東海道本線の旅 米原〜豊橋
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東海道本線 米原〜大垣
県境をはさむ区間なので、本数は少なめです。また最近は、この区間のみ運転の列車が多くなっています。
乗っているだけではわかりませんが、関が原〜大垣間は垂井(たるい)経由と新垂井経由の2経路があります。新垂井経由は現在は下り(大阪方面)の特急列車や貨物列車のみの運転で、青春18きっぷで乗れる列車はありません。なお、新垂井駅は廃止になっています。
- 営業キロ 35.9km
- 所要時間 35分
- 1時間あたりの運転本数 2本
使用車両
313系、311系。(いずれもクロス。)313系は、3000台(ボックス)が走ることもごくたまにあり。
車窓
米原から東はJR東海の管轄となり、車両のデザインや車内の雰囲気がガラリと変わります。冬季は雪が積もることでも有名で、冬場に乗るとまた違った景色を楽しめるでしょう。
米原駅を発車すると、すぐに高いところを走るようになり、北陸本線の線路を越えます。その後は、山の間の狭い平地を何度もカーブしながら進んでいきます。進行方向左側には、伊吹山がそびえます。山を抜けると、右側に大きな車庫が現れ、大垣(おおがき)駅に到着です。
主な駅紹介(一部駅は観光地なども紹介)
近江長岡駅
ホームからは、伊吹山の雄姿を眺めることができます。
柏原駅
大阪方面からは、滋賀県(近畿地方)最後の駅になります。
関ヶ原駅
関が原の合戦場への駅です。駅周辺にも東首塚(下参照)などの史跡があります。
東首塚(関ヶ原の戦いの史跡)
駅から西方向に歩くとあります。徒歩7分程度。「首塚」とは、荒削りに言うと関ヶ原の戦いで命を落とした武士を祀った場所です。「西首塚」というのもあるそうです。
大垣駅
大きな車庫があり、当駅を始終着とする列車が多いです。青春18の旅でも、この駅で乗り継ぎになることが多いです。
奥の細道終焉の地
大垣は「奥の細道」の結びの地ということにちなんで、大垣駅近くから「結びの地」まで、川に沿って道中に読まれた句碑が置かれています。句碑を眺めながらゆっくり歩くと往復で2時間くらいかかります。
ここに説明が表示されます。
水の都 大垣
大垣市は、たくさんの湧き水があることでも有名だそうです。下画像の「高屋稲荷神社」は大垣駅から徒歩3分くらいなので、時間を作って行ってみては?
東海道本線 大垣〜名古屋〜豊橋
名古屋の中心エリアで、快速列車が多く運転されています。
- 営業キロ 116.4km
- 所要時間 1時間25分
- 1時間あたりの運転本数 4本(快速系のみ)
使用車両
313系5000台(下画像)が中心で、6両編成(ラッシュ時は最大8両)で快速、新快速、特別快速に使用されます。313系5000台この車両はすべての座席が方向転換できるという優れものです。大垣〜岡崎あたりは利用者が多いです。
また、夕ラッシュ時に金山始発の米原行き快速がありますが、余裕を持って金山駅で並んでおきましょう。
車窓
大垣駅を出ると、しばらくは樽見鉄道が左側に併走します。岐阜(ぎふ)に近づくと、揖斐川、長良川といった大きな川を、岐阜を出て木曽川(きそがわ)駅付近で木曽川を渡ります。名古屋(なごや)が近づくと左側に名鉄が近づき、名古屋を超えて熱田(あつた)付近まで近くを走ります。このあたりは名古屋の中心で、背の高いビルが立ち並びます。
熱田の先は徐々に郊外の雰囲気に変わってきます。岡崎(おわざき)を過ぎると田んぼが中心となり、蒲郡(がまごおり)付近では右側に三河湾が見えます。左手に名古屋鉄道と飯田線が併走するようになると、もうすぐ豊橋(とよはし)に到着します。
主な駅紹介(一部駅は観光地なども紹介)
岐阜駅
岐阜県の県庁所在地で、高山本線が分かれていきます。
尾張一宮駅
名古屋駅
以前より「大きな駅だ」という印象でしたが、今は画像にあるように2つ並んだビルを含む巨大な駅ビルが建ち、名古屋を象徴する場所にもなっています。スタンプの文句は「金の?が天下をにらむ名古屋城の駅」です。(?の部分は不明)
名古屋駅の立ち食いきしめん店
名古屋名物のきしめんを食べることができます。各ホームにありますが、ホームによって店名が異なるようで、メニューも異なるかもしれません。下画像は5・6番線にあった店で一番安かった「きしめん」で、かつおぶしと通常の半分くらいのきつねがのっていました。名古屋といっても、この店はどちらかというと関西風のだしを使っていました。
名古屋城
名古屋のシンボルともいえる城です。金の鯱が有名です。
メーグル(名古屋観光ルートバス)で15分くらい。(日中は30〜60分間隔) 地下鉄でアクセスすることもできます。
名古屋の栄
周辺にデパートなどがあり、名古屋でもっとも賑やかな場所だと思います。「SKE48」というアイドルグループもありますが、「SKE」とは「栄」のことです。周辺にはオアシス21やテレビ塔もあります。
名古屋駅から地下鉄東山線、金山駅から同名城線で5〜6分程度。
熱田駅
かつては快速停車駅でしたが、金山駅ができてからは通過になっています。
熱田神宮
名古屋を代表する神社です。新春には初詣客で大変賑わいます。
熱田駅(東海道本線ですが快速は停まらない)から徒歩15分くらい。
大府駅
貨物列車が発着するため広い構内を持つ駅です。
岡崎駅
愛知環状鉄道が乗り入れていて、岡崎城などへ行くことができます。
蒲郡駅
海の近くにある駅ですが、海側の入口は名鉄が管理していてがっかりです。
豊橋駅
飯田線や名鉄線も同じ構内から発車します。名鉄の列車を見ると違和感を感じます。
豊橋駅の立ち食い(廃業の可能性あり)
階段やエスカレーターを上がって、周囲を見回すと見つかります。いちばん安いのを注文(「かけ」か、その名の通り「うどん」「そば」)すると、うす揚げが入っているものが出てきます。ここまで来ると、だしも関東風です。
大垣〜美濃赤坂
- 営業キロ 5.0km
- 所要時間 6分
- 1時間あたりの運転本数 1本以下
貨物輸送のための路線のようで、終点の美濃赤坂駅には貨物駅も併設されています。大垣駅を発車すると、しばらくは東海道本線を大阪方向に走りますが、急にスピードが落ちたと思うとポイントを渡って本線と分かれ、すぐに荒尾駅に着きます。その後は住宅地をしばらく走り、美濃赤坂駅に到着です。
車両
313系3000台が多いようです。大垣駅では、頭端式の3番線から発車します。
主な駅紹介(一部駅は観光地なども紹介)
荒尾駅
大垣駅から分岐している美濃赤坂支線の駅ですが、ポイントを渡って本線と分かれた直後に荒尾駅があり、駅ホームからも本線を走る列車が見えます。
駅前の踏切を渡ってすぐのところに、「御首神社」(おくびじんじゃ)という結構大きな神社があります。
美濃赤坂駅
大垣駅から分岐している支線の終着駅です。貨物駅もあるため、構内は広いです。
武豊線(大府〜武豊)
- 名古屋・大府 ←→ 武豊 日中は30分おきの運転。
大府(おおぶ)と知多半島に少し入った武豊(たけとよ・「たけゆたか」ではない)を結ぶ長い歴史のある路線で、昼間は線内のみの運転ですが、ラッシュ時などは名古屋まで乗り入れています。沿線の工場へ向かう貨物列車も運転されています。
車両
313系3000台が多いようです。ラッシュ時は313系の0台など他の編成も走ります。
車窓
駅周辺以外は田んぼの中を走ることが多いです。
主な駅紹介
緒川駅
駅前にあるイオンへ行く人の利用も多いようです。高架駅でさえぎるものがないため、武豊線を走る車両を撮るのに適当な駅だとも思います。
亀崎駅
この駅の駅舎は、現役の駅舎としては、日本で一番古いそうです。
半田駅
この駅の跨線橋(こせんきょう)はJR最古のもので、それを示す表示もあります。関係ないけど、名古屋近郊なのに駅前には「はんしん」があります!?
武豊駅
武豊線の終着駅で、ここまで乗って来る人は多くありません。武豊と書いて「たけとよ」と読みます。「たけゆたか」ではありません。