秋田・岩手県のJR線の旅
以下の地図中の駅名・路線名などをクリックしてみてください。なお、黒線の路線はJR以外の路線なので青春18きっぷでは利用できません。
青森・(函館)方面 | ||
酒田・新潟・仙台方面 | 仙台方面 | |
東北本線(一ノ関〜盛岡)
一ノ関〜盛岡 90.2km(1時間35分程度)。毎時1本程度運転
車両
701系(ロングシート車)で運転されます。本数は少ないですが、釜石線へ乗り入れる列車や、北上線関係の送り込み列車(北上発一ノ関行きのみ1日1本)はボックスやリクライニングシートを備えているので、ロングシートが嫌な方は狙ってみてはいかがでしょうか?
車窓
駅周辺以外は田んぼが中心ののんびりした景色が多いです。
主な駅紹介
一ノ関駅
当駅では必ず乗り換えになります。
一ノ関駅の駅そば
「かけそば」を注文してみましたが、具はネギだけでした。
平泉駅
世界遺産に登録された中尊寺の玄関口に当たります。訪問時は駅舎は改装中でした。
中尊寺金色堂
ここに説明が表示されます。
駅からはかなり離れていてバスでのアクセスとなりますが、バスを降りてさらに歩かなければなりません。金色堂の中は撮影禁止だったので画像はありません。
北上駅
花巻駅
宮沢賢治の故郷そして知られ、市内には宮沢賢治関係の資料館もあります。
花巻駅の駅そば
待合室(改札外)にあり、ホームからも利用できます。普通の立ち食いそばというかんじです。画像は「きつねそば」ですが、きつねの感じが少し異なります。(味はそう変わらない)
矢幅駅
現地の地名は「矢巾」ですが、駅名は「矢幅」です。2015年頃に訪問し、その後も複数回当駅を通りましたが、その度に手を合わせていました。
盛岡駅
岩手県の県庁所在地の駅です。東北新幹線が盛岡までだった頃は在来線ホームには立ち食い蕎麦屋などがあり賑やかでしたが、今では在来線ホームに店舗はなく(たぶん)、さびしい感じになりました。
ここより北(八戸・青森方面)はいわて銀河鉄道線となりますが、改札は完全に分離されています。花輪線の列車もいわて銀河鉄道のホームに発着します。
盛岡駅の駅そば
メニューを見て、でっかいきつねが載ったそばを食べてみました。味は普通です。北改札を出てIGR改札の近くにある店で食べたものです。
大船渡線(一ノ関〜気仙沼)
一ノ関〜気仙沼 62.0km(1時間30分)2〜3時間に1本程度。
地図上の線形から「ドラゴンレール大船渡線」という愛称があります。
車両
キハ100が1〜2両で走っています。
車窓
駅周辺以外は田んぼの中を列車は走ります。
主な駅紹介
千厩駅
折壁駅
気仙沼駅
東日本大震災で大きな被害を受けた街ですが、駅自体は高台にあって被害を免れたようです。大船渡線盛方面、気仙沼線柳津方面へのバス(BRT)が発着しています。(2013/7)
気仙沼ホルモン
気仙沼駅前で自転車を借りて復興屋台村へ行き、その中にある店でいただきました。(現在は閉店)
ホルモン焼にも味は付いていますが、さらにソースをかけて食べるそうです。いただいた店では、キャベツがおかわりできるそうですが、直後に混んで来たので食べてすぐに出ました。
大船渡線BRT(気仙沼〜盛)
気仙沼〜盛 43.7km(1時間25分)。1〜2時間に1本程度運転。
東日本大震災で被災した鉄道設備にアスファルトを敷いて仮復旧したもので、現在は普通のバスが走ります。とはいっても、普通の道路を通る区間もあるので、ダイヤ通りに運転できないことが多いです。
現在は気仙沼〜陸前高田〜盛、陸前矢作〜陸前高田〜盛、気仙沼〜上鹿折(ミヤコーバス鹿折金山線)の3系統があります。ミヤコーバス鹿折金山線は平日6往復、土休日4往復の運転で、気仙沼駅・鹿折唐桑駅では乗り場が異なります。
道路が開通したとか新規のバス停の開業などで頻繁にダイヤが変わっています。最新のダイヤを確認の上でご利用ください。
車両
通常のバスが使われています。
こんな車窓です。
東日本大震災の被害が多かった地域を走ります。かさ上げ工事は終わったようで、街づくりが始まっています。
主な駅紹介
かつての駅舎(待合室だけの場合も含む)が残っている場合は、それを駅舎(または駅入口)としています。
鹿折唐桑駅
東日本大震災の津波で壊滅的被害を受けました。今はここにBRTのバスが発着しています。(撮影は2013年7月)
上鹿折駅
BRT代わりのミヤコーバスの鹿折金山線でアクセスします。バス停から鉄道時代の駅へは5分くらい歩きますが、線路に松のような木が生えているなど荒れ放題です。
鹿折金山
このあたりにはかつて金山があり、ここで採れた金は奈良の大仏や中尊寺金色堂に使われたそうです。1970年ごろに閉山し、資料館にはその当時の採掘器具などが展示されています。その横には小さな神社がありますが、モンゴルから贈られたという巨大岩塩が祭られています。
気仙沼駅からミヤコーバス鹿折金山線で終点「金山」下車、鹿折金山資料館まで徒歩2分。または上鹿折バス停から徒歩30分。
長部駅
国道48号沿いにあり、気仙沼方向には「ここまで津波が来た」という表示があります。周辺には数件の民家があります。同じ地点に「上双六」というバス停もありますが、このバス停を通るバスは1日3本です。
奇跡の一本松(駅)
東日本大震災時の大津波にも耐えたという松の木が残されています。(2013/7) 大船渡線BRTの「奇跡の一本松」バス停から徒歩10分くらい。
陸前矢作駅
今は盛方面のバスのみが折り返します。鉄道駅からBRT駅へは1キロ以上離れていますが、今後、鉄道駅があったところにBRTの乗り場を設けるそうで、そのための資材が鉄道駅に置かれていました。(2018/7)
栃が沢公園駅
かつて陸前高田駅があったところで、陸前高田駅が現在の場所へ移転した後にこの駅名になりました。周辺は画像にあるように陸前高田市の市役所があります。(2019/7)
陸前高田駅
かさ上げ工事によって作られた新しい市街地に新たに設けられました。駅のそばには追悼施設も設けられています。
下船渡駅
かつての駅舎がBRTになっても使われています。
大船渡魚市場駅
「大船渡市魚市場」(徒歩5分)のために設けられた駅です。ここではセリの様子を見学できる他、港の周辺を見渡せる展望デッキ、東日本大震災当時の写真などが展示されたところもあります。レストランでは個性的な料理を楽しむことができます。
盛駅
大船渡線の終着駅で、三陸鉄道と接続しています。(2015/7)
釜石線(花巻〜釜石)
花巻〜釜石 90.2km(2時間10分)。2〜3時間に1本程度運転。
エスペラント語による副駅名が各駅に付けられています。
車両
キハ100で運転されています。2両編成が多いです。
車窓
しばらくは田んぼが中心ですが、徐々に高度を上げていきます。遠野駅を過ぎると勾配が急になり、峠を越えるといわゆる「オメガカーブ」を通り、車窓画像にあるように下っていく線路が見える区間もあります。さらに坂を下り、家々が増え始めるともうすぐ釜石です。
主な駅紹介
土沢駅
宮沢賢治の名作「銀河鉄道の夜」の始発駅となった駅だそうで、それを説明する表示板もあります。
東和温泉
道の駅と「フォルクローロいわて東和」と併設されています。当サイトでは「東和温泉」で紹介していますが、入口には「日高見の霊湯・東和温泉」、パンフレットには「花と緑と安らぎの湯 東和温泉」と書かれていて、キャッチフレーズがいろいろあるようです。
単純温泉(低張性弱アルカリ性高温泉)。ロッカーは脱衣所のものが使えます。石鹸・シャンプーはあり。釜石線土沢駅(花巻駅から4つ目)から徒歩15分。
宮守駅
遠野駅
釜石線の中心駅です。民話の里として知られています。
陸中大橋駅
今では駅舎もない駅ですが、かつてはこのあたりで鉄を採掘していて、その遺構も残っています。
釜石駅
JR線は、いわゆるスイッチバックになっています。そのためか、駅名標に次の駅名が書かれてないんでしょう。
釜石駅の駅そば
改札外の待合スペースの一角にあります。盛岡駅などと同じ業者が運営していると思います。
釜石ラーメン
釜石の製鉄所の従業員やその家族に食されてきたラーメンです。超細麺にしょうゆ味のあっさりしたスープが特徴です。
釜石駅を右手に6〜7分のところにある「釜石はまゆり飲食店街」(仮設の商店街)にある「こんとき」というラーメン屋でいただきました。駅前の「サンフィッシュ釜石」でも食べることができますが閉まる時間が早いです。
山田線(盛岡〜宮古)
盛岡〜宮古 102.1km。(2時間15分) 本数は僅少
車両
キハ110で運転されます。
車窓
山深いところを走ります。
主な駅紹介(一部駅は観光地なども紹介)
上米内駅
駅周辺は、山の中の小さな集落といった感じです。盛岡駅からの一部の列車が折り返します。
茂市駅
周辺は静かなたたずまいです。かつては岩泉線が接続していました。
宮古駅
駅前はバスターミナルになっていて、周辺には立派なスーパーがあります。
横山八幡宮
市街地にある神社で、この町が「みやこ」と呼ばれるようになる昔話がこの神社に伝わっています。宮古駅から徒歩10分くらい。(2019/7)
宮古市魚菜市場
獲れたての魚介類を買うことができたり、それらを使った料理を食べることができる場所です。ホヤやカキもその場で食べることができます。宮古駅から徒歩10分くらい。上記の横山八幡宮とは方向が異なります。(2019/7)
北上線
北上〜横手 61.1km(1時間15分)。2〜3時間に1本程度。
仙台から秋田へ向かう場合、距離的には北上線を経由するのがもっとも短くなります。
車両
キハ100が1〜2両で運転されています。
車窓
北上駅を出ると、すぐに東北本線と分かれます。しばらくは民家もありますが、だんだんと減ってきて山の中に入って行きます。やがて、錦秋湖(きんしゅうこ)というダム湖に沿って走るようになり、途中で錦秋湖を渡ることもありますが、渡っている様子が青春18きっぷのポスターに度々登場しています。その後、秋田県に入って、山を抜けると終着の横手駅です。
主な駅紹介(一部駅は観光地なども紹介)
柳原駅
北上駅から北上線の列車に乗り、最初の停車駅がここ柳原駅です。周辺は賃貸っぽいマンションなどや割と新しい一軒家が多く見られます。この駅から徒歩7〜8分の所に「快活CLUB北上店」があり、旅行中の夜明かしに利用できます。
ゆだ錦秋湖駅
駅名にある「錦秋湖」は、駅から少し離れているようです。
ほっとゆだ駅
「ほっとゆだ」とは駅構内にある温泉銭湯のことで、その温泉銭湯の名前が駅名になっているようです。静かな山里にある駅ですが、高校生の利用が多いです。
ほっとゆだ
北上線のほっとゆだ駅構内にあります。浴室に列車の接近を知らせる信号機があることでも有名です。(信号が点灯するのは、午後6時までのようです。)
ナトリウム、カルシウム−硫酸塩、塩化物温泉。脱衣所に大き目のロッカーがあり(荷物は着替えと一緒に入れる)、石鹸などの備え付けはなかったと思います。
田沢湖線
盛岡〜大曲 75.6km(1時間30分)。運転本数は僅少。全線通しで運転する列車(途中の田沢湖駅で乗換えとなる場合も含む)は大曲方面が4本、盛岡方面は3本です。
秋田新幹線も田沢湖線を走ります。
車両
701系5000台が2〜4両で運転されています。数は少ないですが、ボックスがあります。
車窓
盛岡を発車すると、すぐに新幹線からの線が近付き、この線に合流します。この後しばらくは、盛岡の市街地を進み、やがて農村風景となります。赤渕(あかぶち)駅と次の田沢湖駅までが田沢湖線のいちばんおススメな所です。民家はほとんど見かけなくなり、山の中を走って行きます。線路が2本に分かれると「大地沢信号場」さらに「志度内信号場」を通ります。民家が現れ、市街地になると田沢湖駅に到着です。田沢湖を出ると、山の間の平地をのんびりと走ります。
主な駅紹介(一部駅は観光地なども紹介)
雫石駅
駅前は「ここは北海道か?」と思えるくらいの雰囲気です。
赤渕駅
盛岡駅から田沢湖線の列車に乗ると、岩手県の最後の駅がこの駅です。(2015/7)
田沢湖駅
おそらく秋田新幹線開業時に造られたと思われる不釣合いな巨大な駅舎を持ち、駅前からは田沢湖畔や周辺の温泉地へのバスが発着します。
田沢湖
山の中にある静かな湖です。深さは日本一で、「たつこ」伝説で有名です。田沢湖畔へは田沢湖駅(田沢湖線)からバスで15分くらい。たつこの像がある場所は最も奥の「潟尻」(潟尻が最寄バス停)にあり、田沢湖駅から30分くらいです。他に遊覧船でもアクセスできますが、全体的に公共交通機関利用者には冷たい観光地です。
角館駅
小京都で有名な角館の玄関駅です。
花輪線(好摩〜鹿角花輪)
好摩〜鹿角花輪 69.7km(1時間40分)。本数は僅少。
列車はすべて盛岡始発ですが、盛岡〜好摩間はIGRいわて銀河鉄道線を通るため、その区間の運賃650円(21.3km ぼったくりか?)が必要になります。
車両
キハ110で運転されます。2両編成が多いです。
車窓
当ページで取り上げる好摩〜鹿角花輪間は山の中を走ります。
主な駅紹介(一部駅は観光地なども紹介)
好摩駅
今は橋上駅になっています。かつては石川啄木の句が書かれた碑がホームにありましたが、今は改札口の近くに移されていました。
湯瀬温泉駅
湯瀬温泉の温泉街へは歩いて10分ほどで、温泉街には日帰りの浴場もあります。
湯瀬ふれあいセンター
湯瀬温泉の温泉街にある地元の人向けの温泉施設です。入口から入ったところが受付で、浴場は2階にあります。周辺には川が流れているのですが、その景観はなかなかのものです。
アルカリ性単純温泉。ロッカーなどはなく服を入れる籠のみなので、入浴中の人が度々浴場のドアを開けて脱衣場を見ていました。石鹸・シャンプーもなし。(1人200円だから仕方ない) 花輪線・湯瀬温泉駅から徒歩10分(「行き」は坂を下るので積雪時は要注意)
奥羽本線(新庄〜秋田)
新庄〜秋田 150.1km(2時間40分)。2〜3時間に1本程度。
車両
701系で運転されます。ボックスのある車両がわずかにあります。
車窓
新庄駅を発車すると、しばらくは田んぼを見ながら、やがて県境の山越えに差し掛かります。秋田県に入り、開けてくると遠くまで広がる田んぼを眺めることになります。大曲駅からは新幹線の線路(標準軌)が合流し、幅の異なる線路が並んで走ります。一部山の間を走ることがありますが、ほとんどは田んぼが広がり、そのまま秋田に着きます。
主な駅紹介(一部駅は観光地なども紹介)
及位駅
山形県と秋田県との県境近くにあるさびしい駅です。「のぞき」と読みますが、山岳修行が盛んだった時代に宙吊りになって崖にある横穴を覗き込む修行があり、それが地名の由来になっているそうです。
横手駅
訪問時(2010年9月)は橋上化工事中のため、仮駅舎での営業となっています。「横手やきそば」で有名になり、駅周辺にも焼きそばを食べることができる飲食店がありますが、平日の昼間となれば殆どが閉まっています。
横手やきそば
焼きそばの上に半熟の目玉焼きが載せてあり、福神漬が添えてあるのが見た目の特徴です。横手やきそばを出している店は、専用の幟があり、横手駅周辺にも店はいくつかあるのですが、行くのならお昼時か夕方、土休日がおすすめです。
大曲駅
スタンプにあるように花火で有名な町です。
秋田駅
駅近くには、桜で有名な千秋公園など、見所が多いです。
千秋公園(せんしゅうこうえん)
かつて久保田城があったところが公園として整備されています。秋田駅から徒歩圏なので、列車の待ち時間があるときにでもいかがでしょうか? 秋田駅から歩いて10分くらい。
羽越本線(酒田〜秋田)
酒田〜秋田 104.8km(2時間)。日中は僅少。
車両
701系で運転されます。すべてロングシート車です。
車窓
日本海の眺めが中心になり、反対側は晴れていれば鳥海山を眺めることもできます。
主な駅紹介(一部駅は観光地なども紹介)
象潟駅
展望温泉 眺海の湯(道の駅象潟)
国道7号沿いにある道の駅象潟の中にある温泉で、いつも混雑しています。浴場からは日本海を眺めることが出来ます。
ナトリウム−塩化物強塩泉。貴重品を入れる小さなロッカーがあるのみで、着替えや大きな荷物を入れるロッカーはありません。石鹸・シャンプーが備え付けられています。象潟駅から徒歩20分。羽越本線・象潟駅でレンタサイクルを借りられるのなら、それを利用するのがベストです。また「きらきらうえつ」で象潟駅まで行く場合には、車内備え付けの割引券が利用できます。(350円が300円に。)
象潟(きさかた)
かつては松島のような景勝地で、松尾芭蕉もその景色を称えたそうですが、その後に起こった地震により地盤が隆起し、海だったところが地面になってしまいました。今では田んぼの中の膨らんでいる所に松が生えていて、当時をもの語っています。
象潟駅(羽越本線)から歩いて20〜30分くらい。無料のレンタサイクル(象潟駅待合室の一角にある観光案内所が受付窓口になっている)が借りられるのなら、それを利用するのがベストでしょう。
とはいえ、付近には案内表示がなく非常にわかりにくいです。自転車で10分くらいの所にある「道の駅」の展望所から眺めるのが無難だと思います。
羽後本荘駅
桂根駅
かつては信号場だった駅で、列車が停車するのは朝夕のみになっています。それでも僅かながら利用者はいるようです。
羽後牛島駅
駅前(駅舎の反対側)に団地があり、そこに住む人が利用するようです。そのためか、きっぷ売り場などはホーム(島式)にあります。
奥羽本線(秋田〜東能代)
秋田〜東能代 56.7km(1時間)。1〜2時間に1本程度。東能代より先へ向かう列車はもっと少ないです。
車両
701系で運転されます。すべてロングシート車です。
車窓
秋田駅を出て、追分駅あたりまでは住宅地の中を進みます。追分駅で分岐した男鹿線としばらく併走しますが、田んぼや畑ではなく荒地の中を走ります。その後は再び田んぼが中心の車窓となり、進行方向左手には八郎潟(干拓のため、川のようにしか見えません)が見えるようになります。
主な駅紹介(一部駅は観光地なども紹介)
土崎駅
秋田港の最寄り駅です。当駅から秋田港へは歩いて35分ほどかかります。
追分駅
男鹿線が分岐する駅です。市街地にあり、2018年夏の甲子園を多いに沸かせた金足農業高校も当駅が最寄りです。
大久保駅
地元のタクシー会社が駅業務を受託しているようです。
八郎潟駅
秋田方面からの列車の半分くらいが当駅で折り返します。駅前からは大潟村(八郎潟干拓地)へのバスが発着しています。
森岳駅
東能代駅
バスケの町、能代市のはずれにあります。五能線の能代駅が能代市の中心のようで、東能代発能代行きの1駅だけの列車が多数設定されています。
男鹿線(追分〜男鹿)
追分〜男鹿 26.4km(40分)、秋田〜男鹿 39.4km(1時間)。1〜2時間に1本程度。
男鹿半島の中心都市である男鹿への路線です。蓄電池車両も走る路線です。(当サイトでは画像なし)
車両
キハ40が2両編成で走っています。置き換え間近です。
車窓
追分を発車すると西へ進みます。終点の男鹿まで市街地を進むので海は見えません。
主な駅紹介(一部駅は観光地なども紹介)
天王駅
営業しているかわからないようなスーパーが駅前にあります。
船越駅
住宅地の中にある駅です。
男鹿駅
新しい駅舎が2018年7月にオープンしました。屋上は展望広場になっていて、駅周辺を少し高い所から眺めることができます。旧駅舎もしばらくは見れそうです。
「道の駅おが」ほか(駅周辺)
男鹿駅を出て正面の道を3分ほど歩くと道の駅男鹿があり、その横にかつての貨物線のモニュメントがあります。なまはげの像は旧駅舎の横にあり、ボタンを押すと「怠け者はいないか〜」といううなり声を聞くことができます。
三陸鉄道リアス線
盛〜釜石 36.6km(55分)。2〜3時間に1本程度。
釜石〜宮古 55.4km(1時間30分)。2〜3時間に1本程度。
宮古〜久慈 71.0km(1時間40分)。2〜3時間に1本程度。
2019年3月からは東日本大震災で不通になっていたJR山田線の一部(釜石〜宮古)も引継ぎ、第3セクターの鉄道としては最長の営業距離を誇ります。釜石〜久慈間を直通する列車は少なく、釜石駅や宮古駅で乗り継ぎになることが多いです。平日でも団体客が多いので、「のんびりローカル線の旅」を期待する方にはお勧めしません。
車両
さんろく(36)型が使われています。
車窓
海沿いに走る路線ですが、全体的にリアス海岸の半島の付け根をトンネルでショートカットすることが多いので、海が近くに見えるところは少ないです。
主な駅紹介(一部駅は観光地なども紹介)
恋し浜駅
日中の列車が3分程度止まり、ホタテの貝殻に願い事を書いたり、少し遠くに見える海の景色を楽しむことができます。(2019/7)
陸中山田駅
JR山田線の線名になっている駅です。東日本大震災で大きな被害を受け、今は三陸鉄道の駅となっています。駅から徒歩10分の所にある「鎮魂と希望の鐘」にはかつて当駅に設置されていた大きな時計が展示されていて、画像ではわかりにくいですが津波が襲来した時間(3時27分)で時計が止まったままになっています。(2019/7)
岩泉小本駅
小本津波防災センターが駅舎を兼ねていて、1階に切符売り場(乗車券は硬券)や待合室があり、2階以上には子供向けの図書館などの施設が入居します。岩泉や龍泉洞へのバスがここから出ていて、この駅のキャッチフレーズも龍泉洞から来てるのでしょう。
2015年に「岩泉小本」という駅名に変わっています。
龍泉洞
岩泉町にあり、日本三大鍾乳洞の1つも数えられています。宇麗羅(うれいら)山に降った雨がしみこんでできた鍾乳洞です。鍾乳洞の中には、いくつもの水路があり、地底湖として神秘的な光景をなしています。また、これらの水は、岩泉に住む人々の飲み水にもなっています。三陸鉄道の小本駅からバスで30分。(本数は多くありませんし、龍泉洞を経由しない便も朝夕に多いです。)
ここに説明が表示されます。
さらに行くと、地底湖にたどり着きます。第1〜3まであるのですが、ここでは第3と第1地底湖を載せています。これらは、透明度が高いことで有名です。
龍泉洞から湧き出た水を使った飲み物も、龍泉洞の売店ほかで飲むことができます。下画像は、龍泉洞の水で作ったコーヒーです。(泊まっていたホテルでいただきました。)
田野畑駅
駅舎は、「カンパネルラ田野畑」と呼ばれています。
北山崎展望台
三陸海岸屈指の景勝地です。第1〜3展望台があり、それぞれに違った景観を楽しめます。田野畑駅・普代駅からバスで30分くらいです。(バスは4〜10月くらいまで運行。年によっては乗り合いタクシーのこともあります。)
普代駅
この駅からも、北山崎展望台へのバスが出ています。
IGRいわて銀河鉄道線
盛岡〜目時 82.0km(1時間30分)。全線通しの運転は僅少。
目時駅が始終着の列車はなく、青い森鉄道に乗り入れ八戸まで運転されます。が、最近は盛岡〜八戸間を通しで運転する列車はかなり減らされています。
車両
JR東日本からもらった701系で運転されています。自社で発注した車両もあり、こちらはボックスもあります。(下画像)
主な駅紹介(一部駅は観光地なども紹介)
青山駅
青春18きっぷでは行けない駅ですが、盛岡市の市街地にあります。徒歩10分くらいにネットカフェがあり、夜明かしによく利用しました。
厨川駅
金田一温泉駅