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東海道本線の旅 豊橋〜静岡〜沼津

以下の地図中の駅名・路線名などをクリックしてみてください。

松本・長野方面
路線図・東海道本線 豊橋〜静岡〜沼津 由比
名古屋・大阪方面(太平洋)東京方面


本ページの範囲

東海道本線 豊橋〜浜松

この区間は、名古屋近郊の車両と静岡地区の車両が混在します。豊橋駅や浜松駅の発車案内で、4両であれば転換クロスの車両、3両や5両であればロングシートの車両であることが多いです。

 使用車両

313系、311系(クロス)、313系2000台、211系5000台(ロング)

 車窓

豊橋を出ると、新幹線が右側に併走します。しばらくすると新幹線は左側に移り、右側には国道1号が現れ、道路沿いにホテルなどが立ち並んでいる様子がうかがえます。その向こうに大きな鳥居が見えると、まもなく浜名湖を鉄橋で渡り、弁天島(べんてんじま)駅に到着。弁天島を出ると、もう一度鉄橋を渡り浜松へと向かいます。浜名湖を2度渡りますが、すぐ近くに国道や新幹線が走っているため、景色はあまりよくありません。

 主な駅紹介(一部駅は観光地なども紹介)

新居町駅


新居町駅

北側に浜名湖が広がり、湖岸には浜名湖競艇があります。そこの利用者と思われるガラの悪そうなおっさんが目立つ駅です。

 

弁天島駅


弁天島駅

ホームのそばを新幹線が走り、駅の南側にはホテルが立ち並び、北側は住宅地になっています。駅自体は浜名湖に浮かぶ島の中にあり、両方向とも発車するとすぐに浜名湖を渡ります。

浜松駅


浜松駅

浜松駅の駅そば

階段を下りて、新幹線乗り換え口の横にあります。だしは関東風です。かけそばを注文すると、カマボコとかつおぶしが入っていました。このあたりは、蕎麦にかつおぶしを入れるのが定番なんでしょうか? また、「自笑亭」という店名も意味ありげです。


浜松駅の駅そば「自笑亭」にて

 

浜松餃子

餃子の消費量が日本一という静岡県浜松市のご当地グルメです。浜松駅の「メイワン」といういかにもJR東海らしいネーミングの駅ビルの7階レストラン街にある「五味八珍」というお店でいただきました。下画像は「浜松餃子定食」で、餃子が丸く盛り付けてあるのが面白いです。一人席もあり、一人でも入りやすいと思います。

朝早く出発すると、浜松あたりでお昼時になることも多いかと思いますが、その時にでもいかがでしょう?


浜松餃子の五味ハ珍

 

東海道本線 浜松〜静岡〜沼津

 車両

313系2000台、211系5000台(ロング)。311系(クロス) 。311系は非常に少ないです。また、可能性は低いですが、313系の3000台(ボックス・身延線の項参照)に当たることもあります。373系の運転もあります。(373系については「おいしい列車」参照。)


313系2500台

 車窓

浜松を発車し、次の天竜川駅を過ぎると天竜川を渡ります。その後、袋井(ふくろい)駅までは市街地が続きますが、少しずつ山に入っていく雰囲気です。このあたりはお茶の産地ということで、山にへばりつくような茶畑を多く見かけます。金谷駅を出て、左側に大井川鉄道が分かれていくと、次に大井川を渡ります。その後は、静岡のベッドタウンという感じになり、島田(しまだ)、藤枝(ふじえだ)、焼津(やいづ)といった駅を通り、トンネルを一つ越えると、まもなく静岡(しずおか)駅です。

静岡を出ると、清水(しみず)まで私鉄が併走します。清水を過ぎると、右に海が広がります。由比(ゆい)付近では、山が海近くにまで迫り、東名高速、新幹線、国道1号、東海道線が併走する様は迫力があります。富士川(ふじがわ)駅を通るとすぐに富士川を渡り、天気が良ければ左側に富士山が見え、沼津(ぬまづ)付近まで眺めることができます。

 主な駅紹介(一部駅は観光地なども紹介)

掛川駅

東海道新幹線も停まる駅(「こだま」だけですが)で、他にも天竜浜名湖鉄道も乗り入れています。


掛川駅

 

島田駅

静岡市のベッドタウンという感じです。駅の南には大井川が流れていて、大井川に架かる蓬莱橋は世界一長い木製の橋としてギネスブックに登録されています。


島田駅

 

蓬莱橋

大井川にかかる木製の橋で、およそ900メートルあり、世界最長の木橋としてギネスブックに登録されています。「長い木の橋」は「長生きの橋」と発音が同じなので、お年寄りに人気だそうです。渡った先からは坂道がどこまでも続いていて(どこまで続いているかは不明)、途中には七福神の像が置かれています。


蓬莱橋
ここに説明が表示されます。

島田駅(東口)から徒歩15分。または島田駅東口からコミュニティーバス(タクシー)島田駅東線(1日3往復)にのって「宝来町」下車、徒歩5分。

地図はこちら ヤフー地図より・・・「アピタ」のすぐ下の川を横切る細い線が蓬莱橋。

 

焼津駅


焼津駅

「焼津くろしお温泉」があり、駅前にも足湯があります。漁業の町でもあり、駅にも船の旗のようなものが飾られています。

サンライフ焼津(やいづ黒潮温泉)

焼津市の海の近くにある温泉施設です。露天風呂もあり、施設の中には簡単なレストランもあります。東海エリアは温泉施設が少ないのですが、その中にあって本格的は施設です。「焼津市勤労会館」と併設されています。

ナトリウム・カルシウム-塩化物泉。やや塩辛いです。ロッカーは脱衣所のものを使用(大きな荷物は入らない)。石鹸・シャンプーあり。


サンライフ焼津

アクセスについて

歩いてなら、焼津駅から15分。(地図はこちら ヤフー地図より

バスの場合は、駅を出て一番左にある1番のりばから焼津市自主運行バス「ゆりかもめ」(水色のバス)に乗り3分くらい、「サンライフ焼津」で下車。帰りは「さつき」(「ゆりかもめ」と逆方向のバス。黄色)に乗ってください。ただし、1〜2時間に1本程度しかないので、利用する場合はご注意を。また、お盆や年末年始は運休になる日があります。


焼津市自主運営バス

このバスは「しずてつジャストライン」が受託し、「しずてつジャストライン」で通用する各種カードが運賃支払いに使えます。「しずてつジャストライン」は、この地域では珍しく「スルット関西」に加盟し「ピタパカード」を発行しているため、「ICOCA」を運賃支払いに使用できます。「ICOCA」と相互利用可能なカードも使用できます。

 

静岡駅


静岡駅

 

静岡駅の駅そば

静岡駅のホームにあり、列車が着いた時にはたくさんの人が食べています。ここでは、いちばん安い「かけそば」を食べてみました。


かけそば(静岡駅)

 

草薙駅


草薙

訪問時、駅は工事中でした。

清水駅


清水駅

駅前は整備され、随分と近代的になっています。「清水エスパルス」の本拠地であり、「ちびまる子ちゃん」の作者のふるさとということで、それらに関する施設も駅周辺にあります。

清水もつカレー

静岡県のこの地域のグルメです。本来の「もつカレー」とは少し違うようですが、清水駅前の「COCO壱番屋」でもっとも手軽に食べることができます。豚のもつと細いコンニャクがメインの具です。


清水もつカレー

 

羽衣の松(三保の松原)

「羽衣の松」伝説で有名な海岸です。晴れていれば富士山も見え、世界遺産・富士山の構成遺産にもなっています。

清水駅から東海大三保水族館前行きバスに乗り、「羽衣の松入口」で下車、徒歩15分。


三保の松原・羽衣の松

三保の松原 ヤフー地図より

 

興津駅


興津駅

静岡方面からの一部の列車が当駅で折り返します。熱海方面からは当駅が始発の列車に乗り継げるわけですが、ホームの移動が必要になります。

由比駅


由比

駿河湾で獲れるサクラエビで有名です。駅前にも「サクラエビ通り」とのアーチがあります。

富士駅


富士駅

駅周辺は工場が多く、駅で列車を待っていると貨物車を多く見かけます。

東田子の浦駅


東田子の浦駅

晴れていれば富士山の景色が素晴らしいそうです。

沼津駅


沼津駅

御殿場線が分岐する静岡県東部の拠点駅です。駅前には西武百貨店があるなど、随分大きな町のようです。

沼津駅の駅そば

沼津駅のホームにあり、列車が着いた時にはたくさんの人が食べています。下記で紹介している御殿場駅と同じ事業者が運営しているため、湿ったネギも含め中身は同じです。ここでは「かきあげそば」を食べてみました。

なお、JR東日本エリアの立ち食いそばで同じものを食べると、100円以上高いと思う(品質はいいと思われます)ので、安く済ませたい方はこのあたりで食べておきましょう。


沼津駅

 

飯田線(豊橋〜飯田)

愛知、静岡、長野県にまたがり200キロにも及ぶ長大ローカル線です。18きっぱーにも人気です。当ページでは豊橋〜飯田(飯田駅は含まず)を扱います。

 車両

車両は213系(クロス)・313系3000台(ボックス)が中心ですが、中央本線(松本方面)に乗り入れる列車を中心に313系1000台(クロス)も走ります。


313系と213系

 車窓

豊橋を西方向に発車すると複線を走り、しばらくは東海道本線と併走します。途中の信号場までは名鉄と共用になっているため、名鉄の列車とすれ違うこともあります。豊川を過ぎると単線となり、のんびりとした景色が中心になります。新城(しんしろ)駅を出ると徐々に山の中に入っていき、川に沿って走るようになります。中部天竜付近で天竜川沿いに出ると、すぐに天竜川と離れ、長いトンネルを抜けて水窪(みさくぼ)の町へ出て、さらに長いトンネルを抜けて大嵐(おおぞれ)駅で再び天竜川沿いに出ます。この後は飯田市街に入るまで天竜川の近くを走り、天竜川の様々な姿を楽しむことができます。

 主な駅紹介

豊川駅


豊川駅

豊川稲荷の最寄り駅で、歩いて5分くらいです。駅入口から改札階への階段の天井は、豊川稲荷の鳥居をイメージしたんでしょうか?

豊川稲荷

きつねの狛犬で有名な神社です。


豊川稲荷

豊橋駅から飯田線に乗り豊川駅で下車、徒歩10分。

地図はこちら ヤフー地図より

 

新城駅


新城駅

橋上化工事のためか、このような無残な駅舎になっていました。駅周辺は小ぢんまりとした市街地です。

本長篠駅


本長篠駅

湯谷温泉駅


湯谷温泉駅

駅周辺は住宅地で、その中に温泉宿がいくつかあります。日帰り温泉もあります。(次項)

鳳来ゆーゆーありいな

飯田線の湯谷温泉駅の徒歩圏にある温泉施設です。プールも併設されています。

ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉(低張性中性温泉) 湯谷温泉駅から閑静な道を15分ほど歩きます。シャンプー・石鹸はあり。


鳳来ゆーゆーありいな

湯谷温泉駅(Yahoo 地図より)…上のほうへスクロールしていき、「能登瀬」と書かれたあたりにあります。

 

中部天竜駅


中部天竜駅

静岡県内にある駅で、当駅を始終着とする列車があるなど飯田線の拠点の駅です。かつては「佐久間レールパーク」があり、当時の痕跡も残っています。

水窪駅


水窪駅

駅は高台にあり、周辺の集落へは坂を下って行くか急な階段を下りることになります。何もない所ですが、個人的にはおすすめな駅です。

小和田駅


小和田駅

雅子さまの旧姓が「小和田」(読みは「おわだ」)ということで一躍有名になり、今でもその頃の痕跡が残っています。長野県・愛知県・静岡県境にあり、駅からは細い道が延びるだけの寂しい駅です。

平岡駅


平岡駅

駅施設は「ふれあいステーション龍泉閣」(温泉・宿泊施設)の一部になっています。

龍泉の湯(ふれあいステーション龍泉閣)

飯田線の平岡駅に併設されている「ふれあいステーション龍泉閣」の4階にあります。(ちなみに3階には宿泊施設、2階は駅改札口と地元の農産物などを売る店、1階はレストラン) 使用する湯は近くの温泉から持ち込んだものだそうです。

アルカリ性単純温泉。平岡駅の改札を出て左、店内の通路を進むとエレベーターがあり、そのエレベーターで4階に上がり、さらに左に進むと券売機があるので、300円で入浴券を買い、脱衣所の入口付近の箱に入れてください。脱衣所の入口に貴重品用の小さなロッカー(無料)があるだけで、大きな荷物は脱衣所の棚の上に置くしかありません。改札口の左側にフロントがありますが、併設の宿泊施設のものですので無視しても問題ありません。シャンプー、石鹸はあり。


ふれあいステーション龍泉閣・飯田線平岡駅
ここに説明が表示されます。

 

天竜峡駅


天竜峡駅

駅を出て左手に天竜川が流れ、そこが駅名の通り「天竜峡」です。1時間くらいで回れるハイキングコースもあります。

天竜峡

天竜峡駅から徒歩1分。ハイキングコースもあります。川下りもあります。


天竜峡

天竜峡温泉交流館

かつて宿泊施設だった所を改装した施設です。地元の公民館のような役割もあり、また、受付の人も愛想がないのでよそ者には利用しにくいかもしれません。たいていの日帰り温泉では入口に入浴券の自販機がありますが、ここにはなく、受付の人に入浴する旨を告げてお金を払って入ります。

単純弱放射能温泉という泉質で、「若がえりの湯」とも呼ばれているようです。天竜峡駅から坂の多い山道を10分ほど歩くと着きます。(地図参照)シャンプー、石鹸はあり。入口付近にロッカーがあり、そこに荷物などを置いて、脱衣所には最低限のものだけを持ち込むようにしましょう。脱衣所にはロッカーはありません。シャンプー、石鹸はあり。


天竜峡温泉交流館
ここに説明が表示されます。

天竜峡温泉交流館の位置図(Yahoo 地図より)

 

身延線

静岡と甲府を結ぶ路線で、特急列車も運転されています。富士〜西富士宮間は複線です。

 車両

313系3000台(ボックス)、313系2000台(ロングシート)。

一応の見分け方(100%断言はできないが)は、列車番号にGがついているのはワンマン運転で2両編成(313系3000台・ボックスあり)、Mの場合は313系2000台(ロング)です。全線通しの列車は2〜3両での運転ですが、3両の場合は間違いなく313系2000台(ロングシート)です。一応の見分け方(100%断言はできないが)は、列車番号にGがついているのはワンマン運転で2両編成(313系3000台)、Mの場合は313系2000台です。


313系3000台

 車窓

富士駅を逆方向に発車し、富士・富士宮の市街地を走って行きます。進行方向右側には、建物の間から富士山が見えることがあります。西富士宮駅を過ぎると上り勾配となりますが、後方に富士山の雄姿を心行くまで楽しめるところがあります。

その後は、富士川に沿って走り(下画像)、市街地になってくると終点の甲府駅です。

 主な駅紹介

富士宮駅


富士宮駅

少し高いところへ行けば、富士山の雄姿を眺めることができます。最近は、「焼きそば」で町おこしをしていることでも有名です。

富士宮の焼そば

静岡県富士宮市は、焼そばで町おこしをしている町で、焼そばの店がたくさんあります。麺はやや固めで、豚肉、イカ、エビなど具だくさんです。富士宮駅の中にも、立ち食い風の焼きそば屋があり、「とりあえず富士宮焼そばを食べたい」という方はこちらが便利です。


富士宮の焼そば

 

富士山本宮浅間大社

身延線の富士宮駅から歩いて12分ほどにある富士山を崇める神社です。こちらも世界遺産・富士山の構成遺産にもなっています。


富士山浅間大社

富士山浅間大社 ヤフー地図より

 

身延駅


身延駅

身延線の中心駅です。徒歩圏には身延寺があります。

鰍沢口駅


鰍沢口駅

甲府からの半数の普通列車が、当駅で折り返します。

東花輪駅


東花輪駅

小井川駅


小井川駅

南甲府駅


南甲府駅

開業時からの重厚な駅舎を今も使っています。島式ホーム1面のみですが、留置線がいくつかあってホームとは踏み切りで行き来するようになっています。駅周辺は、住宅地でコンビニなどは見当たりません。

善光寺駅


善光寺駅

甲府から出発した場合は、中央本線と分かれてすぐの所にあり、中央本線を走る列車をホームから眺めることができます。中央本線の酒折駅とは徒歩圏です。(詳細は酒折駅の項に記載予定)

青春18きっぷで出かけよう サイトマップ

2021/1/16 更新