東海道本線 大阪〜米原 新快速の旅
以下の地図中の駅名・路線名などをクリックしてみてください。
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JR京都線・琵琶湖線・東海道本線(大阪〜米原)
大阪〜東京の所要時間は最短接続で9時間ほどで、米原、大垣、豊橋、浜松、熱海で乗り換えになることが多いです。乗り継ぎ回数はおおむね4〜6回で、年々増える傾向にあります。
このページでは、最初の部分に当たる大阪〜米原間を取り上げます。下表は大阪〜米原間のデータです。区間列車が多いので、大阪駅を発車する時点では下表の何倍も本数があります。
距離 | 110.5 km |
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所要時間 | 1時間23分(新快速) 1時間50分(快速) |
1時間あたりの運転本数 | 新快速が2本、快速が2本 |
使用車両 | 223系1000〜2000台、225系、221系 (いずれもクロス) |
新快速は12両編成ですが、大阪駅発車時点ではどの列車も混雑しています。時間に余裕があれば快速(221・223系 6〜12両)に乗るのもオススメです。
225系の新快速も見かけますし、223系との混結も見かけます。
大阪〜高槻(一部京都・草津)間では207・321系で運転される普通列車も運転されています。
米原駅での名古屋方面への乗り換えについて
大阪方面から名古屋方面へは乗り換えになりますが、米原駅では、大阪方面からの新快速などの多くは6番乗り場に到着し、名古屋方面へ向かう列車は8番乗り場から発車しますので、乗り換えの際はホームの移動が必要となります。
階段やエレベーター、エスカレーターを使ってホームを移動することになりますが、大勢の人が乗り換えるので、階段などが大混雑します。乗っていた車両がこれらから離れている場合は、それだけで乗換え先での座席確保が不利となります。そこで、階段やエスカレーター、エレベーターに近い車両やドアの位置を以下でお知らせします。
エスカレーター | エレベーター | 階段 | |
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12両 | 7両目後、8両目前 | 5両目後、6両目前 | 4両目後、5両目前 |
8or10両 | 5両目後、6両目前 | 3両目後、4両目前 | 2両目後、3両目前 |
上表にて、「○両目」とは、先頭車両を1両目とした場合のものです。つまり、「前から○両目」ということです。
「前」「後」とは、各車両3つの出入口ドアのうち、先頭寄りのドアを「前」、最後尾寄りのドアを「後」と表記しています。
一例として
乗車駅の発車案内に書かれている乗車位置が「白△3〜10」の場合は、8両編成なので、白△の7か8(前から5・6両目)から乗車し、米原駅に着いたら後側のドア(白△7から乗った場合)か前側のドア(白△の8から乗った場合)から降りれば、エスカレーターが近いことになります。
その他
工事などで停止位置が予告なく変更になることもありますのでご了承ください。
名古屋方面から大阪方面へ乗り換える場合、名古屋方面からの列車は2番のりばに到着、大阪方面への列車は3番のりばから発車しますが、「2番のりば」と「3番のりば」は同じホームの両側なので、ホーム移動の必要はありません。
車窓
大阪駅を発車した列車は、しばらくはビルが立ち並ぶ中を走ります。淀川を渡る直前で関空・南紀方面へ向かう列車が走る線(貨物線)が合流し、3複線で淀川を渡ります。淀川を渡ると、車庫への引き上げ線が分かれて行き新大阪駅に到着、その先で貨物線が合流し、この先はたくさんの線路の中を走ります。吹田(すいた)駅を過ぎると、吹田貨物ターミナルの広大なヤードが広がります。
千里丘(せんりおか)駅を過ぎると、吹田信号場関係の貨物線はすべて本線に合流し、複々線で住宅地を走ります。京都(きょうと)駅を出ると鴨川を渡って、すぐにトンネルに入り、抜けたあたりに山科(やましな)駅があり、さらにトンネルを越えて滋賀県に入り大津(おおつ)駅に到着です。石山(いしやま)駅を出ると瀬田川を渡りますが、琵琶湖が直接見えるのはこのあたりだけで、この後は住宅地を走ります。草津(くさつ)駅を過ぎると複線となり、車窓は田んぼが中心になりますが、最近は住宅も増えてきました。近江八幡(おうみはちまん)付近では、右側に三上山(近江富士)が見えます。彦根駅の直前で彦根城がチラッと見え、新幹線が近づいて来ると米原に到着です。
主な駅紹介(一部駅は観光地なども紹介)
「新快速の旅」というページタイトルですが、新快速が停まらない駅も載せています。
大阪駅
いうまでもなく大阪の中心駅です。最近は大阪ステーションシティーがオープンし、さらに賑わいを増しています。詳しくは「青春18きっぷで大阪へGO!」参照。
新大阪駅
大阪における新幹線駅です。こちらも終日賑わっています。
東淀川駅
新大阪駅からは1キロも離れてないところにあり、ホームに立つと新大阪駅が見えます。駅前には8本の線路をまたぐ長い踏切があり、開かずの踏み切りとして有名でしたが、今は橋上駅舎となり、踏切も廃止されました。
吹田駅
吹田市の玄関口で、駅の裏手にはアサヒビールの工場があります。
岸辺駅
大阪〜京都間ではおそらくもっとも小さな駅だったかと思いますが、最近、橋上駅となり一新しました。駅の北側は長い間更地になっていましたが、貨物駅として再スタートしました。近くには阪急や地下鉄の車庫もあり「鉄道の町」という雰囲気です。当サイト管理者が育った町でもあります。
千里丘駅
かつてはごちゃごちゃとした所でしたが、今は随分雰囲気が変わりました。
茨木駅
JRにおける万博公園への下車駅です。今でも万博公園へのバスが発着しています。
JR総持寺駅
おそらく大阪〜京都間では最も新しい駅です。近くには阪急の総持寺駅もあります。
摂津富田駅
駅周辺は工場が多かった印象ですが、それらのほとんどは住宅やショッピング関係の建物に変わっています。
高槻駅
大阪と京都の中間にある町の中心駅です。
山崎駅
大阪府と京都府の府県境にあり、それを示す表示がホームにもあります。
長岡京駅
かつては「長岡京」があったところで、それがそのまま地名になっています。
向日町駅
桂川駅
駅前にはイオンモールがあります。
西大路駅
西大路(京都の大きな道路)が駅名になっているものと思われます。最寄のバス停からは清水寺や祇園を通るバスに乗れる(京都駅ほどは混まない)ので、JR利用の方には裏ワザかもしれません。
京都駅
駅前からは京都市内の観光地へ向かうバスが発車していて、終日賑わっています。
京都の社寺へ向かうバスなどに関しては、「青春18きっぷで京都」をご覧ください。
山科駅
湖西線との乗換駅で、また地下鉄に乗り換えれば京都市の中心部や醍醐寺などへ行くことができます。
大津駅
駅から10分ほど歩くと京阪の浜大津駅があり、そこからは琵琶湖の遊覧船も出ています。
石山駅
駅前から30分くらい歩くと石山寺があります。
瀬田駅
近くに大学があるそうで、そこの学生の利用が多い駅です。
南草津駅
近年(2018年)現在、人口が増えている数少ない都道府県である滋賀県ですが、それを象徴するようなのが当駅です。JR化以降に開業し、開業当時は駅前は田んぼだったような気がしますが、今は都市化が進み、新快速まで停まるようになっています。
草津駅
滋賀県で最も利用者が多い駅だったそうですが、今では南草津駅に抜かれてしまったようです。
栗東駅
JR化後に開業した駅で、開業当時は周りは田んぼばかりでしたが、今ではご覧のように街になっています。
守山駅
琵琶湖の対岸の堅田駅とを結ぶバスが発着します。
ピエリ守山
駅からは離れますが、琵琶湖のほとりにあるショッピングモールです。変なことで一時期話題になりました。守山駅から無料送迎バスで20分くらい。湖西線堅田駅から送迎バスがあります。(所要時間は15分くらい)
野洲駅
大阪方面から当駅止まりの列車が多数運転されています。また、2019年3月に登場した「Aシート」のある新快速も当駅が始終着です。
近江八幡駅
能登川駅
昼間は無人になり、青春18で出入りする場合は駅管理システムを使用することになります。
稲枝駅
無人駅のようで、18きっぷで改札口を通る際は「改札口コールシステム」を使うことになります。
河瀬駅
地元の皆様は「新快速を停めてほしい」と思っているようですが、所要時間が長くなるため個人的には反対です。
南彦根駅
魚の顔のような橋上駅舎を持つ駅です。近くに大学があるようで、学生の利用が目立ちます。
彦根駅
米原駅
かつては東海道本線と北陸本線の接続駅として賑わい、ずっしりとした駅舎でしたが、今では上のようなコンパクトな駅舎になっています。
米原駅の駅そば(営業終了)
いちばん安い「きつねうどん」を注文しました。特別おいしい、というものではありません。各ホームにありますが、開いてないことが多いようです。