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松島・石巻・南三陸エリアのJR線の旅

以下の地図中の駅名・路線名などをクリックしてみてください。

東北本線(仙台〜一ノ関)・陸羽東線の情報は「宮城山形編」、東北本線(一ノ関以北)・大船渡線の情報は「秋田岩手編」をご覧ください。

仙台・山形方面盛岡・釜石方面
松島・石巻・南三陸エリアのJR線の旅 仙石線 本塩釜 松島海岸 松島 牛たんカレー 高城町 松島駅から高城町駅へ歩く 野蒜 矢本 蛇田 陸前山下 仙石東北ライン 石巻線 前谷地 石巻 石巻焼きそば いしのまきまんがロード 渡波 万石浦 沢田 女川 女川温泉ゆぽっぽ 女川町地域医療センター・女川カレー(女川復幸カレー) 気仙沼線 のの岳 柳津駅 気仙沼線BRT
山形・福島方面(太平洋)


本ページの範囲

仙石線(あおば通〜石巻)

あおば通〜石巻 49.0km(1時間30分程度)。全線通しは毎時1本程度運転

起点のあおば通駅から離れるほど本数が減っていきます。

車両

205系(4両)で運転されます。


仙石線の205系

 車窓

しばらくは市街地を走りますが、東塩釜を出ると松島湾に沿って走るようになります。このあたりは東北本線も併走し、東北本線より山側を走ることもあります。高城町を出ると東日本大震災で被害を受けた地域を走ります。

 主な駅紹介(一部駅は観光地なども紹介)

あおば通駅


あおば通駅

仙台駅から400メートルほどしか離れておらず、近くを走る地下鉄との乗換駅として機能しているようです。

本塩釜駅


本塩釜駅

高架駅ですが、ホームは4両分しかなく不釣合いな印象です。震災から4ヶ月ほどたった時に訪問しましたが、津波などのつめ跡が残っていました。

松島海岸駅


松島海岸駅

ホームに立てば、遠くに日本三景松島の景観を見渡すことができます。(2011/7)

松島

松島湾に浮かぶ島々の眺めが日本三景の一つになっています。以下の画像は、遊覧船から撮影したものです。遊覧船のりばは松島海岸駅から左手に歩いて5分くらい。遊覧船は塩釜港(マリンゲート塩釜・最寄駅は本塩釜駅)からも発着しています。


松島

牛たんカレー

仙台名物牛タンを使った手軽な料理だと思います。よく煮込んであるためか、牛タンがすごく柔らかかったです。

松島海岸(仙石線)の駅前にある店(店名は不明・「牛たん」というでっかい看板があるので、すぐにわかるはず。)で食べることができました。5〜6人入るといっぱいになるような店でした。


牛タンカレー

高城町駅


高城町駅

住宅地の中にある小さな駅です。東北本線の松島駅まで徒歩10分です。

松島駅から高城町まで歩く

松島駅と高城町駅(Yahoo!地図より)

上のヤフー地図を参照ください。下のいい加減な路線図では、松島駅から松島海岸駅の方が近そうですが、実際には歩いて行くにはちょっと遠いです。(2キロくらい。徒歩30分)

松島付近のいい加減な路線図

松島駅から高城町駅を目指します。まずは駅正面の道を歩きます。行ったのは震災4ヶ月後でしたが、このあたりは被害は大きくなかったようです。

松島駅を出発

200メートルほど歩くと、割と大きな交差点に出ます。前方に橋が見えますが、すでに仙石線の線路が見えています。(右側に架線柱が写っている)

200メートルほど歩くと交差点に出る。

この橋を渡ります。下画像は橋からの眺めです。(川の上流側を眺めている)

橋を渡る

橋を渡り終えると、すぐに右側に分かれる道があるので、右に曲がってこの道を通ってください。(近道です)

橋を渡るとすぐに右へ曲がる

しばらく歩くと、仙石線の線路に沿うようになります。未舗装になることもありますが、気にせず歩きましょう。

その道を行くと未舗装になるけど・・・

すると、2車線の道と交差しますが、

仙石線の線路に沿って歩く

この道を越えると、高城町の駅ホームが見えてきます。

高城町が見えてくる

さらに歩くと、高城町駅に着きます。松島駅から10分程度です。

野蒜駅


野蒜駅

旧駅は震災時に壊滅的な被害を受け、内陸部に移されて復旧しました。駅前には住宅が建ち始めています。(撮影は2019/7)

矢本駅


矢本駅

東日本大震災後に仙石線が不通になっていた頃は、この駅と松島海岸駅を代行バスが結んでいました。(撮影は2013/7)

蛇田駅


蛇田駅

石巻市の市街地にある駅です。(撮影は2019/7)

陸前山下駅


陸前山下

製紙工場への貨物線が分かれます。(撮影は2019/7)

仙石東北ライン(仙台〜石巻)

仙台〜石巻 47.2km(1時間30分)毎時1本程度。

従来は直通できなかった東北本線と仙石線の間に渡り線を設置し、直通できるようにしたものです。しかしながら東北本線は交流電化、仙石線は直流電化であることから渡り線は非電化とされ、新製したハイブリッド気動車で運転されています。

車両

HB-E210系が2〜4両で走ります。ボックスもありますが、ロングシートが多い車両です。


仙石東北ライン

石巻線(小牛田〜女川)

小牛田〜女川 44.7km(1時間20分程度)。1〜2時間に1本程度運転。

車両


石巻線のキハ110

 こんな車窓です。

発車してしばらくは田んぼの中を走ります。石巻を出ると、時折海に沿って、また千石浦という湖(文献によっては「海」と表現しているものもある)に沿って走り、トンネルを抜けると終点の女川です。

 主な駅紹介(一部駅は観光地なども紹介)

前谷地駅


前谷地駅

石巻線と気仙沼線が分岐する駅です。周辺は小さな町の中心のようです。今は、駅前から気仙沼線のBRTが発着するようになりました。(2013/7)

石巻駅


石巻駅

石巻市の中心部にあります。石巻市出身の漫画家・石森章太郎氏の作品に出てくるキャラクターの像が駅前の通りに置かれていて、観光スポットにもなっています。

石巻焼きそば

独特な麺を使った焼そばで、目玉焼きが載っています。そのままでも十分食べられますが、地元の人はさらにソースをかけて食べるようです。

石巻駅の正面の道を3分ほど歩いた「藤や食堂」様でいただきました。玉子や肉を抜いた財布にやさしい焼きそばもありますが、どうせなら全部入った「特製焼そば」を食べてみてください。


石巻焼きそば

いしのまきマンガロード

宮城県出身の漫画家・石ノ森章太郎氏が生み出したキャラクターの像が道路沿いに置かれています。石巻駅がスタート地点で、駅の中にも像を見かけます。


いしのまきマンガロード

渡波駅


渡波駅

石巻〜女川間では唯一、交換設備のある駅です。住宅地にあり、利用者も多いようです。(撮影は2019/7)

万石浦駅


万石浦駅

「万石浦」という駅名ですが、住宅地の奥まったところにこの駅はあります。(撮影は2019/7)

沢田駅


沢田駅

万石浦という汽水湖の近くにあり、養殖時に出たと思われる大量の貝殻が積み上げられているのに驚きました。(撮影は2019/7)

女川駅


女川駅

石巻線の終点です。東日本大震災で大きな被害を受けましたが、高台に移転して営業を再開しています。(2015/7 駅前のみ2019/7)

女川温泉ゆぽっぽ

女川駅の2階部分にある日帰り温泉です。休憩室などがやたら広いのがおすすめです。列車の待ち合わせ時間にでもいかがでしょうか?

カルシウム・ナトリウムー塩化物泉(低張性アルカリ性温泉)。ロッカーは指定されたものを使用。石鹸・シャンプーの備えは有り。

 

さんまパン

駅前の店で売られています。すぐに食べるのであれば、店の方で温めてくれます。その名の通り、さんまの味がするパンです。(2019/7)


さんまパン

女川町地域医療センター

女川にある病院です。病院が観光地になるのも変ですが、ここからは女川の街を見下ろすことができる他、「大きな地震が来たら逃げてください」という地元中学生による石碑を見ることもできます。ここはすでに高台にあるのですが、震災時には1階部分まで津波がやってきたそうです。女川駅から徒歩10分くらい。女川駅から右前方に見えています。高台にあるので、登り坂が大変かもしれません。(2015/7)


女川町地域医療センター

女川カレー(女川復幸カレー)

東日本大震災時の炊き出しのカレーが元になったカレーです。

「女川町地域医療センター」内にある「さんさん亭」でいただきました。ホタテ、エビ、イカがトッピングされていて見た目も面白いです。(2015/7)


女川復幸カレー

旧女川交番

駅正面の道を歩き、店舗が途切れる辺りにあります。(徒歩5分くらい)震災時の津波で引っくり返ったままで残っています。(2019/7)


旧女川交番

気仙沼線

前谷地〜柳津 19.3km。

前谷地〜気仙沼間の路線ですが、東日本大震災による津波の被害を受け、海から離れた前谷地〜柳津間だけが復旧されています。柳津〜気仙沼間はBRTで仮復旧されています。(次項に記載)

車両

キハ110が1〜2両で運転されます。(石巻線と共通です。)


キハ110

 車窓

田んぼの中を走ります。割と近年になって開業しているので、高架も多いです。

 主な駅紹介

のの岳駅


のの岳駅

前谷地〜柳津のほぼ中間にあります。平仮名交じりの駅名ですが、近くにある山の名前が駅名の由来になっているそうです。(撮影は2019/7)

柳津駅


柳津駅

現在の気仙沼線の終着駅です。ここから気仙沼方面に列車が走る日は来るのでしょうか?(2013/7)

気仙沼線BRT(前谷地〜気仙沼)

前谷地〜気仙沼 72.8km(2時間30分)。1時間に1本程度。最近は前谷地まで乗り入れる便は減っています。

被害を受けた気仙沼線の設備を一部使用してバスを走らせているものです。運転本数自体は震災前より増えて地元の方々には歓迎されているようですが、一般道路を走る箇所も多いため所要時間では劣ります。全線乗り通すと2時間半かかりますが、バスの中にトイレはありません。可能な限り乗車前に済ましておきましょう。

車両

高性能のバスですが、見た目には普通の路線バスです。


気仙沼線BRT
ここに説明が表示されます。

 車窓

津波被害を受けた所を何度も通ります。復旧復興も進んでいますが、見ていて痛々しく感じるところもあります。

BRTということで、他では見られない特徴的な設備があります。私の知る限り、一般道路と交差する部分、専用道内でのバスどうしの交換(行き違い・すれ違い)のために設置されているようです。

道路との交差:
バスどうしの交換(信号なし):
バスどうしの交換(信号あり):
気仙沼線BRT
ここに説明が表示されます。

 主な駅紹介(一部駅は観光地なども紹介)

志津川駅


志津川駅

次項の「さんさん商店街」に併せて移転してきたそうです。現在はプレハブの待合室になっています。

南三陸さんさん商店街


南三陸さんさん商店街

復興事業により誕生した商店街で、スーパーマーケットや雑貨店のほか、飲食店やみやげ物店もあり旅行客にもありがたい場所です。敷地内にモアイ像があるほか、見晴台からは漁港などを見渡せ、かさ上げ工事の様子を感じ取ることもできます。近くには鉄骨だけ残っている「南三陸町防災対策庁舎」もあります。

余談ですが、訪問したのは朝8時半頃で観光客はいなくて助かりましたが、コンビニ以外開いていませんでした。

本吉駅


本吉駅

当駅は震災の被害は受けていないようで駅舎は残っています。ただ、かつてあった跨線橋がなくなっていました。

サイトマップ

2019/9/15 更新