千葉県・房総のJR線の旅
以下の地図中の駅名・路線名などをクリックしてみてください。なお、黒線の路線はJR以外の路線なので青春18きっぷでは利用できません。
高崎・宇都宮方面 | 水戸・いわき方面 | |
名古屋・大阪方面 | 東京神奈川通勤路線 |
千葉房総エリアの車両
特記のない限り、このエリアは209系2000・2100台で運転されています。内房線、外房線、総武本線の千葉〜銚子、成田線の千葉〜成田〜銚子、東金線、鹿島線は東京からの直通列車を除いてほぼこの車両になります。
4両編成と6両編成があり、2本つないで8・10両での運転もあります。4両、6両とも、運転席のある車両にボックスがあります。中間の車両はロングシートです。
内房線(千葉〜館山〜安房鴨川)
千葉〜館山 89.7km(2時間程度)毎時1本程度運転。
館山〜安房鴨川 33.5km(45分程度) 1〜2時間に1本程度運転。
209系がメインですが、東京方面からE217系(総武快速線)、E233系(京葉線)が乗り入れてきます。
車窓
千葉駅を出ると、しばらくは市街地を走ります。徐々に住宅は減ってくるのですが、工場地帯のためか、海の方を見ると、工場の煙突などをよく見かけます。
君津(きみつ)駅を過ぎると、山々が近づき、トンネルを通ることもあります。佐貫町(さぬきまち)付近では、山の上に大きな仏像を見かけることもありました。
主な駅紹介
五井駅
小港鉄道と接続する駅です。構内には小湊鉄道の車庫がありますが、遠くから見るとひと昔もふた昔も前の施設のように感じます。
木更津駅
木更津市の中心駅で、久留里線が接続します。最近は利用者が減っているためか、東京から館山方面へ行く場合は、当駅で乗り換えになる場合が多くなっています。
君津駅
近くには大きな製鉄所があるそうです。当駅以南は単線になります。
青堀駅
当駅より南は、画像にあるようなレトロな感じの駅舎が多くなります。
佐貫町駅
上総湊駅
3月に訪問しましたが、線路沿いに菜の花が咲き誇っていました。
館山駅
房総半島観光拠点の館山市の中心駅です。駅には展望デッキがあり、海側・山側を眺めることができます。
千倉駅
当駅から安房鴨川へは、内房線ですが、太平洋沿い(外房)を進むようになります。
久留里線
木更津〜上総亀山 32.2km(1時間10分)全線通しの運転は僅少。
車両
キハE130が1〜3両で運転しています。ロングシート車です。
主な駅紹介
久留里駅
久留里線の中心駅で、上総亀山へは乗換えとなることもあります。
上総亀山駅
久留里線の終点です。久留里〜当駅間は利用が少なく、今後が心配です。
外房線
千葉〜大網〜安房鴨川 93.3km(2時間10分)毎時1本程度。
209系がメインですが、東京方面からE217系(総武快速線)、E233系(京葉線)が乗り入れてきます。
車窓
千葉駅を出てしばらくは千葉のベッドタウンという感じです。御宿(おんじゅく)あたりから海が見えてきますが、トンネルの合間に海がチラッと見えてくる感じです。市街地になってくると安房鴨川(あわかもがわ)です。
主な駅紹介
蘇我駅
内房線・外房線と京葉線が接続する乗換駅として賑わっています。サッカーJリーグの「ジェフユナイテッド市原」の本拠地でもあり、その関連の案内板も駅にあります。
蘇我駅の駅そば
駅構内のたくさんの店舗の中にそば屋があります。
大網駅
ここに説明が表示されます。
東金線が分岐する駅です。逆Yの字の外房線側に駅入口があります。
大原駅
「いすみ鉄道」が分岐します。
御宿駅
駅周辺には椰子の木が植えられていて、南国ムードを感じる駅です。
勝浦駅
房総半島有数のリゾート地への下車駅です。
行川アイランド駅
「行川アイランド」という遊園地がかつて駅近くにあったそうですが、今は存在しません。
安房鴨川駅
外房線と内房線の終着駅です。当駅を発車する列車は、どちらも「上り列車」となります。
総武本線
当項目では総武本線の千葉〜銚子間を扱います。東京〜千葉間の快速は「総武快速線」、秋葉原〜千葉間の各駅停車は「総武線各駅停車」をご覧ください。
千葉〜佐倉〜銚子 81.3km(時間分)毎時1〜2本程度。
209系がメインですが、東京方面からE217系(総武快速線)が乗り入れてきます。
主な駅紹介
千葉駅
東京からの総武快速線と千葉県各地へ向かう路線が接続する駅です。駅全体が「Y」を逆さにしたような形になっていて、2本に分かれている部分に駅舎があります。個人的に「すごい」と感じる駅の一つです。
佐倉駅
成田線が分岐しますが、総武線はこの先は単線となり、成田線は複線のままです。どちらが「本線」なんでしょう?
成東駅
東金線が接続する駅で、東金線は切り取りホームに発着します。
八日市場駅
「匝瑳市」の代表駅だそうですが、「匝瑳」って読めますか?
干潟駅
おそらく開業時からの駅舎が今も使われています。
松岸駅
佐倉駅で別れた成田線が当駅で再び合流します。駅周辺は静かな住宅地です。
銚子駅
総武本線の終着駅ですが、線路自体は銚子電鉄として先に続いています。かつては銚子電鉄に直通する列車が運転されていたそうですが、今は見る影もありません。
銚子電鉄(銚子電気鉄道)
銚子駅からさらに銚子市街や犬吠崎を結びます。経営難だそうで、濡れせんべいなどを売って鉄道を維持しているそうです。
犬吠崎
太平洋を望む場所にあります。灯台の中に入ることもできます。銚子電鉄・犬吠駅から徒歩10分。
東金線
大網〜成東 13.8km(20分)毎時1本程度。
車窓
大網駅を出た列車は、駅周辺を除いて畑の中を成東(なるとう)駅まで走ります。
主な駅紹介
東金駅
東金線の中心駅です。市役所なども当駅の周辺にあります。
成田線
佐倉〜松岸 62km。千葉〜成田〜銚子間では94.7km(2時間)。毎時1本程度。
209系がメインですが、東京方面からE217系(総武快速線から)が乗り入れてきます。
主な駅紹介
成田駅
成田市の中心駅です。近くには京成電鉄の成田駅もあります。
成田山新勝寺
成田駅から門前町を15分ほど歩いた所にあります。年始には初詣客で非常に混雑します。
成田空港駅
東京の空の玄関口の一つです。最近は従来の航空会社が羽田空港に移っているため、LCCの発着が多くなっているようです。
東成田駅(京成線)
京成線の駅で、上記の成田空港駅が開業する前は当駅が「成田空港」を名乗っていたそうです。その当時は2本のホームで運用していましたが、現在は1本のホームで運用されており、使用されていないホームには今も「なりたくうこう」との駅名標が残るなど当時を偲ばせるものがいくつもあります。成田空港駅から徒歩15分、成田空港第2ビル駅から徒歩10分、あるいは京成成田駅から京成線で5分くらいです。(京成線は別運賃が必要)
佐原駅
古い町並みが残る水郷の町の中心駅です。鹿島線の列車が折り返す切り取りホームがあります。
佐原の古い町並み
駅から歩いて10分くらいの所にあります。測量家の伊能忠敬のゆかりの地でもあり、資料館もあります。
香取駅
駅名にもなっている香取神宮を模した駅舎が特徴的ですが、香取神宮は駅から2キロ離れているそうです。鹿島線が分岐する駅でもあります。
水郷駅
ヨーロッパ風の駅舎を持つ駅です。駅舎の中はかつては飲食店が営業したようですが、現在は「談話コーナー」として自由に利用できるようになっています。駅周辺は数件の民家があり、その向こうは田んぼになります。
小見川駅
成田線の佐原〜銚子間の主要駅です。
成田線(我孫子支線)
我孫子〜成田 32.9km(45分)毎時2本程度。上野(本数は少ないですが品川駅からも)から我孫子経由で成田駅まで運転する列車もあります。
車両
常磐線快速と共通のE231系になります。5両での運転が多いですが、ラッシュ時は10両での運転もあります。
主な駅紹介
東我孫子駅
我孫子駅を発車し、最初に止まる駅です。駅舎はありません。
木下駅
「きのした」と読んでしまいそうですが、当駅の場合は「きおろし」と読みます。
安食駅
「あじき」という駅名です。こちらも難読です。
下総松崎駅
我孫子〜成田間では最も難しい読みだと思います。「しもうさまんざき」という駅名です。
鹿島線
香取〜鹿島神宮 14.2km。佐原〜鹿島神宮間では17.8km(25分)1〜2時間に1本程度。
主な駅紹介
潮来駅
国鉄時代の雰囲気が残る高架駅です。
潮来あやめ園
潮来駅のすぐそば(徒歩4分)にあり、あやめの開花期(5〜6月なので、18きっぷ期間外)には非常に賑わいます。
鹿島神宮駅
鹿島臨海鉄道(水戸方面)と接続していて、当駅で乗り換えることはできますが、次の「鹿島サッカースタジアム」駅までがJR線となっていて、そこまでは青春18きっぷで行けることになっています。
鹿島神宮
駅名にもなっている大きな神社です。鹿島神宮駅から徒歩10分程度、
京葉線
東京〜蘇我 43km(50分)全線通しの列車は毎時4本程度。沿線にディズニーランドがあるため、非常に混雑する路線です。
車両
京葉線のみを走る列車はE233系、E231系(いずれも赤っぽいデザイン)、武蔵野線へ直通する列車は209系、205系です。いずれも通勤用のロングシート車両です。
主な駅紹介
新木場駅
JR、りんかい線、地下鉄が接続する駅で、JRとりんかい線は線路がつながっているそうです。夜には大阪方面の高速バスも駅前から発車します。
舞浜駅
画像は北口(ディズニーリゾートの反対側)から撮影したものです。混雑を避けようと昼間に訪ねましたが、駅前にイクスピアリ(ショッピングモール)などがあるため、めちゃめちゃ人が多かったです。
市川塩浜駅
西船橋への支線が分岐します。この支線は京葉線の一部(「高谷支線」とかいうらしい)で、西船橋から武蔵野線へつながっています。
二俣新町駅
駅前には西船橋と南船橋を結ぶ京葉線の支線(二俣支線)が間近に見えます。が、こちらには駅はありません。当駅には武蔵野線に直通する列車は止まらないので、利用可能な列車の数はやや少なくなっています。とはいっても、周辺は工場や倉庫がほとんどなので、日中は利用は少ないです。
南船橋駅
西船橋からの「二俣支線」が合流します。こちらも駅周辺は工場や倉庫が中心です。
海浜幕張駅
駅前にはイオンタワー(イオンの本社がある。上にも写っています。)があり、それ以外もたくさんのビルが立ち並びます。また、千葉ロッテマリーンズの本拠地も徒歩圏にあります。
総武線快速
東京〜千葉 39.2km(45分)毎時6本程度。
車両
E217系で運転されています。一部は内房線、外房線、総武本線、成田線へ乗り入れます。東京より先は横須賀線の久里浜駅まで乗り入れます。
主な駅紹介
錦糸町駅
東京都東部の中心駅です。当駅は東京スカイツリーのJR線における最寄り駅で、ホームから北側を眺めると遠くに見ることができます。スカイツリーへは徒歩20分ほどです。
船橋駅
東京と千葉の間ではおそらく最も賑わっている町の中心駅です。「ふなっしー」で有名になりましたが、非公認なためか、それに関するものは見当たりませんでした。
津田沼駅
習志野市の中心駅で、こちらも賑わっています。
総武線各駅停車
御茶ノ水〜千葉 38.7km(55分)頻発運転。
中央線の三鷹駅から新宿を通り、御茶ノ水からは総武線を走ります。各駅に止まりますが、御茶ノ水から錦糸町までは並行する快速線がなく、当線のみの運転となります。中央線や総武線の快速よりは混まないので、急がない時はこちらをお勧めします。
車両
E231系が中心だそうです。黄色っぽい色がポイントです。
主な駅紹介
両国駅
すぐそばには両国国技館があり、相撲観戦の方々で賑わいます。
西船橋駅
武蔵野線との接続駅で、駅ビルもあるのですが、総武線の快速列車は停車しません。
常磐線快速・各駅停車
取手駅より北に乗り入れる車両は「茨城編」に載せています。
(快速)上野〜取手 39.6km(45分)取手より北に乗り入れる列車を含め頻発運転。
(各駅)北千住〜我孫子 26.1km (35分)頻発運転。ラッシュ時は取手まで乗り入れ。北千住からは東京メトロ(地下鉄)千代田線に乗り入れます。この区間は青春18きっぷでは乗れません。
車両
快速(上野〜取手間の運転)は通勤用のE231系になります。
各駅停車は通勤用のE233系の他、乗り入れ先の東京メトロや小田急の車両が走ります。
主な駅紹介
快速が停まらない駅は、その旨を記載しています。
南千住駅
駅前は小奇麗になりましたが、線路の南側にはかつての日雇い労働者が多く利用した激安ホテル街があります。
北千住駅
東京北部のターミナル駅で、東武電車と接続します。
北千住駅の駅そば
から揚げが冷たかったのが残念だった記憶があります。
亀有駅
駅周辺は漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の舞台で、駅前には登場人物の像が置かれています。(次項) 快速が停まらない駅です。
亀有駅の駅前
主人公の「両津 勘吉」らの像があり、多くの人が写真を撮っていました。
松戸駅
ペディストリアンデッキから撮影しました。
新松戸駅
武蔵野線との接続駅です。西船橋と同様、快速は停まりません。
柏駅
松戸駅と同様、ペディストリアンデッキから撮影しました。
我孫子駅
目立つような駅ビルはありませんが、利用者が多い駅です。成田線が分岐し、上野方面から直通する列車もあります。
から揚げそば(我孫子駅の駅そば)
巨大な唐揚げがやたらと目立ちます。味はこのあたりで見かけるのと変わりません。「山下清画伯も働いていた」という掲示物もありました。
取手駅
この先、水戸方面は交流電化となるため、直流電車で運転される列車は当駅が終着となります。
武蔵野線
府中本町から南浦和を経て西船橋まで、東京の外縁を回り、かつては貨物列車が多く走った路線です。当ページでは東半分の南浦和〜西船橋間を扱います。
南浦和〜西船橋 40.1km(45分)毎時6本程度。
西船橋からは京葉線に入り、東京駅や南船橋駅まで走ります。
車両
209系、205系で運転されています。
主な駅紹介
南越谷駅
東武電車の新越谷駅と隣接しています。
船橋法典駅
大げさな駅舎をもちます。「中山競馬場」の最寄り駅で、開催日には混雑するそうです。