青春18きっぷで特急に乗れる区間

特例区間外にまたがって乗車する場合の扱いは、それぞれ異なりますので、各特例区間の項目で述べています。

新夕張〜新得(石勝線)

※ 実際に利用できるのは、「スーパーとかち」が多いです。

このような特例が初めて設けられた区間だと思われます。

しかし、特急には乗れるといっても西端の新夕張を通過する特急が多いし、新夕張側の石勝線の南千歳〜追分〜新夕張間、室蘭本線の苫小牧〜追分〜岩見沢間の普通列車の本数はいずれも1日数本で接続もよくありません。利用困難な区間です。

2013年3月に新得駅から実際に乗ることがありましたが、いきなり車内改札が来てびっくりしました。

特例区間を越えて利用する場合は、利用する全区間の運賃と料金が必要になります。

＜一例として＞

新得〜新夕張間特急「スーパーとかち」「スーパーおおぞら」に乗る場合は、青春18きっぷだけで普通車自由席に乗車できます。

新得〜南千歳間特急「スーパーとかち」「スーパーおおぞら」に乗る場合は、新得〜南千歳間の乗車券(2490円)と特急券(1800円・自由席の場合)が必要になります。（青春18きっぷは通用しません。）

新青森〜青森（奥羽本線）

所要時間はたった7分程度ですが、新青森駅の中には青森のご当地グルメを堪能できる場所があるので、それを目当てに新青森を訪ねるのもいいかもしれません。

この区間については、全席指定席の普通・快速列車の空いている席も指定席券なしで利用できます。（ただし、その席の指定席券を持っている人が現れたら立ち去らなければならない）

特例区間を越えて利用する場合は、利用する全区間の運賃と料金が必要になります。

早岐〜佐世保(佐世保線)

※ 2018年3月17日からの扱いです。

特例区間とまたがる場合は、自由席に限って早岐〜佐世保間を除いて運賃・料金を計算します。例えば、博多〜佐世保間の場合は博多〜早岐間の乗車券(2130円)と自由席特急券(1230円)が必要です。ちなみに、博多〜佐世保間と運賃料金は同じです。

利用者は多くないと思います。

宮崎〜南宮崎〜田吉〜宮崎空港（日豊本線、日南線、宮崎空港線）

(※1)実際に利用できるのは宮崎〜南宮崎間です。
(※2)実際に利用できるのは宮崎〜田吉間です

(※3)時刻表に車両に関する記述のない場合は、おそらくこの編成です。

たった6キロですが、3つの路線にまたがります。飛行機への接続にもよりますが、乗客はあまり多くないと思うので機会があればいかがでしょうか？　

特例区間とまたがる場合の扱いは上記「早岐〜佐世保間」と同じです。