出て正面の砂利道を歩くと国道291号線(片側1車線)に出ます。で、右方向を見ると、この道路の上を通る構造物が見えるのですが、何だと思われますか? この他にも、見るものはあるので、時間があれば散策してみてはいかがでしょう?
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土合駅の周辺には、民宿のような建物が1件ある他は、人が住んでいそうな建物はありません。本当に山の中です。
土合駅から湯檜曽駅へ(ループ線)
(土樽→)土合→湯檜曽
清水トンネルを出ると土合駅に到着し、さらにループ線を降りて湯檜曽(ゆびそ)駅に着きます。見えている線路は、これから通ります。下画像は、望遠の関係で写りが異なっています。
このループ線ですが、湯檜曽駅の上りホームからも見ることができます。
湯檜曽駅
土合駅同様、この駅も下りホームがトンネル内にあり、上りホームが地上にあります。
駅舎と周辺
コンパクトな駅舎の横には郵便局があります。
下り(新潟方面)ホーム
新清水トンネルに入ってすぐにあります。
上り(高崎方面)ホーム
こちらは築堤上にあります。先述していますが、ループ線が見えるのが面白いです。
マイカーで土合駅を訪ねる方へ
訪問した際、土合駅の下りホームに到着する列車を撮影し、列車に乗ることなく階段を登って立ち去った人を多数見かけました。おそらくは、マイカーなどで来た人だと思いますが、土合駅は鉄道施設ですので、不便であっても鉄道で来てください。当サイトは、鉄道を利用して旅する人に向けて作っていて、鉄道でアクセスすることを前提としています。
時期によっては、土合駅やループ線をテーマにした臨時列車が運転されることもありますので、それらを利用することをおすすめします。
どうしてもマイカーで来て、土合駅のおいしい所だけを見たい方は、本来は入場券を買うべきです。無人駅で切符を売る人がいないのですが、入場券相当額(大人140円、子ども70円)を改札口の切符の回収箱に入れることはできるはずです。
土合駅自体が観光地化しているのもありますが、駅施設を管理するだけでもお金がかかります。そのあたりを考えていただき、協力をお願いします。