現在利用できる夜行列車
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夜行列車の旅って?
始発駅から終着駅まで乗車するとして、どんな感じになるかご紹介します。
列車が入線、そして発車
列車に乗り荷物を網棚に置くと、座席のリクライニングを下げほっと一息。指定席であればお隣の人(いない場合もある)とひとこと言葉を交わし、車内は話し声でにぎやかです。
列車が発車すると、「この列車は○○です」と車内放送が始まり、列車の編成、トイレのある車両、途中の停車駅や到着時間などを延々と案内してくれます。
案内放送の後は、車掌さんが車内改札に回ってきます。車掌さんが来たら、「きっぷを見に来るな〜」と思って、すぐに見せられる状態にしておきましょう。
やがて夜がふけて・・・
始めの方の停車駅では途中からの乗客が乗ってきます。時間がたち、車内が静かになってくると、こんな案内放送があります。
夜も遅くなってまいりました。すでにお休みになっているお客様もいらっしゃいますので、本日の放送によるご案内はこれで終了させていただきます。明朝は○○到着時より、ご案内させていただきます。
この放送が終わると、車内の明かりがパッと少し暗くなります。(最近は暗くならないことも多い) まわりのお客はほとんど眠りにつき、列車の走行音のみが響き渡っています。途中に停車駅があっても、「まもなく、○○に着きます」という案内放送はありません。
停車時間の長い駅では、一部のお客がホームに出て写真を撮ったり話をしたりしています。昼間は賑わっている大きな駅でも、深夜はがら〜んとさびしいものです。
また、よくあるのが「運転停車」です。時刻表では通過になっているけど、諸々の事情により止まるという・・・。こちらが把握しているものを紹介すると・・・。(深夜のみ。日によって、運転停車しないこともあります。)
- 「ムーンライトながら」・・・ 熱海(乗務員交代)、豊橋(大垣行きのみ、乗務員交代?)、熱田(大垣行きのみ、時間調整)
夜が明けると・・・
やがて、遠くに明るいところが見えてきます。夜明けです。夜行列車が好きな人には、この瞬間がたまらないのではないでしょうか? しばらくすると、車内の明かりが一斉に明るくなります。「朝か〜」と大あくびする瞬間です。そして、
おはようございます。本日は○月○日○曜日です。列車は定刻通り運転いたしております。
という車掌さんの一声で、再び車内放送が始まり、再び車内はざわつき始めます。この後は、着く駅ごとに通勤・通学の人が列車を待っていますが、指定席なのでほとんど誰も乗って来ません。ちょっとした優越感に浸れます。
やがて終着駅に到着。長い列車の旅は終わりです。通勤・通学の人が足早に通り過ぎて行きますが、この列車のまわりだけは、列車を撮影する人がいたりして、ちょっと雰囲気が違います。
列車によっては異なる場合もありますが、そんな夜行列車の旅を楽しんでみてください。現在のところ、青春18きっぷで乗れる夜行列車は上記の通りです。
夜行列車乗車時のマナーについて
夜行列車は基本的に「寝る」「眠る」ための列車です。発車直後から眠っている方もいますので、音を出す行為については、昼間の列車以上に気を使う必要があります。
大声での会話を慎むのはもちろんですが、急を要しない会話(おおむね「笑い」を伴う会話)はやめましょう。ひそひそ声で話す人がいますが、かえって周囲に響くことがあります。友達などと乗る人は気を付けて下さい。
どうしても話したいなら、デッキなどに行きましょう。携帯電話で通話する時も同じです。
「眠れない」からといって、客室内で話をして良い理由にはなりません。子どもを連れて行く人は注意してください。
ヘッドホンの音漏れにも注意しましょう。ゲームの音は、周囲の人は特に不快に感じるものです。
かばんの中から何かを出す際に、ガサガサと音がしますが、そういう音でトラブルになっているのを見たことがあります。乗車中必要なものは、なるべく乗車前に出しておき、座席のポケットなどに入れておいてください。
「音」とは関係ありませんが、現在運転されている列車は座席が少しだけ倒れます。座席を倒す際は後の席の人に「倒していいですか」などひと言声をかけてください。
次のような方は、名誉ある撤退をお願いします。
いびきや歯ぎしりを周囲から指摘されたことのある方。
寝相の悪い方、頻繁に寝返りを打つ方(周囲から指摘されたことのある方)
→寝返りを打ったときの振動(列車走行時の振動より強いことが多い)が隣の人に伝わり、隣の人が休めなくなります。
※ 夜行列車に関わらず、高速バスや長距離フェリーなど利用者が一定のスペースを共有するものはすべて同じです。