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青春18きっぷの旅(高山・名古屋近郊エリア)

以下の地図中の駅名・路線名などをクリックしてみてください。

(福井・金沢方面)富山方面 
青春18きっぷの旅(高山エリア)
大阪・東京方面松本・長野方面


本ページの範囲

高山本線(岐阜〜美濃太田)、太多線

岐阜市・名古屋市への通勤通学利用が多い区間です。岐阜から太多線(美濃太田)経由で多治見駅まで運転される列車が多いので、ひとまとめにして取り上げます。

岐阜〜美濃太田 27.3km (40分)、美濃太田〜多治見 17.8km(30分) いずれも1時間に1〜2本程度。

車両

キハ75・25で運転されています。キハ25はロングシート車が多いそうです。


高山本線・太多線の車両

 車窓

高山本線の列車は、岐阜駅の3本のホームのうち、真ん中のホームから主に発車します。岐阜駅を発車すると、すぐに高架線を降り、その後は、岐阜の市街地を駆け抜けます。鵜沼(うぬま)を過ぎると、右手に木曽川が近づき、次の坂祝(さかほぎ)付近までこの川に沿って走りますが、この付近は「日本ライン」と呼ばれる観光地です。

美濃太田駅を出ると高山方面の線路と分かれ、木曽川を渡ると山間の平地をのんびりと走ります。駅近くでは住宅が、それ以外では畑とその向うに見える山が車窓の中心になります。

 主な駅紹介(一部駅は観光地なども紹介)

鵜沼駅


鵜沼駅

名鉄の新鵜沼駅とは連絡通路でつながっていて、犬山方面へ乗り継ぐことができます。

犬山城

江戸時代以前に建てられ、天守が現存する城の一つです。国宝にも指定されています。


犬山城

名鉄線の犬山駅から徒歩15分、途中には古い町並みがあります。鵜沼駅からは犬山橋を通って徒歩30分くらい。

美濃太田駅


美濃太田駅

かつて、加茂郡太田町にあったことから「美濃太田」という駅名がついたそうです。今は美濃加茂市にあります。

美濃加茂焼きそば

高山本線の美濃太田駅の近くにあった食堂で出されていたという「焼きそば」を再現したものです。出て来た時にはソースが混ぜられてなく、必要に応じてソースをかけて混ぜて食べます。ソースをかけなくても軽く塩味です。お店の方曰く「最初はそのまま食べて、そのあとでソースをかけて食べれば2度楽しめますよ」。

美濃太田駅南口の正面の道を2〜3分歩いた所にある「扇」さまでいただくことができました。


美濃加茂焼きそば
ここに説明が表示されます。

可児駅


可児駅

太多線の中心駅で、近くには名鉄線の駅もあります。訪問時には、橋上化のため駅舎の一部に覆いがかけられていました。

姫駅


姫駅

意味ありげな駅名ですが、周辺はちょっとした集落になっています。

根本駅


根本駅

多治見駅に向かう人が多い駅です。

高山本線(美濃太田〜高山〜猪谷)

ここからが高山本線の本番です。飛騨川の渓谷や峠越えなどを楽しむことができます。

美濃太田〜高山 109.1km (2時間20〜50分) 高山〜猪谷 52.8km (1時間10分) いずれも僅少。

車両

キハ75・25で運転されています。キハ25はロングシート車が多いそうです。やや高級感のあるキハ75は下呂までの運転ということです。

車両画像は「岐阜〜多治見」をご覧ください。

 車窓

美濃太田を出ると太多線が右に分かれて行き、次の古井(こび)駅を出たあたりから木曽川の支流・飛騨川が近づき、この川に沿って列車は走ります。この先は、飛騨川の様々な姿を見ながら列車は走ります。上麻生(かみあそう)から次の白川口(しらかわぐち)あたりは、「飛水峡」という名前がついています。さらに行くと、ダムらしき施設が見え、ダムが終わるとさらに渓谷が続きます。

白川口駅を出ると、茶畑を見ることもできます。この後は、「中山七里」と呼ばれる渓谷になり、飛騨金山(ひだかなやま)、焼石(やけいし)といった駅を通ります。このあたりからは冬は雪が積もります。さらに進むと山が後退し賑やかになってきて、下呂駅に到着です。

下呂駅を発車すると、すぐに飛騨川を渡ります。河川敷には、下呂温泉の温泉街が見えます。この後は飛騨川に沿う所もありますが、少し離れることもあります。飛騨宮田(ひだみやた)を出るとダムを通り、その後は川幅も狭くなってきます。

久々野(くぐの)を出ると飛騨川と別れ登り勾配になります。そして長いトンネル(宮トンネル)を通ります。トンネルを抜けると、住宅を見下ろしながら坂を下っていきます。ある程度行くと、進行方向右側に下って来た線路が見えるようになります。この先は宮川(下流は神通(じんつう)川)に沿って走りますが、この川は日本海に注ぐ川です。飛騨一ノ宮(ひだいちのみや)駅を過ぎると住宅が増え賑やかになってきます。そしてホテルなどが見えて来ると高山に到着です。

 主な駅紹介(一部駅は観光地なども紹介)

下油井駅


下油井駅

 駅前は小さな集落です。

焼石駅


焼石駅

「焼石に水」と関係があるんでしょうか?

下呂駅


下呂駅

有名な温泉の町で、駅前やホームにも温泉が引かれています。普通列車に限れば、岐阜方面からの客の多くがこの駅で降ります。

白鷺の湯(下呂温泉)

下呂温泉の温泉街の中にあります。レトロな建物が特徴です。浴室からは、下呂の町並みが見渡せます。

単純泉。高山本線・下呂駅から徒歩10〜15分。ロッカーは有料。石鹸はなし。


下呂温泉 白鷺の湯

歩くのが面倒な方は、下呂駅から徒歩7分くらいの「幸の湯(さちのゆ)」があります。また、勇気のある方は河岸には露天風呂があり、だれでも無料で楽しめます。


下呂温泉

 

久々野駅


久々野駅

高山本線では最も高所にある駅だそうです。

飛騨一ノ宮駅


飛騨一ノ宮駅

 駅近くに「水無神社」という、この地方ではおそらく一番大きな神社があります。私が行った時は、大雪で神社まで歩くのが一苦労でした。また、ホームの積雪も多いため駅名標のある位置まで歩くことができず、カメラの望遠を使って駅名標を撮影しました。

高山駅


高山駅

飛騨の中心にある駅です。観光客も多いですが、地元の人も多く見かけます。

飛騨高山の景色

飛騨の小京都だけあって、寺社が多く、路地に入ると昔ながらの町並みに出会えます。

高山駅正面の道を歩いてください。


高山

 

ちとせ(高山駅から徒歩5分)

高山本線・高山駅近くの商店街の中にあり、地元の人にも人気の店です。ラーメン(「中華そば」というメニュー)は、細い縮れ麺が特徴で、だしはあっさりしていますが、ほどほどにあぶらっこいです。

とはいえ、ラーメンよりも焼きそばで有名な店のようで、入口のドアを開けるとソースのにおいが食欲をそそります。道順はこちら(ヤフーの地図)で


高山ラーメン

高山バーガー(花水木様)

高山市街を歩いていて、たまたま看板を見かけたので食べてみました。口に入れて噛むと、リンゴのソースの甘酸っぱさをまず感じ、次の瞬間に飛騨牛100%のハンバーグのジューシーな食感が飛び込んできます。まさに「肉を食べている」という感じです。ちなみに680円するんですが、マクドのものと比べればかなり小さめです。

高山駅から歩いて8分ほどです。道順はこちら(ヤフーの地図)で。高山の町並みを散策の途中にでもいかがでしょうか?


高山バーガー

飛騨古川駅


飛騨古川駅

大雪の時に行ったので、駅からほとんど出れませんでした。

飛騨細江駅

山の中にひっそりとたたずむ無人駅です。


飛騨細江駅

中央本線(名古屋〜中津川)

大阪・名古屋から松本・長野へアクセスする路線です。この区間は名古屋への通勤路線となっています。

名古屋〜中津川 79.9km(1時間20分)1時間に2本程度

車両

211系、313系(「セントラルライナー」で使用されていた8000台も含む)などが3〜7両で運転されます。異なる形式を混結することも多く、自分のところに止まった車両がロングシート車でも、他の車両はクロスシート車であることもあります。


中央本線・名古屋エリアの車両

 車窓

名古屋駅を出てしばらくは名古屋市の中心部を走り、高蔵寺(こうぞうじ)あたりまでは名古屋近郊の市街地を走ります。高蔵寺を過ぎると一気に山の中に入ります。トンネルを抜けると、そばを流れる川の流れ(古虎渓(ここけい)といわれる景勝地)と共に多治見に到着し、多治見を過ぎるとのんびりとした田園風景が中津川まで続きます。

 主な駅紹介(一部駅は観光地なども紹介)

金山駅

名古屋駅と同様、名古屋市の中心駅で終日賑わっています。名鉄、地下鉄も乗り入れているので、駅舎には「金山総合駅」と書かれています。


金山駅

 

台湾ラーメン(名古屋市)

ピリ辛のラーメンです。食べ終わった後、汗がたくさん出て来ました。なぜ「台湾ラーメン」というのかは不明だそうです。

名古屋駅に近い金山駅から徒歩数分のラーメン屋さんでいただきました。


台湾ラーメン

地図はこちら(ヤフー地図より)

千種駅


千種駅

名古屋の副都心のような駅です。画像にあるように、駅周辺には河合塾などの予備校や塾が立ち並びます。

大曽根駅

駅前からは、専用軌道をバスが走るゆとりーとライン(次項)が発着します。また、中日ドラゴンズの本拠地のナゴヤドームが徒歩圏にあります。


大曽根駅

ゆとりーとライン

日本で唯一と思われるガイドウェイバスです。バスなんですが、途中の木幡(こはた)緑地までは専用軌道を走り、その先は通常のバスとして一般道を走ります。

名古屋駅から中央本線に乗って4つ目の大曽根駅から発着しています。


ゆとりーとライン

春日井駅


春日井駅

春日井市の中心駅です。周辺は住宅地になっています。

神領駅


神領駅

中央本線や関西本線の車両が配置されている神領車両区が構内にあります。かつてはそれだけの駅で利用者も少なかったようですが、最近は駅北側に近隣の学校のスクールバスが乗り入れるようになり、通学生たちが多く利用しているようです。

高蔵寺駅


高蔵寺駅

名古屋のベッドタウンである「高蔵寺ニュータウン」の下車駅です。駅もどこかニュータウンの感じがする構造になっています。

定光寺駅


定光寺駅

渓流沿いにあり、ホームからの眺めはなかなかのものです。名古屋の奥座敷という感じの駅です。

多治見駅


多治見駅

スタンプにもあるように美濃焼の産地として知られていますが、最近は、夏になると「日本一暑かった場所」としてマスコミで取り上げられることが多くなりました。当駅から中津川の少し先までは岐阜県を走ります。

土岐市駅


土岐市駅

こちらも美濃焼の産地です。

瑞浪駅


瑞浪駅

名古屋から当駅で折り返す列車があります。

釜戸駅


釜戸駅

明治35年の開業時から使われている古い駅舎を持ちます。駅舎に取り付けられている「建築資産標」には、明治35年から当駅があったことが記されています。

恵那駅


恵那駅

恵那峡への下車駅です。

中津川駅


中津川駅

名古屋駅からの普通・快速列車のほとんどがこの駅で終着となり、この先は2両編成のワンマン列車に乗り換えです。

根の上そば(中津川駅の駅そば)

ここまでくれば、だしは関東風です。待合室の中にある(改札内からも利用可能)昔ながらの立ち食い蕎麦屋ですが、地元の人が店員と話し込んでいることがあるため、よそ者には入りづらいかもしれません。(それだけ地元の人から愛されているということかもしれません)


中津川駅 根の上そば

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2019/1/20 更新