青春18きっぷの旅(新潟・会津エリア)
以下の地図中の駅名・路線名などをクリックしてみてください。なお、黒線の路線はJR以外の路線なので青春18きっぷでは利用できません。
酒田・青森・山形・仙台方面 | ||
直江津・東京方面 | (日光方面) | 郡山・福島方面 |
信越本線(長岡〜新潟)
長岡〜新潟 63.3km(1時間15分程度)。
車両
E129・115系で運転されます。
車窓
駅周辺以外は田んぼの中を列車は走ります。
主な駅紹介(一部駅は観光地なども紹介)
長岡駅
このあたりの中心都市です。夏になると、この周辺では大きな花火大会がいくつかあり、その度に多くの人々が訪れます。
長岡駅の駅そば
改札口の近くにあります。(改札内) この地域では普通のそば屋さんです。
見附駅
東三条駅
5分ほどの乗り継ぎ時間で撮影したので、ちょっとぶれています。
新津駅
「鉄道の町」として知られています。構内には今でも気動車が所属する車庫があり、駅周辺には鉄道関係の博物館があります。
亀田駅
かつては一面の田んぼだったかと思いますが、駅周辺は宅地化が進んでいます。
新潟駅
ただいま、高架化の工事が行われていて、乗り場がかなり変更になっています。
新潟駅の駅そば
一部ホームにあります。
「いなほ」号が出る6・7番線(現存しません)にあるそば屋で「きつねそば」をいただきました。
三吉屋(さんきちや・新潟駅の南口)
新潟駅の南口(新幹線側の出口)から4〜5分歩いたところにあります。あっさりとしたスープに細い麺が特徴です。夜に行きましたが、ラーメンを食べてすぐに店を出る人が多いようで、ガイドブックなどを見てやってくる人が多いんだと思います。
三吉屋(駅南けやき通り店)(ヤフー地図より)
萬代橋とバスターミナルのカレー
萬代橋(ばんだいばし)は新潟を代表する橋で、その近くには新潟バスターミナルがありますが、そこの立ち食いのカレーが有名です。カレールゥの色が黄色っぽいですが、辛さは中辛〜辛口だと思います。いずれも新潟駅から徒歩10〜15分。
越後線(柏崎〜新潟)
柏崎〜新潟 83.8km(2時間15分)柏崎〜吉田間は僅少。吉田〜新潟間は1時間に1本程度。
信越本線よりも海側を走りますが、海沿いを走ることはなく、車窓を楽しめる路線でもありません。新潟の近くでは新潟への通勤通学路線になっていますが、柏崎に近い方では本数が減らされています。
車両
E129・115系。115系は引退間近ですが、当線では柏崎〜吉田間でよく見かけます。
車窓
柏崎を出てしばらくは山と山との間を走るような感じです。吉田駅を出たあたりから田んぼが広がるようになり、市街地が多くなってくると新潟です。
主な駅紹介
出雲崎駅
当駅のある出雲崎町は、紙風船の生産が日本一だそうです。越後線の柏崎〜吉田間ではもっとも大きな駅です。
寺泊駅
当駅は長岡市にあり、かつては鉄道で長岡駅と結ばれていたそうです。(現在はバス路線)
分水駅
すぐ近くを流れる「大河津分水」が駅名の由来になっています。この堤防には桜が植えられており、開花シーズンは賑わいます。
吉田駅
越後線と弥彦線が平面交差する駅で、5番線まである大規模な駅です。
内野駅
新潟からの半分以上の列車が当駅で折り返します。越後線の拠点駅の一つです。
寺尾駅
線路の両側に入口があるのですが、東側(上画像)の方が低いために階段で登る一方で、西側からは階段なしで改札口に行けます。
青山駅
新潟市の住宅地にある駅です。徒歩10分のところにイオンがあり、食料調達に利用しています。
白山駅
近くにある「白山神社」が駅名の由来になっているようです。2本のホームの間に1本の線路がある(西九条駅と同じような構造)という変わった配線です。
白山神社
駅から徒歩10分くらいにある大きな神社です。境内にはハスが植えられていました。
弥彦線
弥彦〜東三条 29.7km(35分)。毎時1〜2本運転。
弥彦神社の参詣路線として造られました。
車両
E129系、E127系(ロングシート車・下画像)。
こんな車窓です。
田んぼの中を走ります。
主な駅紹介
弥彦駅
立派な駅舎を持ち、弥彦神社などへのアクセス駅です。
弥彦神社
弥彦線が造られる理由にもなった大きな神社です。多客期には新潟駅から臨時列車も運転されます。
西燕駅
近くにあるラーメン屋さんに行くためにこの駅を利用しました。(次項参照)
杭州飯店(新潟県燕市)
うどんのように太い麺とたっぷりの背脂が特徴で、大変ボリュームがあります。溢れそうな位にスープが入っているため、お皿に鉢を載せた状態で運ばれてきます。「燕三条系ラーメン」とかいい、見た目からして日本一健康に良くないラーメンだと思いますが、ラーメン好きな方は、一度は食べてみては?
弥彦線の西燕駅から歩いて12〜15分のところにありますが、目印になるような建物などが少なく、初めての方にはわかりにくい場所だと思います。
磐越西線(新津〜会津若松)
新津〜会津若松 111km(2時間30分)。区間列車もありますが、新津〜会津若松間を通して運転されるのは僅少。新潟〜会津若松間だと126.2km(2時間50分)。一部の列車が新潟駅まで乗り入れます。
喜多方〜会津若松間には5つの駅がありますが、その中の堂島・及川・姥堂・会津豊川の各駅は普通列車でも多くが通過します。客車で運転される列車が多かった頃はホームの短い駅や交換設備のない駅は通過することが多かったですが、今になってもそれをかたくなに守っている数少ない区間です。
隣の駅(多くの普通列車が通過)はカッコ書きで記されている。ローマ字表記もなし。
車両
キハ110・GV-E400系で運転されています。車内の画像はありませんが、共にボックス(4人掛け、2人掛け)です。
車窓
しばらくは田んぼが中心ですが、だんだんと山の中に入って行き、阿賀野川に沿って走るようになります。
主な駅紹介
塩川駅
会津若松と喜多方の中間にある駅で、多くの列車はこの間の停車駅は当駅のみです。
喜多方駅
蔵とラーメンの街、喜多方の玄関口で、駅舎も蔵のイメージです。駅周辺にも蔵やラーメン屋があり、手軽に観光を楽しめると思います。
喜多方ラーメン
喜多方ラーメンは、あっさり系のスープですが、味わいがあるという感じです。
喜多方駅を出て正面の道を2〜3分歩いたところの「桜井食堂」様でいただきました。周辺にはラーメン店がいくつかあります。
喜多方の蔵
喜多方は蔵があることでも有名です。建物を蔵っぽくデザインすることもあるようです。「くら寿司」はないようです。
野沢駅
郡山から出発した場合、最後の福島県内の町の中心地がここです。
津川駅
山の中にある駅です。SLばんえつ物語号は、給水のため15分ほど止まります。
三川駅
只見線
会津若松〜小出 135.2km(4時間45分)。運転本数は僅少。
車両
会津若松〜会津川口間はキハE120での運転です。2〜3両で運転されているようです。
只見〜小出間はキハ40(48)がほぼ2両で運転されます。新潟エリアの車両が使われているようです。
会津川口〜只見間は水害のためバス代行ですが、今後復旧工事が行われる予定です。
車窓
会津若松を発車してしばらく市街地を走った後、田んぼが中心の車窓となります。会津坂下駅からは徐々に山に入って行き、会津宮下駅からは度々只見川に沿って走るようになりますが、所々にダムがあり、そのダム湖に沿って走る感じです。
只見駅を出るとさらに山奥に入り、長いトンネルで県境を越えます。この先は水系が変わり、破間(あぶるま)川に沿って走るようになります。終点の小出に近付くと住宅などが増えてきますが、只見線を利用する人はあまりいません。
主な駅紹介(一部駅は観光地なども紹介)
七日町駅
会津若松市の中心部にある駅です。構内には地元のNPO(?)が入居し、地元の農産物やお土産を売っています。
西若松駅
大掛かりな橋上駅ですが、中はひっそりとしています。一応、鶴ヶ城(会津若松城)への最寄り駅です。
鶴ヶ城(会津若松城)
会津若松の最も有名な観光地です。会津若松駅からはバス利用になりますが、西若松駅からなら何とか歩いて行けます。それでも20〜30分かかりますので、初めての方は会津若松駅からバスで行くのをおすすめします。
根岸駅
田んぼの中にぽつんとあるホームだけの駅です。関東地方にも「根岸」という駅がありますが、全く無関係です。
会津坂下駅
おそらく只見線内でもっとも利用者が多い駅で朝夕は通学生で賑わいます。駅前の道路も送り迎えの車で大渋滞となります。ホームには、かつての閉塞用の機器が展示してあります。
会津柳津駅
駅前は寂しい感じですが、少し歩くと飲食店や饅頭などのお土産店などが立ち並びます。駅前にはSLが静態保存されています。(次項参照)
柳津の町並み
駅前の道路を左方向に下って行くと、画像にあるような構造物や景色が現れます。画像にはありませんが、古い寺やさらに歩くと日帰り温泉もあるそうです。結構楽しめる町です。
会津西方駅
駅周辺には住宅が数件あります。只見川第一橋梁などの撮影スポットの最寄り駅にもなっています。
会津宮下駅
駅近くに学校があり、その学校への通学生が主な利用者です。
会津川口駅
駅ホームの向こう側には只見川が流れています。駅には農協や郵便局が入居していて、それらを利用する人が駅前に車を止めています。
現在は当駅から只見駅までがバス代行になっています。(代行バスは「駅舎」の画像にも写っています)
会津横田駅
列車が走らなくなって久しいですが、駅周辺は住宅が多いです。代行バス乗り場は少し離れています。側線があり、会津若松方の合流地点にはスノーシェルターがあります。
会津大塩駅
駅近くの体育館が代行バス乗り場になっています。こちらも住宅が多いです。
大塩温泉・炭酸泉
大塩温泉:会津横田駅、会津大塩駅から徒歩20分の地元の組合(自治会?)が運営している小さな温泉施設です。係員はおらず、所定の箱に300円を投入します。ナトリウム塩化物・炭酸水素塩温泉、お湯は茶色っぽく濁っています。石鹸のみ浴室にあり、貴重品用の小さなロッカー(無料)があり。
炭酸泉:大塩温泉から徒歩圏にある天然の炭酸水が湧き出る泉です。炭酸水といっても、炭酸が抜けた市販の炭酸水という感じで、飲んでみると炭酸の刺激が多少あるという印象です。
位置的には、会津横田駅ー(大塩温泉)ー(炭酸泉)−会津大塩駅という感じになります。大塩温泉は会津横田駅と会津大塩駅のほぼ中間にありますので、会津横田駅で降りてこの2か所を歩いて訪ねて会津大塩駅から乗る、ということも可能です。
只見駅
現在は只見線の福島県側の西端です。駅の中には観光協会があり、只見線グッズを買うことができます。
羽越本線(新津〜新発田)
新津〜新発田 26km(30分)。1〜3時間に1本程度。
かつては大阪や東京から秋田・青森へ向かう特急列車が当区間を経由していましたが、今は旅客列車に関しては普通列車のみになっています。貨物列車は今も当区間を通っていて、貨物線のような雰囲気です。また当区間内から新潟へは乗換えが必要になるため、列車での移動は不便です。
車両
E129系、キハ110、GV-E400系で運転されます。電化されていますが、4分の3くらいが気動車での運転です。
車窓
田んぼが中心です。
主な駅紹介(一部駅は観光地なども紹介)
水原駅
かつての「水原町」の中心部にあります。駅近くからは新潟駅へバスが出ています。
月岡駅
新潟でもっとも大きいという月岡温泉の最寄り駅ということですが、当駅からは数キロ離れていてバス便も少ないので、当駅を利用して月岡温泉へ行く人は少ないです。
白新線・羽越本線(新潟〜村上)
新潟〜村上 60.7km(1時間20分)。1時間に1本程度。
新潟の近郊路線です。新潟駅から白新線を通り新発田・村上へと運転する列車が多いので、ここではひとまとめにして取り上げています。
村上以北の運転情報は「宮城山形編(リンクは↑ 以下同じ)」をご覧ください。ただし、車窓に関しては地図の関係で新潟県内のものは以下で取り上げています。
車両
E129・115系で運転されます。村上より北へ直通する列車は気動車で運転されています。
車窓
駅周辺以外は田んぼの中を列車は走ります。
村上を発車すると、海が近づいて来て、やがて海沿いに走るようになります。このあたりは「笹川流れ」と呼ばれる景勝地になっています。
主な駅紹介(一部駅は観光地なども紹介)
豊栄駅
新潟のベッドタウンといえる町です。近くに学校があるためか、学生の利用が目立ちます。
佐々木駅
特急列車の通過待ちのために下車できた駅です。
新発田駅
新潟からやって来た列車の多くは当駅から羽越本線に入ります。
坂町駅
米坂線の分岐駅です。SLが活躍していた頃は、SLの機関庫があったりして賑やかだったそうです。
村上駅
当駅より酒田方面は交流に変わるため、新潟近郊を走るE129系などは走ることができず、そのためにこの先へは気動車列車に乗り換えになります。
米坂線(坂町〜米沢)
坂町〜米沢 90.7km(2時間15分)。僅少。
かつては仙台・山形と新潟を結ぶ路線として急行列車が運転されていましたが、高速道路が整備されたり、山形側は線路が標準軌化されたこともあってその機能はなくなりました。今は一部の列車が新潟や新津まで直通していますが、車両の出庫・帰庫を兼ねてのものと思われます。
車両
キハ110、GV-E400系で運転されています。多くが2両編成です。
車窓
坂町駅を発車するとしばらくは荒川という川に沿って走ります。川幅が狭くなってくると山形県に入り、しばらくは山奥を走っている印象です。景色が開けてくると今泉駅に到着し、田んぼの中を米沢まで走ります。
地図の関係で、今泉〜米沢間の画像は「仙台・山形編」に載せています。
主な駅紹介
小国駅
当駅は山形県にあります。近くには大きな工場がありますが、米坂線で通勤する人はいるんでしょうか?
羽前椿駅
米沢から来て当駅で折り返す列車が設定されています。
今泉駅
山形鉄道フラワー長井線との接続駅で、2本ある島式ホームのうち1本が米坂線、もう1本が長井線が使用しているようです。駅周辺は静かな住宅地で、乗換駅という感じの駅です。
会津鉄道
西若松〜会津高原 57.4km(1時間30分くらい)。1〜2時間に1本程度。西若松からはJR只見線に乗り入れ、全列車が会津若松駅に乗り入れます。会津田島〜会津高原間は電化されていて、会津高原から野岩鉄道や東武鉄道に乗り入れます。
会津若松からは最大で東武日光駅(「AIZUマウントエクスプレス号」)まで、会津田島駅からは最大で東武浅草駅(特急「リバティー会津」。会津田島〜下今市間は乗車券のみで空いている座席を利用可)まで行きます。
車両
会津鉄道の車両で運転されます。2両編成が多いです。
車窓
山の中を走ることが多いです。
主な駅紹介(一部駅は観光地なども紹介)
塔のへつり駅
「塔のへつり」の最寄り駅になっています。
塔のへつり
川沿いにある非常に変わった地形(断崖絶壁)で、天然記念物に指定されています。
会津田島駅
会津鉄道の中心駅で、構内に車庫もあります。当駅から会津鉄道の終点・会津高原尾瀬口駅へは乗り換えになることが多いです。
会津高原尾瀬口駅
当駅からは尾瀬へのバスが出ています。運賃は片道2000円以上かかります。当駅からは野岩鉄道線として線路がさらに続いています。