青春18きっぷと大阪からの普通列車の旅〜Local Train Trip.
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九州北部のJR路線の旅

以下の地図中の駅名・路線名などをクリックしてみてください。(香椎、宇美、新飯塚、飯塚、田川伊田、添田駅を除く)

長崎・佐世保方面下関・広島・大阪方面大分・宮崎方面
路線図・九州北部のJR路線
熊本・鹿児島方面大分・宮崎方面

本ページの範囲

鹿児島本線(門司港〜博多〜大牟田)

九州の大都市を結ぶ鹿児島本線の福岡県部分になります。

門司港〜小倉 11.0km (1時間5分)
小倉〜博多 67.2km (快速で1時間20分)
博多〜大牟田 69.3km (快速で1時間10分)

快速・普通が多数運転されています。一部区間各駅に止まる「準快速」もあります。811、813、817系が使われます。817系はロングシート車ですが、快速にも使われます。817系だとショックです。


鹿児島本線・博多地区の車両

 車窓

門司港駅を発車すると、しばらくは右手に関門海峡や倉庫を見ながら走ります。対岸は下関の町です。やがて関門トンネルからの線路が現れると、門司駅に到着です。

小倉(こくら)を出ると、先に続く戸畑(とばた)、八幡(やわた)、黒崎(くろさき)、折尾(おりお)といった駅は、どこも古い駅で、時代を感じさせます。進行方向右側には、古い工場が多く立ち並び、その向こうに玄海灘が広がります。一方で進行方向左側には、左側には山が近づき、その後はスペースワールドが見え、「九州に来た」と感じます。

折尾を出ると、しばらくして遠賀川(おんががわ)という大きな川を渡ります。ここからは登り勾配となり、トンネルで峠を越すと、ここから先は福岡市のベッドタウンです。町がさらに賑やかになってくると、もうすぐ博多(はかた)です。

博多駅を出てすぐの南福岡(みなみふくおか)付近に大きな車庫があり、九州で活躍する車両を見ることができます。その後、二日市(ふつかいち)あたりまでは市街地が続きますが、二日市を出ると徐々に登り坂になり、山を一つ越えます。鳥栖(とす)を出ると、田んぼの中を列車は疾走し、大牟田(おおむた)まで走ります。

 主な駅・周辺の観光地・ご当地グルメの紹介

門司港駅


門司港駅

 関門トンネル開通までは、本州との連絡船が発着していたそうです。駅周辺にはレトロな建造物がたくさんあって、観光スポットになっています。

門司港レトロ

門司港駅の駅舎を始め、周辺にはレトロな建物が多くあり、多くの人が訪れます。トロッコ列車もあります。


門司港レトロ

詳しくは「関門海峡を歩いて渡る」をご覧ください。

小森江駅


小森江駅

門司港方面ホームからは、建物の間から関門海峡を眺めることができます。駅周辺は住宅地になっています。

門司駅


門司駅

 以前は、重厚な雰囲気があった駅ですが、今は駅舎も建て替えられ、雰囲気も変わりました。

小倉駅


小倉駅

現在は、事実上の九州の玄関駅になっています。ホーム上に立ち食いラーメン屋があり、手軽にとんこつラーメンを楽しめます。

小倉駅の立ち食いうどん・立ち食いラーメン

いちばん安い「かしわうどん」はもちろん、すべてのメニューに味の付いた鶏肉が入っています。各ホームにあり、7・8番のりばにある店がいちばんおいしいそうです。

立ち食いラーメンも在来線ホームにあります。何番線かは失念…。とんこつスープのこってりとしたスープで、「九州のラーメン」という感じです。


小倉駅 かしわうどん

小倉の焼きうどん

焼きうどんは小倉(北九州市)が発祥地といわれています。福神漬が特長?

駅前には店はないですが、小倉駅の南口(新幹線じゃない方)を出て右方にある商店街(商店街入口はマクドが目印)の中にいくつか店があります。今回食べることができた「赤ちゃん食堂」は、その商店街をずっと歩いた所にある「鳥町食道街」のさらに奥にあります。


小倉の焼きうどん
ここに説明が表示されます。

「赤ちゃん食堂」の位置図(ヤフー地図より)

戸畑駅


戸畑駅

駅の北側に若戸渡船の乗り場があり、若松へ渡ることができます。駅前にイオンがあり、食料調達に利用しています。

戸畑駅の駅うどん

周辺の駅と同じように、味の付いた鶏肉が入ったかしわうどんがメインです。が、麺を茹で過ぎていて、ちょっと伸びているのが残念でした。こちらには、鶏肉が入ってない「かけうどん」もありました。改札口近くにあり、改札内からも改札外からも利用できます。


戸畑駅 かしわうどん

若戸渡船

戸畑駅の北側に乗り場(徒歩5分)があり、対岸の若松とを結びます。片道100円。15分くらい歩かなければなりませんが、若松駅から筑豊本線を利用することも可能です。

若松側乗り場から若松駅までの眺めはこちら。


若戸渡船

スペースワールド駅


スペースワールド駅

「スペースワールド」という九州有数のテーマパークのために設けられました。その割にはホームは4番乗り場まであり、緩急接続ができる構造です。

官営八幡製鐵所(「明治日本の産業革命遺産」の構成遺産)

会社の敷地内なので見学するのは不可能ですが、鹿児島本線のスペースワールド駅から徒歩10分の「眺望スペース」から「旧本事務所」(1899年竣工)を眺めることができます。


八幡製鉄所

八幡駅


八幡駅

 

折尾駅


折尾駅

レトロな駅舎が魅力の駅で、駅の中にもレンガの壁の通路(改札口とホームを結ぶ)など、レトロな雰囲気がいっぱいです。鹿児島本線(門司港方面)から筑豊本線に乗り入れる列車は、鷹見口(改札口を出て徒歩2分のところにある6・7番乗り場)から発車します。

折尾駅の駅うどん、かしわめし

小倉駅や鳥栖駅と同じように、一番安いものを注文すると、味の付いた鶏肉が入っています。同じ店で、「かしわめし」を買うこともできます。博多方面ホームにありましたが、現在どこにあるかは不明です。


折尾駅 かしわうどん

博多駅


博多駅

言わずと知れた九州で最も大きな町にある駅です。最近は駅ビルが新しくなり、駅に来るだけでも楽しめるようになっています。(後述)

博多ラーメン(博多駅)

博多駅の駅ビル内に博多ラーメンの店舗が集まったところがあり、そこで食べました。(店舗名は不明) とんこつスープの味が何ともいえません。この手のラーメンを食べると「九州へ来た」と実感します。

「博多ラーメン」

また、博多駅ホーム上にも博多ラーメンの店舗があります。下画像は、博多駅1番のりばのラーメン店です。

博多駅ホームにある「博多ラーメン」店。

つばめの杜ひろば(博多駅の駅ビル屋上)

博多駅の駅ビル「アミュプラザ博多」の屋上にある広場です。旅の安全を願う「鉄道神社」があるほか、展望スペースからは博多の町を見下ろすこともできます。


つばめの杜ひろば

二日市駅


二日市駅

 太宰府天満宮の最寄り駅で、駅舎もそれを模しているようです。太宰府天満宮へは、徒歩10分くらいの西鉄二日市駅から大宰府への電車が便利です。

二日市温泉

二日市駅から徒歩12分くらいの住宅地の中にある歴史ある温泉です。温泉銭湯は「博多湯」「御崎湯」の2つがあり、これらは道路に面して向かい合うようにあります。入浴料は300円くらいですが、鍵付きのロッカーや石鹸もあります。どちらも夜9時までの営業ですので、営業時間にご注意ください。

単純泉。JR二日市駅から徒歩12分。バスもあり。


二日市温泉

原田駅


原田駅

かつてはさびしい駅だったように思えますが、周辺の宅地開発などで、新しい駅に生まれ変わっています。

鳥栖駅


鳥栖駅

 駅自体は国鉄時代の雰囲気ですが、そこにJR九州の奇抜な車両が到着します。そのギャップが九州の鉄道の面白いところです。

鳥栖駅の立ち食いうどん

鳥栖駅の各ホームにある立ち食いうどんです。メニューはたくさんありますが、どのメニューにも味付けの鶏肉が入っているのが特徴です。下画像はいちばん安い「かしわうどん」です。

鳥栖駅のかしわうどん

久留米駅


久留米駅

ここも国鉄時代を感じさせる駅でしたが、今は新幹線建設のため大きく変わりました。

来福軒(久留米ラーメン)

「博多ラーメン」や「熊本ラーメン」の元になったという昭和29年創業のお店です。「博多」にしても、「熊本」にしても、白っぽいスープが特徴ですが、こちらはスープに透明感があるのが特徴かもしれません。JR久留米駅の駅前(徒歩1〜2分・ココ1番屋の手前)にあるので、時間を作って立ち寄ってみてはいかがでしょう?


久留米ラーメン

満一(久留米ラーメン)

久留米駅の駅ビル内にあります。すごく濃いスープが印象に残りました。


久留米ラーメン2

羽犬塚駅


羽犬塚駅

上の画像は仮設のものと思われます。

筑後船小屋駅


船小屋駅

駅前のロータリーを挟んで、向こうには新幹線の筑後船小屋駅があります。

瀬高駅


瀬高駅

 

大牟田駅


大牟田駅

三池炭鉱関連の史跡があり、一部は明治日本の産業革命遺産として世界遺産に登録されました。西鉄との乗換駅です。

大牟田駅の駅うどん

「かしわうどん」をやたらとプッシュしているようなので、それを食べてみました。上記鳥栖駅などにも同じメニューがありますが、値段が多少高い分、鶏肉の量が多かったと思います。下画像では店名がよく見えませんが、「大牟田自慢うどんそば」と書かれています。待合室にあります。ホームからも利用できるようです。


大牟田駅のうどん店

三池炭鉱とその関連施設

「明治日本の産業革命遺産」の構成遺産になっています。三池炭鉱の一つである「宮原坑」へは大牟田駅から歩いて30分、またはバスになります。三池港へはバスでのアクセスになります。大牟田駅横の観光案内所でレンタサイクルを借りることもできますが、故障した自転車をつかまされることがあるので出発前の点検を怠りなく。(ブレーキやサドルなど)


三池炭鉱・三池港

香椎線

西戸崎〜香椎〜宇美 25.4km (1時間)

キハ47が2〜3両で運転しています。


香椎線

 車窓・とりあえず香椎〜西戸崎

香椎駅を発車すると、一旦は鹿児島本線の山側に進み、見下ろす形で鹿児島本線と分かれ、半島を進んでいきます。しばらくは住宅地ですが、すぐに砂浜の上に線路を敷いたような所を走っていきます。やがて海が見えると終点の西戸崎駅です。

 主な駅紹介

西戸崎駅


西戸崎駅

 香椎線の起点駅で、ホームには0キロポストがあります。

日豊本線(小倉〜中津)

51.8km (1時間05分)

この区間は、日中は813系3両編成でワンマン運転を行っています。ラッシュ時などは415系、811系も運転されています。


415系

 簡単な車窓

駅周辺をのぞいて、田園風景が車窓の中心になりますが、海の近くを通ることもあります。

 主な駅・周辺の観光地・ご当地グルメの紹介

中津駅


中津駅

国鉄時代に高架化されたようです。どこかガランとしています。

筑豊本線(若松〜折尾〜原田)

若松線(若松〜折尾)10.8km (20分)
福北ゆたか線(折尾〜桂川)34.5km(50分)
原田線(桂川〜原田)20.8km(30分)

かつては全線を直通する列車も運転されていましたが、折尾〜桂川間が電化された後は、ほぼ上記の3つの区間に分かれて運転されています。

若松〜折尾間はキハ47が運転されていますが、10月からは蓄電池で動く819系が運転開始し、一部を置き換えるそうです。

折尾〜桂川間は813系、817系で運転されています。813系も817系にあわせた白黒のデザインになっています。この区間の列車の多くは桂川駅から篠栗線に乗り入れ、博多駅まで運転されます。

桂川〜原田間はキハ31が1両で運転されますが、クロスシートの大部分がロングシート化された車両が使われます。篠栗線(次項)開通前は筑豊と博多や長崎を結ぶ唯一のルートだったため大変賑わったそうです。が、篠栗線開業後はメインルートからはずれ極端な閑散区間でしたが、原田駅周辺の宅地開発が進むと利用者が増え、最近は増発も行われています。新たな役割を得た印象です。


筑豊本線の車両

 車窓

若松を出て折尾までは海の近くを走りますが、背の高い建物があって海はほとんど見えません。

折尾を出ると、のんびりとした田園風景の中を走ります。途中の飯塚までは複線ですが、ゆっくりとした速度で走ります。

桂川を出ると急にひなびた感じとなります。長いトンネルで山を越え、しばらく走ると市街地となり、西鉄や住宅が増えてくると原田に到着です。

 主な駅の紹介

若松駅


若松駅

かつては石炭を積んだ貨物列車が多数運転されていましたが、今はこじんまりとした駅になっています。15分くらい歩くと若戸渡船があり、戸畑(鹿児島本線)に出ることが可能です。(下記参照)

若松駅周辺・若戸渡船へ

若松駅周辺は海沿いが遊歩道として整備され、途中には往時の建物などが残されています。門司港にも負けないスポットです。前方に若戸大橋が見えてきますが、そのほぼ真下には若戸渡船の乗り場があります。(徒歩15分)


若松駅から若戸渡船

若戸渡船についてはこちら。

直方駅


直方駅

今は建て替えられ、橋上駅舎になっています。

桂川駅


桂川駅

筑豊本線(原田方面)と篠栗線(博多方面)との分岐駅です。この駅は「けいせん」と呼ぶのですが、何ともひねくれた読み方です。

篠栗線

博多〜桂川 26.9km (35分)

筑豊本線の折尾〜桂川間と併せて「福北ゆたか線」なる愛称があります。筑豊から博多への通勤路線となっています。

車両は筑豊本線と同じです。

 主な駅のご紹介

長者原駅


長者原駅

篠栗線と香椎線とが直交する地点にある駅です。国鉄時代はここに駅はありませんでした。

久大本線(久留米〜由布院)

久留米と大分を結ぶ九州横断路線で、「ゆふ高原線」なる愛称があります。当ページでは久留米〜由布院間を扱います。(由布院駅は含まず)

久留米〜由布院 99.1km (2時間20分〜3時間)

キハ47・200・125で運転されています。いずれも外観が大きく異なります。



久大本線の車両

 車窓

久留米から乗ると、まず耳納山地や筑後川を眺め、杉河内(すぎかわち)付近で見える「慈恩の滝」(見えるのは一瞬です)、豊後森あたりで見える「伐株山(きりかぶやま)」が見どころです。


久大本線の車窓

 主な駅のご紹介

田主丸駅


田主丸駅

 駅のホームや駅前にカッパの像があり、町の中心部にもカッパの像がたくさんあるそうです。

夜明駅


夜明駅

 久大本線と日田彦山線との分岐駅で、今は無人駅となっています。駅前は狭いので、駅舎の写真を撮るのはかなり工夫がいります。

日田駅


日田駅

 

天ヶ瀬駅


天ヶ瀬駅

川沿いを歩くと、露天風呂がいくつもあります。駅名標の漢字表記の横に不気味な文字が書かれていますが、かの国の訪問客が多いんでしょうか?

天ヶ瀬温泉

天ヶ瀬駅付近を流れる玖珠(くす)川沿いにホテルや旅館が立ち並び、玖珠川の河川敷にある露天風呂が有名です。「バラの湯」という共同浴場もありますが、こちらは温泉街でなく国道沿いにあります。(駅から徒歩15分)


天ヶ瀬温泉

豊後森駅


豊後森駅

 駅近くに扇形の機関庫が残されています。

豊後中村駅


豊後中村駅

 歩行者専用としては日本一長い「"夢"大吊橋」へは、バスで20分ほどですが、本数が少なく不便です。

九重"夢"大吊橋

歩行者専用のつり橋で、雄大な景色を眺めることができることから、大人気のスポットになっています。長さ390メートル、地面からの高さは273メートルで、いずれも日本一です。(訪問時) 吊り橋ということで揺れますが、揺れが怖くて往復できない方向けにバスが運行されています。豊後中村駅から日田バス「九重登山口」行き(始発は豊後森駅)に乗り「筌の口(うけのくち)」下車、徒歩5分。豊後中村駅からのバスの所要時間は25分ほどですが、途中の道路が渋滞するため、定時運行できないこともよくあるようです。


九重夢大吊橋

日田彦山線

小倉〜田川後藤寺〜日田(83.3km 2時間半。正式には城野〜夜明)

小倉駅を発車し、城野駅までは日豊本線を走ります。日豊本線と分かれると、山の中に入っていきます。途中の田川伊田(たがわいだ)・田川後藤寺というあたりは、かつて炭鉱で栄えた地域で、列車からも炭鉱の設備や、炭鉱へと続く線路の跡が見えたりします。ここを過ぎる山越えに差し掛かり、長いトンネルを過ぎると山間に開けた田んぼを見ながら走ります。

キハ47が全線で、キハ125が田川後藤寺以南で使われています。

日田彦山線

 主な駅のご紹介

田川後藤寺駅


田川後藤寺駅

広い構内から、かつては石炭を積んだ貨物列車で賑わっていた頃がしのばれます。

後藤寺線

新飯塚〜田川後藤寺(13.3km 20分)

かつて、筑豊本線と日田彦山線を結ぶ路線はたくさんあったのですが、後藤寺線はその中で唯一、JR線として生き残っている路線です。

新飯塚(しんいいづか)駅を博多方面に発車すると、すぐに筑豊本線と分かれ、田んぼの中を走ります。途中の下鴨生(しもかもお)駅を出ると上り勾配となり、石灰岩(?)の採石場をいくつか見かけます。このあたりからは下り勾配となり、田んぼの中に民家が増えてくると終点の田川後藤寺(たがわごとうじ)駅に着きます。田川後藤寺駅は構内が広く、炭鉱で栄えた時代を偲ばせます。


田川後藤寺線の車窓

2017/12/29 更新