福島県エリアのJR線の旅
以下の地図中の駅名・路線名などをクリックしてみてください。なお、黒線の路線はJR以外の路線なので青春18きっぷでは利用できません。
新潟方面 | 仙台・山形方面 | |
宇都宮・東京方面 | 水戸・東京方面 | |
東北本線(黒磯〜新白河)
黒磯〜新白河 22.1km(25分程度)。毎時1本程度運転
黒磯駅の北方にデッドセクションが完成し、2017年10月から稼動し始めた関係で従来の交流車両が走れなくなり、その代わりに気動車や常磐線で使われている交直流電車が必要最低限の区間で走るようになっています。
車両
E531系(5両)で運転されます。
車窓
栃木県と福島県の県境を越える区間のため、山の中を走ることが多いです。
主な駅紹介
黒田原駅
栃木県のおそらく最北端、那須町という所にあります。駅周辺は小さな市街地です。
白坂駅
当駅からは福島県になります。駅周辺は静かな住宅地です。
アウシュビッツ平和博物館
ホロコーストに関する資料を展示しています。周辺にはアンネのバラ(訪問時は咲いてなかった)や貨車では戦争に巻き込まれた子供たち(主にヨーロッパ)の描いた絵などが展示されています。貨車に関しては、展示物よりも中がどういう造りになっているのかを見ることができ、貴重な体験でした。一方で「アベ政治を許さない」とか「原発NO」などの掲示があり、別の意味で不快でした。(何を考えようと個人の自由だが、この場所のテーマと異なることの掲示は避けてほしい)
新白河駅
現在は当駅で必ず乗り換える必要がありますが、ホームの途中で線路を分断し、それぞれの方向への列車が折り返す形になっています。なので平面上の移動のみで済みますが、乗り換えの際の移動距離や改札口から黒磯へのホームへの距離が長いです。
白河ラーメン
福島県白河市のご当地ラーメンです。ほうれん草や味付けタマゴなどが入っていて、色合い豊かで見た目も楽しいラーメンです。白河駅や新白河駅周辺にもあり、下のは「いげたや」(新白河駅から歩いて5分くらい)で食べました。
東北本線(新白河〜福島)
新白河〜福島 87.4km(1時間30分)毎時1本程度。
車両
E721・701系。この区間は701系(ロングシート車)が多いような印象です。
車窓
駅周辺以外は田んぼの中を列車は走ります。
主な駅紹介
白河駅
レトロな駅舎が特徴です。白河市の中心駅ということですが、近年はその役割を新白河駅に奪われているようです。
白河小峰城(小峰城)
白河駅の駅舎の反対側に広がります。日本100名城の1つ。御三階櫓(ごさんがいやぐら・天守閣のこと)に無料で入ることができます。売店では「白河だるまバーガー」(カレー風味のかつバーガー)を食べることができます。
須賀川駅
ウルトラマンなどで知られる円谷英二氏の出身地ということで、画像にあるようにウルトラマン関係の像や壁画などが見られます。
安積永盛駅
水郡線が合流する駅です。美少女の写真が入った広告が人気だそうです。駅周辺には学校が複数あり、これらの学校に通う学生の利用が多い駅です。
郡山駅
磐越西線、磐越東線、それに水郡線が分岐する福島県のターミナル駅です。駅前には30階以上ありそうな高層ビルが建っていて、ビックリする方もいるんじゃないでしょうか?(次項参照)
ビッグアイ
郡山駅前に聳え立つ高層ビルです。22階の展望ロビーからは郡山の町を見下ろせます。他にも科学館や高校なども入っているそうです。(展望ロビーの入場料は無料)
本宮駅
二本松駅
なみえ焼きそば(杉乃家さん)
太麺が特徴の焼きそばです。元々は福島県浪江町にありましたが、震災で営業できなくなり、今は二本松駅前の「二本松市市民交流センター」内で営業されています。月・火曜日休業。市民交流センターのドアを開けると、ソースのにおいがすごくしてきました。
南福島駅
新幹線との並走区間にあります。駅周辺は住宅地です、
福島駅
福島県の県庁所在地の駅で奥羽本線が分岐しますが、特急は新幹線がそのまま乗り入れ、普通列車のみの奥羽本線在来線ホームはひっそりとしています。
磐越西線(郡山〜会津若松)
郡山〜会津若松 64.6km(1時間10〜20分)。毎時1本程度運転。
会津若松〜新津間は「新潟会津編」で取り上げています。
車両
E721系。2〜4両で運転されますが、2両だとかなり混雑します。
こんな車窓です。
発車してしばらくは田んぼの中を走りますが、徐々に山に入って行きます。山越えを何度か行い、会津若松にたどり着きます。
主な駅紹介
磐梯熱海駅
温泉の駅です。駅近くに温泉街が広がります。「熱海」という地名は静岡県の熱海から来ているそうです。
郡山ユラックス熱海
磐梯熱海駅から徒歩10分の日帰り温泉を中心とした施設です。アルカリ性単純泉。シャンプー石鹸、ドライヤーの備え付けあり。
猪苗代駅
猪苗代湖や磐梯山の観光の拠点の駅で、観光地へのバスが発着しています。なお、猪苗代湖へは2〜3キロ離れています。
会津若松駅
会津若松市の中心駅ですが、市中心部とは離れていて、只見線の七日町駅や西若松駅(新潟会津編に記載)の方が近いです。
飯盛山・さざえ堂
会津若松の郊外の飯盛山にあります。2重螺旋構造をしており、反対方向に進む人とすれ違うことなく外に出れるという珍しさが人気です。会津若松駅から街中周遊バス「あかべえ」に乗り「飯盛山下」で下車。1日乗車券を使い、鶴ヶ城(新潟会津編に記載)と一緒に訪ねるといいかと思います。
会津ソースカツ丼
会津若松市のご当地グルメです。ご飯の上にキャベツが載せられているのが特徴でしょうか。濃厚のソースがたまらなく、ボリュームのある料理です。
現在の所、鶴ヶ城の近くに多いようです。今回は、鶴ヶ城の入口にある「本丸茶屋」さんで食べました。
磐越東線(いわき〜郡山)
いわき〜郡山 85.6km(1時間40分)。区間列車が多く、いわき〜郡山間を通して運転されるのは僅少。
車両
キハ110(キハ111+キハ112)で運転されています。
車窓
田んぼが中心ですが、山の中を走ることもあります。
主な駅紹介
小野新町駅
徒歩圏には「リカちゃんキャッスル」というテーマパーク(?)があり、ホームからも施設の一部を見ることができます。
船引駅
駅は地元のコミュニティプラザに入居する形になっています。
水郡線
磐城塙〜安積永盛 56.2km。本数は少ないです。安積永盛〜郡山4.9kmは東北本線に乗り入れます。磐城塙〜郡山間の所要時間は1時間20分ほど。
現状、水郡線関係の画像は下記車両しかありません。※ 水戸〜磐城塙間は「茨城編」で取り上げています。
車両
キハE130が1〜2両で運転されます。画像は「茨城編」でご覧ください。
車窓
田んぼが車窓の中心です。
主な駅紹介
磐城塙駅
ドームのような建物が5つあり、その中央が駅になっています。それ以外は図書館などの公共施設になっています。
磐城石川駅
水郡線の北部の拠点駅で、当駅を始終着とする列車もあります。
谷田川駅
列車交換の停車時間に撮影しました。
常磐線(いわき〜相馬)
いわき〜原ノ町 77.5km(1時間20分)。2〜3時間に1本程度。
原ノ町以北の運転状況は「宮城・山形編」をご覧ください。
車両
いわき〜原ノ町間はE531で運転されます。
原ノ町以北はE721・701系で運転されています。東北本線の項目をご覧ください。
車窓
駅周辺以外は田んぼの中を列車は走ります。海沿いを走ることはあまりありません。
主な駅紹介(一部駅は観光地なども紹介)
いわき駅
福島県で最も大きな町の中心駅です。
広野駅
結構な規模を持つ駅で、駅周辺は住宅が立ち並びます。駅舎の反対側にもオフィスビルのような建物があります。、
Jヴィレッジ駅
当駅は複線区間にありますが、ホームのすぐ北側(仙台方)にトンネルがあり、トンネルに向かって線路の間隔が広くなっていくところにホームがあります。ホームは内側にあり、南端で両方向のホームがつながっているので、上から見るとVの字に見えます。(画像参照)駅入口とホームとは高低差が大きいですが、エレベーターもあります。トイレはないので、Jヴィレッジまで行く必要があります。
Jヴィレッジ
サッカーを中心としたスポーツの練習場です。サッカー用と思われるピッチはすごくきれいでしたし、それが何面も並んでいます。ホテルもあるみたいです。入口まではJヴィレッジ駅から7分くらい、大きな建物へは12分くらい。
富岡駅
構内には売店があり、簡単な食事もできるようです。
大野駅
東日本大震災以来長い間立ち入り禁止でしたが、2020年3月14日の常磐線運転再開時から立ち入れるようになりました。現状、駅周辺はほとんどが帰宅困難地域(除染されていないため)で、利用者はどこからやって来るのか疑問です。当駅には特急が停まることもあってか指定席券売機が設置されています。
双葉駅
こちらも2020年3月14日から利用できるようになりました。こちらも指定席券売機が設置。山側(西側)は立入禁止で宅地造成工事が行われているなど、復興はこれからという感じです。海側は国道沿いに東日本大震災の慰霊碑があります。
浪江駅
訪問時は旅行者以外人影がなく、さびしい駅でした。
原ノ町駅
かつては上野からの特急列車が当駅で折り返していました。
鹿島駅
昭和な感じの駅舎を持つ駅です。停車時間内に撮りました。