青春18きっぷだけで北海道へ行くと、片道だけで3日かかります(大阪から出発した場合)し、通勤電車のような列車に長時間揺られるので、北海道に着くまでにかなり消耗するでしょう。
普通列車(夜行も含む)を乗り継ぐだけで札幌以遠に行けた時代もありましたが、今はどこかで宿泊する必要(フェリーなども含む)がありますので、北海道までは他の交通手段を利用し、北海道内を青春18きっぷで楽しむような旅も検討してみてはいかがでしょうか?
北海道までの移動を流れ図で示すとこんな感じになります。
以下、大阪駅から出発すると仮定して、この図に沿って説明しますと・・・
大阪駅と港とは120キロ以上離れているので、港の最寄り駅へ青春18きっぷを使っても1回分の元は取れます。(後述)
時刻 | 運航日 | 港へのアクセス |
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舞鶴 23:50→小樽 20:45 | ほぼ毎日(運休日あり) | 東舞鶴駅、新大阪駅、三ノ宮駅から連絡バスあり(運転日注意・有料) |
小樽 23:30→舞鶴 21:15 | ほぼ毎日(運休日あり) | 小樽築港駅から徒歩30分、小樽駅からバスもあり |
JR難波駅(OCAT)〜舞鶴港間の連絡バスが運転されています。(要予約)
神戸(ミント神戸)〜舞鶴港間のバス・舞鶴港〜小樽港間のフェリー運賃(ツーリストA)がセットになった「北海道バス得きっぷ」(神戸発)・「神戸バス得きっぷ」(小樽発)があります。(乗船日の6〜7日までに要予約・10500〜11500円・お盆の時期は未設定) 詳しくは新日本海フェリーのホームページで。
時刻 | 運航日 | 港へのアクセス |
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新潟 10:30→小樽 4:30 | 火曜〜日曜 | 新潟駅から路線バス |
小樽 10:30(19:30)→新潟 6:00(15:30) | 火曜〜日曜 | 小樽築港駅から徒歩30分、小樽駅からバスもあり |
小樽発のカッコ内の時刻は日曜日のものです。
敦賀〜苫小牧、名古屋〜苫小牧のフェリーがあります。
18000トン以上の大型船が就航しています。船内にレストランもありますが、食事代を切り詰めたい方は、乗船前にカップ麺を買い込むことをおすすめします。船内に「給湯室」があり、お湯はそこで自由に入れることができます。
北海道側の港に着くのが夜になりますので、青春18きっぷを使って旅する場合は、一旦札幌などへ行き宿泊することになるでしょう。宿泊費を安く上げたい方は、札幌駅周辺駅のネットカフェや「すすきの」(札幌駅から徒歩10分くらい)にカプセルホテルがあるそうです。また、札幌駅近くにネットカフェもあります。 札幌のカプセルホテルについてはこちら(楽天トラベルより) 。
青春18きっぷを使う日は1日中列車の中、使用しない日は現地に留まるか他の移動手段を使う、といった具合にメリハリをつけるのがプラン作りのコツだと思います。2つほど例を挙げると・・。