山陰本線(益田〜長門市〜下関)の旅
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山陰本線(益田〜長門市〜下関)
益田〜長門市 85.1km (2時間)、僅少。キハ47の2両かキハ120の1両で運転されます。山陰本線で最も利用が少ない区間です。
長門市〜小串 50.6km (1時間20分) 、1〜3時間に1本程度。キハ40が1両で運転することが多いです。
小串〜下関 27.1km (45分) 、1時間に1〜2本程度。キハ40・47で運転されます。
長門市〜仙崎 2.2km (4分) 、僅少。キハ120(美祢線から直通)、キハ40・47(下関から直通する列車)で運転されます。
車窓
益田(ますだ)を出ると、とてつもなく長い海岸沿いを走るようになります。その中に最初の駅、戸田小浜(とだこはま)駅があり、次の飯浦(いいのうら)駅付近は、集落の向こうに島(?)があり、そこに神社があるようです。ここから先は山口県に入り、列車は山に入ったり海岸部に出たりしながら須佐(すさ)、奈古(なご)といった小さな町を通りながらのんびりと走って行きます。歴史ある萩の玄関口である東萩(ひがしはぎ)駅を出ると、右手に川を見ながら列車は進みますが、対岸が萩の市街地になっています。玉江(たまえ)駅を出たあたりで再び海が見えますが、ここからしばらくは複雑な海岸線沿いを走り、それだけに景色は素晴らしいです。そして、地形が緩やかになってくると、仙崎からの線が左から合流し、長門市(ながとし)駅に到着です。
長門市(ながとし)を過ぎるとしばらくは海岸線に沿って走り、海の向うには青海島が広がります。次の黄波戸(きわど)駅を過ぎると、一旦海岸沿いを離れ、田園風景の中を人丸(ひとまる)駅あたりまで走ります。次の伊上(いがみ)駅あたりで再び海岸沿いに出ると、しばらくは対岸に半島を見ながら列車は進みます。阿川(あがわ)付近から一旦海を離れ、長門二見(ながとふたみ)あたりで海が見えるようになります。小串(こぐし)駅を出ると、再び海を離れます。吉見(よしみ)駅付近で海が見え出すと、海が見えるのはこれが最後になります。次の福江(ふくえ)あたりで海から離れると、山陰本線もラストスパートです。平行する道路沿いには大きな店が建ち並び、住宅地の中を走るようになります。やがて、山陽本線の下をくぐり、正式な終着駅、幡生(はたぶ)に到着です。山陰本線の列車は、山陽本線に入り下関(しものせき)まで行きます。
長門市から益田方面に少し進んで海側に別れます。長門の町の中を進みすぐに仙崎(せんざき)駅に到着です。
主な駅紹介(一部駅は観光地なども紹介)
東萩駅
「東萩」という駅名ですが、こちらが萩市や萩観光の玄関口です。
萩の世界遺産
江戸時代の終わりから明治時代の初めにかけての設備が「明治日本の産業革命遺産」の構成遺産になっています。バス便もありますが、効率良く回りたいなら駅前のレンタサイクルがお勧めです。
萩駅
大正14年に建築、補修を重ね、今は駅舎の大部分は萩の博物館になっています。実際に列車に乗る時は、駅舎の左端にある駅入口(画像参照)から入ります。
玉江駅
萩市の西側の玄関口に当たる駅です。萩城や萩城下町へは一応徒歩圏です。
長門市駅
山陰本線と美祢線が接続し、4方向に路線が延びる拠点駅です。そのため、広い構内を持ちます。
仙崎駅
童謡詩人・金子みすヾの出身地で、駅近くには記念館があります。
金子みすヾ記念館
金子みすヾの生家で、彼女に関する資料が展示されています。
小串駅
当駅から下関方面は本数が多いですが、長門市方面は少なく、しかも1両での運転が多いです。多くの場合、乗り換えになります。
川棚温泉駅
「豊浦コミュニティ情報プラザ」の一部が駅施設になっています。「豊浦〜」が開いている時間は、ここを待合室として使用することが可能です。
川棚温泉・ぴーすふる青竜泉
川棚温泉の温泉街の中にある地元の方向けの温泉銭湯です。ロッカーが有料なのが残念です。
カルシウム・ナトリウム-塩化物温泉(低張性弱アルカリ性高温泉)。川棚温泉駅前にある「川棚駅」バス停から5分ほどの「川棚温泉」バス停からさらに徒歩5分くらい。(歩けば30分くらい)石鹸などの備え付けはありません。
梅ヶ峠駅
片面ホームの駅で、「本州最西端の駅」との表示があります。駅前には、なんだかよくわからない施設があります。
梶栗郷台地駅
近年開業した駅で、線路の両側にアクセスすることが可能になっています。駅の海側にはザビッグ(イオン系のスーパー)や快活クラブがあり、非常に便利です。山側には「若宮古墳」があります。
綾羅木駅
住宅地の中にある駅です。下関へ向かう人が多く利用しています。