北海道&東日本パス(普通列車限定)
JR東日本・JR北海道、IGRいわて銀河鉄道(盛岡〜目時)、青い森鉄道(目時〜八戸〜青森)、北越急行(六日町〜犀潟)の普通列車自由席に乗り放題になるきっぷです。東北北海道へ向かう場合は、青春18きっぷよりもおトクだと思うくらいです。
↑画像のきっぷはかなり前に使ったもので、現在とは利用条件が異なっています。
利用期間・発売期間、価格、発売箇所について
乗り放題エリア、利用できる列車について
ちょっとした旅行プラン(東京発着)
ちょっとした旅行プラン(他の交通手段で東北北海道へ行き、そこから本券を使用)
こんな使い方もできます。
余談
北海道&東日本パス北海道線オプション券について
利用期間・発売期間、価格、有効期間、発売箇所について
青春18きっぷと同じような利用期間(青春18とは多少異なる)です。
発売期間 | 利用期間 | |
---|---|---|
春季 | 2月20日〜4月16日 | 3月1日〜4月22日 |
夏季 | 6月20日〜9月24日 | 7月1日〜9月30日 |
冬季 | 12月1日〜1月4日 | 12月10日〜1月10日 |
価格、有効期間、発売箇所
11330円(こども5560円)。連続した7日間有効。
JR東日本、JR北海道管内の駅のみどりの窓口、指定席券売機、旅行会社などで発売。
乗り放題エリア、乗れる列車について
乗れる列車は先述のようにJR東日本・JR北海道全線、IGRいわて銀河鉄道(盛岡〜目時)、青い森鉄道(目時〜八戸〜青森)、北越急行(六日町〜犀潟)の主に普通列車(快速含む。以下同じ)の普通車自由席(乗車券のみで乗れる列車)です。
乗り放題エリアの詳しい路線図は
でご覧ください。JR東海・西日本のエリアは利用できませんので気を付けて。
普通列車の普通車自由席以外には
普通列車の普通車指定席は、指定席券を買えば利用できます。普通列車のグリーン車自由席はグリーン券を買うことで利用できますが、グリーン車指定席には乗れません。
急行列車は、急行券と必要な料金券(指定席券、グリーン券、寝台券)を買えば利用できますが、2021年現在、定期列車での「急行」は運転されていません。
北海道新幹線(新青森〜新函館北斗)は、特定特急券を買えば利用できます。(空いている席を利用可)←余談もご覧ください。
奥羽本線の新青森〜青森間のみ利用の場合に限り、特急・急行列車の普通車自由席、全車指定席の普通・快速列車の空いている席を利用できます。
石勝線の新夕張〜新得間は、この区間のみ利用の場合に限って特急・急行列車の普通車自由席を利用できます。
上記以外の特急(新幹線含む)は利用できません。利用する場合は特急券などと乗車券も必要になります。
ちょっとした旅行プラン(東京発着)
東北を1周
東京から青森(盛岡・八戸経由)へ行き、青森、弘前、秋田などを観光し新潟周りで東京へ。
札幌まで往復
東京から青森(盛岡・八戸経由)へ行き宿泊、翌日に札幌へ、その後旭川・富良野・美瑛などを観光して、再び東京へ。
青函を含む移動は、後述のオプション券を利用すると移動効率が上がります。
ちょっとした旅行プラン(他の交通手段で東北北海道へ行き、そこから本券を使用)
仙台空港到着後(東北の観光列車乗りつぶし)
仙台駅から青森に行き、次の日以降に「リゾートしらかみ」などに乗り、周辺を観光しながら新潟空港から戻る。
新千歳空港到着後
到着時間にもよりますが、次の日に札幌や旭川へ行き、道東や道北へ。新千歳空港に戻って帰るもよし、本州に渡って仙台空港などから戻るのもいいでしょう。
こんな使い方もできます。
7日間利用する場合は、1日当たり1619円となり、この場合は46キロ以上の距離を往復すると元が取れることになります。(JR東日本・幹線の場合。以下同じ)
5日間利用する場合は、1日当たり2266円となり、この場合は61キロ以上の区間を往復すると元が取れます。
旅行でなくても、続けて通う必要のある出張や講習などでの移動に使えると思います。
余談
いくら「北海道新幹線(新青森〜新函館北斗)は、特定特急券を買えば利用できる」といっても、新青森〜新函館北斗間の特急料金は4000円と高額で、座れたとしても、その席の指定券を持った人が現れたら立ち去らなければなりません。
個人的には港へのアクセスに難がありますが、本州・北海道間の移動には青森〜函館間・八戸〜苫小牧間のフェリーをおすすめします。
大阪から出発される方は、Peachの関空〜仙台・新千歳・新潟・釧路便や新日本海フェリーの格安きっぷを利用すると安く上がります。きっぷは現地で購入可能。仙台空港駅では本券は入手できないので、名取駅へ行って買いましょう。
北海道&東日本パス北海道線特急オプション券
有効期間内の「北海道&東日本パス」と併用することで、北海道新幹線の普通車の空いている席、北海道内在来線特急の自由席を利用できます。
1枚6110円(こども3050円)で1日有効(乗り放題)です。北海道&東日本パス本体は7日間有効なので、最大で7枚(回・日)利用可能になります。
発売・利用期間、発売箇所は北海道&東日本パスと同じです。(特急オプション券は8月1〜20日、12月28〜1月6日は使えないようです)
参考:主な区間の自由席特急料金・特定特急料金
北海道新幹線部分は「特定特急料金」、北海道内の在来線特急は「自由席特急料金」になります。
以下の特急料金は新函館北斗駅での乗り継ぎ割引を適用した料金(★)、旭川駅で改札口を出ずに乗り継ぐ場合の料金(◆)です。
主な区間 | 料金 |
---|---|
新青森〜新函館北斗 | 4000円 |
★新青森〜札幌 | 5320円 |
★新青森〜南千歳 | 5210円 |
函館・新函館北斗〜札幌 | 2640円 |
函館・新函館北斗〜南千歳 | 2420円 |
札幌〜旭川 | 1830円 |
◆札幌〜稚内・網走 | 2640円 |
旭川〜稚内・網走 | 2420円 |
札幌・南千歳〜釧路 | 2640円 |
新青森〜札幌間では元は取れず、旭川くらいまで行かないと元は取れないようです。時刻表上では新青森から稚内・網走・釧路まで1日で乗り継げます。