初めてのホテル宿泊
● ホテル選びと予約
● 宿泊当日は
● 客室の設備とすごし方
(参考) 青春18きっぷで乗れる夜行列車
(参考) 青春18きっぷ旅行夜明かし術
まずは宿泊するホテル選びから、そして予約
一昔前は時刻表やガイドブックを見ながら電話で予約していたのですが、最近は以下の理由で宿泊予約サイトから予約するのが便利で安全だと思います。
1. 宿泊費が予約時に判る。
2. 部屋の設備・備品などが、その場でわかる。
3. ホテルへのアクセス方法(駅からの地図)がその場で確認できる。
宿泊予約サイトも色々ありますが、「楽天トラベル」(リンクは右)がいちばんオススメです。
ホテルなどを検索する
基本的には、どこの宿泊予約サイトでも、宿泊地(エリア)、宿泊日(チェックイン日とチェックアウト日)、希望する宿泊費を設定し検索をかけると、条件に合うホテルなどが表示されます。その中からご希望のホテルなどを選んで予約することになります。
青春18きっぷ利用の場合は、駅近くで泊まるのを希望されると思いますので、「駅から検索」(楽天トラベルの場合・リンクは右)がオススメです。駅近くのビジネスホテルが多くヒットします。一方で旅館や民宿はヒットしなくなります。
記載されているホテルなどについて(主に宿泊料金)
同じホテルの同等の部屋でも、宿泊費が異なる場合が結構あります。
ビジネスホテルの場合は、土曜日や休日は安く設定されていることが多いです。温泉旅館や観光地にあるホテルは、逆に平日の方が安い傾向があります。地域別では、北海道では夏季だけ極端に高かったり、東北の夏祭りの時期はネット予約は難しいです。それ以外にも、イベントや祭りがある時期だけ高くなることもあります。
また、「早割」といって、1ヶ月前(ホテルによっては2週間とか10日とか色々あります。)までに予約すると安く泊まれる宿泊施設がありますし、逆に当日に予約すると安く泊まれるところもあります。チェックイン(アウト)時刻によって宿泊費が異なる所もあります。
宿泊日(月)が誕生日だったり、誕生月に宿泊する場合に安くなっているホテルもあります。
年齢や性別を限定した宿泊プランもあります。学生や高齢者向けには料金が安くなる、女性限定プランには女性特有のアメニティーグッズや食事の際にスイーツなんかが付いてくることが多いようです。
このように、旅行目的と旅行日、旅行先の様々な事情を考え合わせて宿泊先を選ぶのが、宿泊費を安く上げるコツだと思います。色々見比べてみて、いちばんお得なところを見つけてください。
安い部屋には気をつけて
それ以外でわざと安く設定されている部屋もありますが、「ワケあり」なことが多いです。理由は次のようなことです。
- 窓を開けたら、隣のビルの壁が…。(眺めが最悪)
- フロントの隣の部屋で、フロントの人の目覚まし(朝5時)で目が覚めた。
- 物置を強引に客室にした感じで、極端に狭い。
- エレベーターや厨房の隣で五月蝿い。
ここに説明が表示されます。
たいていは、宿泊プランの説明欄に安くしてある理由が書かれています。それを知って利用するには良いですが、「安い!」と思って飛びつくと後悔することになります。
他に「部屋が広い」けど宿泊費が安いホテルがありましたが、防音関係が全然ダメで、隣の人の生活音(ドアの開け閉めなど)がうるさかったです。
「お客様の声」として宿泊した人が感想を寄せていますので、参考になると思います。
宿泊料金を比較するサイトやアプリについて
最近、テレビなどのCMで「200以上のサイトで検索できる」ことを謳ったサイトがあるようです。が、上記のようなことはおそらく考慮されていないと思いますので、予約の際は条件などをしっかり読んでくださいね。それ以前に、宿泊サイトは200以上もあるのか疑問。(外国のも含めればあるかもしれないが、日本のホテルがパラグアイの予約サイトに載せないだろうに・・・。)
予約したら…
予約後、予約内容が書かれたメールが届きます。予約内容(宿泊日、ホテル名、宿泊料など)が書かれていますので、間違ってないか確認してください。そしてこのメールを印刷して、当日持参しましょう。
アクセス地図も印刷して持参しましょう。「駅から徒歩1分」でも、わかりにくいところにある場合もありますので、地図を持参することをオススメします。
スマホの画面で済ますことも可能ですが、電池がなくなることもあるのでメールや地図を印刷することをおすすめします。
宿泊当日は
当日、ホテルに着いたらフロント(受付係)へ行き、宿泊の手続きをします。ビジネスホテルでも旅館でもあまり違いはありませんが、こんな感じです。
1. フロントの人にあなたの名前を言う。
予約していることも伝えるべきですが、たいていは名前だけでOKです。フロントの人は、予約している人の名前は暗記しているみたいです。
2. 申込書(?)に名前、住所、電話番号、年齢、性別を書く。
申込書とペンは、フロントの人が用意してくれます。会社名を書く欄もありますが、個人利用の場合は未記入でOKです。民宿や小さな旅館では、ノート(「宿泊代帳」とでもいうんでしょうか)に名前を書くところもあります。
3. 翌朝の朝食について尋ねて来ます。(レストランのあるホテルで、朝食つきで予約してない場合。)
洋食(パン、コーヒー、目玉焼き、ハム、サラダ、オレンジジュースなど)、和食(ごはん、味噌汁、漬物、焼き魚など)の2種類から選ぶことになります。フロントに写真などが置いてあることもあります。バイキング形式のところもあります。
4. 宿泊費を払います。(前払いの場合)
現金で払う場合はお金を、カードで払う場合はカードを出してください。ビジネスホテルの場合は、ほとんどが前払いです。前払いの方が楽です。
5. 部屋のキーが渡されます。
キーと共に宿泊カード(部屋番号などが書かれている)、翌朝の食券(朝食を取る場合。ないこともある)、新聞のテレビ欄のコピー、その他の案内や注意事項が書かれた紙が渡されることがあります。
6. ホテル利用についての説明を聞いてください。
よくあるのは、部屋のキー(「客室の設備について」をご覧ください。)についてと、レストランの位置の説明です。
7. いざ、部屋へ出発
説明が終わると、エレベーターに乗るなどして部屋に向かいます。ごくまれに、別のスタッフが出て来て、荷物を持ってくれて部屋に案内してくれる所もあります。
客室の設備について、すごし方について
鍵を使ってドアを開けます。どんな部屋なのか、結構緊張します。
部屋に入ったら
部屋に入ると、所定の位置に部屋の鍵を置きます。そうしないと、室内の電気機器が使用できません。(すべてではありませんが、最近、増えています。)
カードキーの場合は、カードを所定の場所に差し込むと部屋の照明がつきます。
部屋の設備
ユニットバス(UB)
お風呂、トイレ、洗面所が一緒になっている部屋です。広さは宿泊費に比例します。つまり、安ければ安いほど、狭くなります。トイレは、ウォシュレットが最近増えています。
UBが嫌な方は、館内に大浴場のあるホテルもありますので、探してみるといいでしょう。
問題:UBの画像を2つ載せていますが、宿泊費が高いホテルのものはどちらでしょう?
答えは一番下。
ベッドと浴衣
一人分のベッドです。広めのベッドや低反発枕など、こだわりのベッドを使用しているホテルもあります。(各ホテルの説明をご覧ください。)
浴衣は助かりますが、寝ている間にぐじゃぐじゃになるのがネックです。最近は、帯がないタイプのものもあります。
ここに説明が表示されます。
備品
だいたい、こんな備品があります。ホテルによってはない場合もあります。
- スリッパ
- 湯沸しポット…固定式の他、市販の電気ポットが置かれていることもあります。水はユニットバスから汲んできます。カップ麺を食べる時重宝します。
- ドライヤー・・・最近は、安いホテルでも見かけます。部屋にある場合と、ユニットバスに備え付けてある場合があります。
- テレビ・・・通常のチャンネル(NHK、地元の民放、NHK衛星で無料)の他に、いやらしい映像(有料)を見ることができます。
- 冷蔵庫・・・あったら便利です。
備品(使い捨て)
ホテルによってはなかったり有料の場合もあります。使い慣れているものを持参するのがベストかと思います。
- お茶セット・・・ウーロン茶か緑茶か玄米茶のティーバッグがたいてい置かれています。宿泊費が高い所では、コーヒーのセットもあります。
- 使い捨ての歯ブラシ・歯磨きなど・・・宿泊費が高くなると、髭剃り、くし、シャンプーハットなど、種類がどんどん増えていきます。
- 中敷(スリッパに敷くもの)・・・安いところではまずありません。使い捨てのスリッパが置いてあることも・・・。
ここに説明が表示されます。
最近はフロント付近ににまとめて置いてあり、必要な人は持って行く、というスタイルもあります。
外出する場合は
チェックイン後、外出する場合は、部屋に鍵をかけ、フロントの人に「外出しますんで」と声をかけて鍵を預けます。
帰って来たときは、フロントの人に部屋番号を言って、鍵をもらいます。
鍵をフロントに預けなくていいホテルもごくたまにあります。その場合は、鍵をなくさないでください。
鍵がオートロックの場合は、部屋から出る際、必ず鍵を持って出てください。でないと、部屋に入れなくなります。(万が一そうなった場合は、フロントの人に申し出てください。)
翌朝の朝食
チェックイン時に案内された場所に行きます。「洋食」「和食」の場合は、空いている席に座って係りの人に食券を渡して、しばらく待っていてください。
バイキング形式の場合は、係の人に食券を渡し、好きなものを好きなだけ取って空いた席に座って食べてください。その地域の特産品がメニューに含まれていることがあります。おかわりも自由です。
ちゃんとしたレストランがない所もあります。いちばん悲惨だったホテルは、市販の食パン(ヤマザキ食パン)が並べてあり、2枚取ってトースターに入れて焼き、バターなどをぬって食べる、というものでした。
チェックアウト(退去)時
荷物をまとめて部屋に鍵をかけて、フロントの人に鍵を渡して「チェックアウトです」と言います。ほとんどの場合、領収書を渡されて「ありがとうございました」で終わりです。
部屋の電話を使った場合は、追加料金を払います。また、後払いのホテルの場合は、ここでお金を払います。
UBクイズの答え:A