青春18きっぷと大阪からの普通列車の旅〜Local Train Trip.
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なつかしの国鉄車両

キハ58

国鉄時代の外観 JR化後は
観光(団体)列車や特急列車に改造
 あまるべロマン
 こがね(仙台地区)
 トロQ列車(大分地区)
 あそ1962(熊本地区)

この車両で運転された列車を他のページでも取り上げています。

他の形式

キハ52 165、167、169系電車 50系客車

 

キハ28・58(一部キハ65)

急行型気動車として急行列車はもちろん、普通・快速列車として活躍した車両でしたが、2010年3月にその役割を終えました。

「キハ58型」と書くのが正しいようですが、ここでは「キハ28+58」「2858(にーはちごーはち)」などと表記します。以下で紹介している画像には、同趣旨の車両であるキハ65も含みます。

 国鉄時代の外観

2010年1月に撮影した高山本線(富山〜越中八尾間)で運転されていた編成で、国鉄時代はこんなデザインでした。


キハ28+58
ここに説明が表示されます。

山陰エリアでは、運用終了まで国鉄時代のデザインのまま活躍しました。末期は「とっとりライナー」「石見ライナー」という快速列車に使われていました。


とっとりライナー

 

 JR化後は様々なデザインになって運転された車両

JR化後は、所有する会社や地域ごとに様々なデザインに変更されて運転されました。以下でその一部をご紹介します。

 JR東日本の盛岡地区


盛岡地区

乗った時は夏でしたが、このエリアでは冷房が入らないので、窓を全開にしていました。その分、ローカル線の旅を堪能できました。

 JR東日本の秋田地区(奥羽本線快速3969D、3936D)

秋田〜鹿角花輪(花輪線)間を走っていた列車で、かつては急行「よねしろ」として運転されていましたが、快速列車になった後も同じ車両・区間で運転され続け、ロングシートの車両が多い中、この列車は文字通り「青春18で乗れるおいしい列車」でした。2008年3月に、秋田〜大館間が701系に、大館〜鹿角花輪間がキハ110に置き換えられました。以下は運転されていた当時の時刻です。

奥羽本線快速3969D、3936D

※ 急行「よねしろ」として運転されていた頃の画像です。

 JR四国


四国

 JR九州


JR九州

このタイプの車両は、窓側の座席にも肘掛が付いているのですが、このエリアではなぜかありませんでした。

 

 観光(団体)列車や特急列車に改造された車両

キハ65と一緒に特急用に改造されたり、21世紀に入ると、観光列車などに改造された車両もありました。

 快速「あまるべロマン」

JR化直後、大阪と鳥取を福知山線経由で運転する特急がなくなっていたこともあって、設定されたのが「エーデル鳥取」号で、キハ58のほかキハ65から改造されました。車内はリクライニングシートになり、展望車もありました。その後、智頭急行が開業したこともあって2000年ごろに運転終了し、その後は急行「だいせん」で使われ、これも2004年ごろに運転終了しました。

その後、「あまるべロマン」(下画像)という臨時快速列車に使われ、餘部鉄橋の架け替えもあって大人気の列車になりました。当時は展望車も自由席だったので、展望車は大混雑でした。その後は全席指定となり、2008年ごろを最後に運転されなくなり、2009年ごろにはオリジナルの2858を使った「あまるべマリン号」が運転されました。



キハ28+58 
あまるべマリン
 

 こがね(仙台地区)

かつては団体専用でグリーン車だったそうです。その後、普通車に格下げになり、「こがねふかひれ」「ゆけむりこがね」といった臨時列車で運転されました。3両編成で、1・3号車には展望室があります。画像はかつて、「ゆけむりこがね」として運転されていた時のものです。


こがね

 トロQ列車(大分地区)

マイカーで由布院を訪ねる人向けに設定されたそうで、マイカーを南由布駅に置いてもらって南由布〜由布院間をこの列車でアクセスするよう案内されていました。ゆっくりと走るので、由布岳などの車窓を思う存分楽しめました。

大分〜由布院に1往復、由布院の隣の南由布〜由布院に5往復運転されていました。キハ58とキハ65に、貨物車を改造したトロッコ車両3両を挟み込んで連結していました。


トロッコ列車・トロQ列車

1 2A 2B
普通車両
キハ58 569
トロッコ
トラ74319
トロッコ
トラ72792
トロッコ
トラ74858
普通車両
キハ65 36
大分・南由布←→由布院

 あそ1962(熊本地区)

使用車両が製造されたという昭和30年代を楽しんでもらおうという列車でした。熊本駅と宮地駅を週末を中心に1往復運転されていました。

外観:
車内:

ここに説明が表示されます(一部)

キハ52

急勾配に対応できる両運転台車両がなかったことから、長期にわたって急勾配のある路線で使われていました。が、最後に残った大糸線での運用が2010年3月に終了し、過去のものとなりました。


キハ52

JR化当時で「古い車両」という印象があり、走行中はもとより停車中もエンジン音がうるさく、乗り心地も悪かったです。

 

165、167、169系電車

 かつては急行列車として活躍、近年は普通・快速列車として、一部は車内をグリーン車並みに改造して夜行列車で活躍していましたが、昭和40年代前半までに作られた車両が多く、老朽化のために徐々に数を減らしてきました。そして、2003年の10月頃に、全国から姿を消しました。


165、167、169系

50系客車

かつては全国で走っていた赤い50系客車ですが、最後まで残った筑豊本線も電化により2001年10月に姿を消しました。


筑豊本線の50系客車

 姿を消したと思ったら…

北海道を走る「くしろ湿原ノロッコ号」の車両は、50系客車(北海道向け)を改造したものです。特に1号車は、外観こそ変わっていますが車内は当時のままです。

 

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2019/11/18 更新