山陽本線(福山〜広島〜岩国)と周辺路線の旅
以下の地図中の駅名・路線名などをクリックしてみてください。
米子・松江・出雲方面 | ||
下関・九州方面 | (松山方面) | 岡山・大阪方面 |
山陽本線(福山〜広島〜岩国)
山陽本線の広島エリアになります。広島周辺では地元客で結構混雑します。
土休日には、広島〜岩国間に快速が運転されていますが、広島側の接続が最悪ですし、追い抜きもないため所要時間では普通列車と大して変わりません。
福山〜糸崎 29.2km (30分)
糸崎〜広島 73.8km (1時間20分)
広島〜岩国 41.4km (55分 快速の場合は45分)
車両は糸崎以東は115系、糸崎〜岩国間は2015年から走り始めている227系です。
車窓
尾道が近づいてくると、尾道水道に沿って走るようになり、対岸には造船所などを見ることができます。尾道を発車すると、芸予諸島を眺めながら走るようになり、遠くに因島大橋などを見ることができます。
三原を出ると、しばらくは新幹線に沿って高架を走ります。やがて高架が終わると、「船木峡」とかいう渓谷(?)にそって、上り坂になります。西条(さいじょう)あたりが峠で、ここからは下り坂となり、「セノハチ」と呼ばれた急坂を駆け下りていきますが、すれ違う上りの貨物列車は単独では上れず、最後尾に補助の朱色の機関車を連結しています。そんな難所ですが、線路の近くは新しい住宅がだんだん多くなります。左から呉線が見えると、海田市(かいたいち)駅があり、広島(ひろしま)の中心部に入っていきます。
広島を出ると、ほどなく川を何度か渡ります。太田川とその支流ですが、「広島に来た」と実感する瞬間です。西広島(にしひろしま)からは広島電鉄が併走し、廿日市(はつかいち)を過ぎると、左側に海も登場。対岸には宮島が見え、このような車窓が大竹(おおたけ)付近まで続きます。左手に工場群が見え出すと、もうすぐ岩国(いわくに)です。
主な駅紹介(一部駅は観光地なども紹介)
福山駅
駅の北側には福山城がありますが、駅のある場所も、かつては福山城の敷地だったところで、このあたりは「三之丸町」という地名が残っています。
福山ラーメン、福山駅の駅うどん
南口を出たところにあります。
以前は駅舎内にあった(前店舗との関係は不明)のですが、今は南口を出た所に店舗があります。立ち食いではなく、椅子に座って食べる形式です。「あじわい処」という店名で、ラーメン(福山ラーメン?)もあります。
福山城
福山駅のすぐ北側にある福山市のシンボルで、この城をバックに走る新幹線の写真も度々見かけます。
福山駅から天守閣入口へは徒歩5分ほど。上にあるように長い階段を登らなければなりません。
鞆の浦
海の景観が素晴らしいところで、史跡も多いです。「崖の上のポニョ」のモデルになった港町ということで話題になりました。
福山駅から鞆港行きのバスで40分。
備後赤坂駅
尾道駅
尾道ラーメン
駅舎を出て左手。ホームからも利用できます。もちろん市中にもたくさんあります。
尾道駅構内の駅そば屋で尾道ラーメンを手軽に楽しめます。魚の骨から取ったというスープに豚の脂身の欠片が浮かんでいるのが特徴です。
尾道 千光寺・文学のこみち
山にへばりつくように建てられた寺で、尾道の町並みを見下ろすこともできます。周辺には「文学のこみち」もあります。ロープウェイでアクセスします。
ロープウェイ乗り場へは、尾道駅から東方向へ線路沿いに歩いて15分くらいです。
糸崎駅
JRの岡山支社と広島支社の境界にあり、車庫があるなど構内は広いのですが、利用客は多くないようで、駅前もひっそりとしています。
三原駅
このあたりからは、広島へ行く乗客が結構乗ってきます。広島へ通勤通学お疲れ様です。
河内駅
駅前には昭和な感じの家々が続き、結構な市街地ですが無人駅になっています。ホームの跨線橋には「シティ電車(広島近郊の頻発運転の列車)の延長を」というPR看板が取り付けてあります。
白市駅
この駅始発の広島方面の列車が多く設定されています。広島空港の最寄り駅ということで、それを示す表示もあります。
西高屋駅
近くに学校があるため、その学校に通う生徒たちが多いようです。
西条駅
周辺には造り酒屋がいくつかあるため、「酒都」として売り出しているそうです。が、現在は広島大学があり、広島へのベッドタウンになっているため、ちょっと肩身が狭そうです。
西条の造り酒屋
「ハクボタン」という造り酒屋が駅近くにあります。独特の雰囲気のある建物になっています。煙突は山陽本線の列車からも眺められると思います。
瀬野駅
山の上の住宅地とを結ぶスカイレールサービスとの乗換駅です。
スカイレールサービス
山陽本線の瀬野駅(広島市)に隣接する「みどり口」駅からは、山腹の住宅地へのモノレールともリフトともいえる乗り物が発着します。「スカイレールサービス」という会社が運営しています。
この乗り物は、瀬野駅周辺の他、上へ上へ続く線路を見ながら進んでいきます。
ここに説明が表示されます。
片道160円(青春18では乗れません)で、みどり口(瀬野駅に隣接)とみどり中央駅を日中は毎時0・15・30・45分に発車しています。所要時間は5分ほどです。ローレル賞も受賞しています。
海田市駅
三原駅で別れた呉線が合流する駅です。当駅から広島駅辺りまでは複々線になります。
向洋駅
特徴的に駅舎を持つ駅ですが、当駅周辺は高架化の予定があり、近々取り壊される予定です。近くにマツダの本社があり、マツダの従業員の利用が多い駅です。
天神川駅
近くにあるイオンの最寄り駅ですが、上下線の間に「広島貨物ターミナル」関連の施設があるため、上下のホームが相当離れています。
広島駅
広島の玄関口ですが、中心部とは離れていて、路面電車などでアクセスすることになります。
広島駅の駅うどん
各ホームにあり、特に可もなく不可もなくという感じです。
お好み焼き(広島)
焼きそばの麺が入っているのが特徴で、ソースは広島発祥の「オタフクソース」です。大阪風での小麦粉の代わりに焼そば麺を使っているという感じで、ボリューム感は今ひとつですが、その分ヘルシーかもしれません。
広島駅の新幹線口1階名店街の中にもお好み焼き屋があるので、乗換時間があったり、時間調整が必要な場合に立ち寄れるでしょう。
ここに説明が表示されます。
広島の路面電車と原爆ドーム
広島駅と、広島市の中心部に当たる紙屋町や平和公園(原爆ドーム)、そして西広島、普通の鉄道線に乗り入れ宮島方面へ走ります。最新式の連接車両など、いろんなタイプの車両が広島の町を走っています。
音戸温泉
広島市の中心部にあり、「広島の名湯」としてファンも多いようです。とはいっても地元の銭湯なので、脱衣所も浴場も広くありません。路面電車の銀山町(かなやまちょう)で降りて10分くらいの所にあるのですが、風俗街を歩くので抵抗のある人もいるかもしれません。音戸温泉の建物(音戸温泉自体は2階にあり)の地下にも風俗店があります。
ナトリウム塩化物泉。石鹸の備え付けはありませんが、ドライヤーは備え付けてあり自由に使えるようです。ロッカーは脱衣所にあるものを使うしかないようです。広島駅から路面電車(5系統以外)に乗り、所要時間は10分ほどの銀山町(または胡町)で下車、徒歩10分。
横川駅
駅前には日本最初の乗り合いバスという車両が展示されています。
西広島駅
「ズッコケ3人組」という作品の舞台になったそうです。広島市の西側の入口で、路面電車に乗り換えると紙屋町や原爆ドームへも行けます。
宮内串戸駅
宮島口駅
駅前の道をまっすぐ歩くと、宮島への連絡線乗り場があります。でも今は、途中の道を地下道でくぐるようになり、結構疲れます。
大野浦駅
宮浜温泉の最寄り駅です。宮島を眺めながら温泉(後述)を楽しめるのですが、この駅を利用して宮浜温泉へ行く人がどれくらいいるのか・・・。
べにまんさくの湯
宮島を眺めることのできる高台にあります。「湯船に浸かると宮島が見える」のがおすすめのようですが、実際に見えるのは山のてっぺんの部分だけだったりします。
単純弱放射能温泉。石鹸・ドライヤーあり。ロッカーは入場時に指定されたものを使うことになりますが、ロッカーの大小があり、大きな荷物を持った人には大きなロッカーが割り当てられるようです。アクセス方法は以下に詳述。
山陽本線大野浦駅・玖波(くば)駅より「おおのハートバス」に乗り「べにまんさくの湯」下車、すぐ前です。所要時間は10分程度です。運賃は100円ですが、本数が1時間30分ほどに1本程度と少ないです。玖波発はもっと少ないです。時刻は、「おおのハートバス」で検索してください。
大野浦駅から歩いて行けなくはないですが、起伏があるのでちょっと大変かと思います。
玖波駅
大竹駅
周辺には化学工場が多く、製品を運ぶため貨物駅が併設されています。一時期話題になった化学製品も当駅から運び出しているようです。
呉線(三原〜呉〜広島)
三原と広島を海沿いに走ります。所々、海の眺めを楽しめます。227系が使われています。また広島側は「安芸路ライナー」という快速列車も運転されています。
三原〜呉 67km (1時間50分)
呉〜広島 26.4km (45分 快速の場合は35分)
車窓
多くの区間で瀬戸内海を眺めることができます。三原〜広間では速度を落とす区間もあるのでおすすめです。
主な駅紹介(一部駅は観光地なども紹介)
忠海駅
結構な駅舎を持ちますが、駅としての機能は左端だけで、大部分は竹原市の施設になっていて、開いている時間帯は待合室としても使えます。近くの港から10分ほどにある大久野島は、うさぎがたくさん棲んでいることで有名です。
大久野島
竹原市の沖に浮かぶ小島です。たくさんのウサギが住むことで有名です。島内は国民休暇村(以下は「休暇村」と記述)になっています。ウサギは島内全体で見ることができますが、宿泊施設の入口付近が最も多いです。
戦前には毒ガスを作る工場があり、地図からは島自体が消されている時代もありました。その関係の施設が残っている他、資料館もあります。
ここに説明が表示されます。
<アクセス>
忠海駅から徒歩5分の忠海港から客船・フェリーで渡ることができます。客船は休暇村自体が運営し、フェリーは大三島フェリー(忠海と大三島の盛港を結ぶ便が寄港・寄港しない便あり)が運営しています。運賃は310円(船・フェリーとも同額で乗船券は共通使用可)で所要時間は13分ほど、客船とフェリー合わせて毎時1〜2本運転されています。
大久野島の桟橋(ほとんどが第2桟橋を使用)から休暇村の宿泊施設がある島の中心部へは連絡バス(無料・所要時間は5分くらい)が客船やフェリーに接続して運転されていますが、直接歩いても15分くらいです。途中に毒ガス資料館などの施設があります。
竹原駅
瀬戸内海が近く、芸予諸島の島への船が発着します。
竹原の古い町並み
竹原駅の北東側・徒歩15分のところにあります。「安芸の小京都」とも呼ばれる町並みです。
安芸川尻駅
静かな町にある駅です。駅近くには日本一短いという川尻トンネルがあります。(後述)
川尻トンネル
安芸川尻駅から線路沿いを三原方向に歩くとすぐにあります。トンネルの上には道路が通っていて、「これがトンネルか?」と突っ込みたくなります。
仁方駅
かつては仁堀航路(次項)の接続駅で、駅舎の反対側にも入口があるのはその頃の名残です。駅周辺は静かな住宅地になっています。
仁方桟橋(仁堀航路跡)
国鉄時代に予讃線の堀江港との間に運航されていた「仁堀航路」の本州側の乗り場がここにありました。現在は定期航路はありませんが、「仁方桟橋」と書かれた建物には自由に出入りでき、地元の支援学校へ通う子供たちがバスを待つのに利用しているようです。
広駅
呉線の要衝の駅です。結構広い構内を持ち、運用されない車両が留置されています。駅周辺は呉のベッドタウンという印象です。
新広駅
駅南側には中国労災病院という大きな病院があり、その敷地内のバス停からはとびしま海道(御手洗など)へのバスが発着しています。
御手洗(みたらい)の町並み
大崎下島の東端にある港町で、古い町並みがあることで有名です。この手の町並みは全国にありますが、戦争などの被害もなかったようで、昔のたたずまいがそのまま残っているという印象です。個人的にも日本一素晴らしいと思っています。
ここに説明が表示されます。
新広駅のそばの中国労災病院バス停から「瀬戸内産交」バスに乗り「御手洗港」で下車。広駅前、仁方駅前からも乗車できます。所要時間は1時間25分くらい、運賃は1500円くらいで1〜2時間に1本程度の運転。途中、橋でつながっている下蒲刈島、上蒲刈島、豊島を経由し、瀬戸内海の眺めを思う存分楽しめる路線です。バス自体はその先、大崎下島内の「沖友天満宮(おきともてんまんぐう)」まで運行します。その名の通り、「沖友天満宮」という小さな神社がすぐそばにあります。
この他、広島バスセンターから直通するバス「とびしまライナー」もあります。
安芸阿賀駅
呉駅
呉線の中心駅です。呉線は全線単線ですが、駅舎(駅ビル)はその割には大きな建物になっています。
大和ミュージアム
呉市にある戦艦大和を中心とした戦争当時の艦船などが展示されています。(多くは模型)
<アクセス(「てつのくじら館」も同じ)>
呉線呉駅から連絡通路を通って5分ほど。案内表示がたくさんありますので、迷うことはないでしょう。ゆめタウンの裏手にあります。
てつのくじら館(海上自衛隊呉資料館)
「大和ミュージアム」のそばにあります。潜水艦「あきしお」の巨体が入口になっています。海上での掃海(機雷除去)活動や潜水艦での活動が紹介されています。個人的には「大和ミュージアム」よりおすすめです。
呉ポートピア駅
かつて「呉ポートピアランド」がありましたが、今は閉園となり、その敷地は地元の皆様の憩いの場として利用されています。
坂駅
呉線の広島〜呉間の中では利用が多い駅です。
芸備線(新見〜備後落合〜三次)
芸備線の超過疎区間です。最も少ない東城〜備後落合間の乗車密度は10人前後で、おそらく全国ワーストです。芸備線としての区間は備中神代〜三次となり、新見〜備中神代間は伯備線に乗り入れる形となっています。
新見〜備後落合 51km (1時間30分)
備後落合〜三次 45.7km (1時間25分)
本数は僅少です。新見〜備後落合がJR西日本岡山支社、備後落合〜三次が広島支社の管轄で、それぞれの区間を岡山と広島に所属するキハ120が1両で走っています。この他、備後落合には木次線(米子支社)のキハ120もやって来るので3色のキハ120を見ることができます。
車窓
山が多いです。民家は結構見かけるんですが、地元の利用者は少ないようです。
備後落合を出ると下り坂になります。備後庄原あたりからは平地となり、三次まで走ります。
主な駅紹介(一部駅は観光地なども紹介)
坂根駅
市岡駅
矢神駅
かつてはもっと大きな駅舎だったそうですが、今は待合室の部分を除いて取り壊されたそうです。駅前の一本桜が気になります。
野馳駅
立派な木造駅舎を持ちます。駅前には観光バスの会社があり、災害などで芸備線が不通になった時の代行輸送を受託しているようです。
東城駅
帝釈峡へ向かうバスが発着します。が、列車から乗り継いでいく人がどれくらいいるのか・・・。
備後八幡駅
待合室の部分だけの駅舎です。かつてはおそらく、現駅の左側にも構造物があったのでしょう。
内名駅
駅舎はなく、ホームにある待合室が目立ちます。待合室の中には、地元の熱心な方による観光案内やうる星やつらのラムちゃんが自分のことを「うち」と言っていることにちなんだ掲示物があります。
小奴可駅
タクシーの会社が駅舎に入居していて、窓口では乗車券も買えるようです。待合スペースには、三神線(芸備線の前身)が開業した頃の新聞の切抜きが置いてあり、興味深く読ませていただきました。
道後山駅
かつての「国鉄山の家」(JR化後もしばらくあったらしい)へのバスが発着していたそうです。しかし、そのバスも備後落合駅から発車するようになり、当駅は廃れたそうです。芸備線で最も標高の高い駅(611m)です。
備後落合駅
芸備線と木次線の接続駅で、広島と山陰を結ぶ列車が通る交通の要衝でしたが、今は本当に寂れました。そんな駅だからこそ、青春18きっぷ利用者が多く訪ねる駅です。
最近は、かつて機関士として当駅で働いていらした方が、色々案内してくれます。上画像の「駅の模型」はこの方がお作りになったそうです。
ドライブインおちあい
備後落合駅から西へ徒歩15分の所にあります。冬季メニューの「おでんうどん」が有名で、かつては備後落合駅でも食べることができたそうです。
備後落合駅から徒歩の他、備後西城駅からコミュニティバスでアクセスすることも可能です。(落合橋で下車。運賃は200円)
比婆山駅
国道沿いのちょっとした集落の中にあり、そこにお住いの皆様がこの駅のお客様です。かつては貨物営業もあったそうです。
備後西城駅
町の中心とは少し離れた住宅地に駅があります。
ヒバゴン伝説(ウィル)
備後西城駅から歩いて7〜8分の所にある「ウィル」という施設には、1970年に目撃されたというヒバゴンというUMAの着ぐるみを見ることができます。
高駅
現在は庄原市にありますが、1954年までは「高村」という村があり、その村の代表駅でした。今も駅前にJAがあるなど、町の中心だった痕跡が残っています。
備後庄原駅
広島県北部のかなりの部分を占める庄原市の中心駅ですが、ひっそりとしています。
塩町駅
福塩線が合流します。今は閉まっていると思われると出札窓口の向こうには卓球台が置かれていて、かつての駅員さんらが体力作りに使っていたんでしょう。
神杉駅
八次駅
芸備線(三次〜広島)
キハ120・40・47が使われ、広島駅を発着する列車は2両以上で運転しますが、そうでない列車は1両が多いです。キハ40・47は広島〜三次間の運用です。
三次〜広島 66.8km (1時間45分 快速の場合は1時間30分)車窓
三次を出ると再び山の中です。峠を越えると、併走する川は瀬戸内海へと注ぐ川(太田川の支流)となり、市街地になってくると広島です。
主な駅紹介(一部駅は観光地なども紹介)
三次駅
いつの間にか駅舎が建て替えられ、随分と小さくなりました。路線が4方向に広がる拠点駅で、今も構内には車両が止められていて出番を待っています。駅から両方向に4〜5分歩くとショッピングセンターがあります。
三次唐麺焼
三次市のご当地グルメです。特製のソースを使い、唐辛子が練り込まれた焼そば麺を使った広島風お好み焼きです。辛いです。下画像はAコープ三次で買ったものです。
尾関山公園
三次駅の北西にある桜の名所です。三次駅から路線バスで「三次小学校」で下車、徒歩7〜8分。周辺には三次のルーツともいえる古い町並みもあります。
西三次駅
芸備線が広島側から三次に達した時の「三次駅」でした。周辺は静かな住宅地ですが、駅舎の反対側の倉庫群が、かつて貨物列車の発着があったことを物語っています。
吉田口駅
停車時間中に撮影しました。
向原駅
この周辺では大きな駅です。駅から北へ12分ほど歩いたところにある小さな峠は、「泣き別れ」と呼ばれる分水嶺になっているそうです。
泣き別れ
向原駅の徒歩圏にある「峠」(分水嶺)です。この場所の北側に降った雨は日本海へ、南側に降った雨は瀬戸内海へ流れて行き、雨水は永遠に出会わないことから「泣き別れ」という名が付いているそうです。特に川があるわけではありません。線路沿いにも「泣き別れ」の表示があるのですが、そこへは田んぼの畦道を通ることになり、「こんな所歩いて大丈夫?」と感じました。
志和口駅
当駅に出没する猫を目当てにして訪れる人がいたようですが、この猫は2019年2月に亡くなったそうです。
狩留家駅
山の中にひっそりたたずむ駅ですが、広島からこの駅までの列車が多くあります。
下深川駅
広島方面からの一部の列車が折り返します。
上深川駅
交換設備のない小さな駅ですが、駅前に桜が植えられているのを見て降りてみました。
玖村駅
太田川がすぐそばを流れていますが、堤防があって見えません。太田川の向こうには可部線が走っていて、梅林駅などへ歩いて行くこともできます。
宮島航路(宮島口〜宮島)
宮島へのアクセス航路です。国鉄時代は他にも連絡船がありましたが、トンネルや橋に取って代わられ、観光航路である当航路のみがJRのままで残っています。
- 距離 1.0 km
- 所要時間 10分
- 1時間あたりの運転本数 4本(多客時は6本)
宮島口駅から、まっすぐに道があって、前方に宮島への連絡線乗り場が見えています。その道を進みますが、今は国道との交差点を地下道で抜けるようになっています。エレベーターがありますが、遠く感じます。駅から連絡線乗り場まで徒歩6分。
みせん丸、ななうら丸、みやじま丸の3隻で運行されていますが、前方の景色が見えるみせん丸がオススメです。宮島行きの場合は、日中、厳島神社の大鳥居沖を経由します。
改札は宮島側のみで、宮島口側乗り場は無人です。(券売機はあり)
厳島神社
平清盛により造られ、世界遺産にも登録されています。海上の鳥居が特徴です。
福塩線(福山〜府中〜三次)
福塩線は電化されている福山〜府中、電化されてない府中〜三次から成ります。特急や急行が設定されたことがないようで、地味な路線です。
福山〜府中 23.6km (45分・毎時1本程度)。 105系(ロングシート)が2〜4両で運転されています。
府中〜三次 61.5km (1時間50分・僅少)。キハ120が1両で運転されています。
車窓
のんびりとした眺めが続きます。
主な駅紹介(一部駅は観光地なども紹介)
神辺駅
井原鉄道が分岐する福塩線の主要駅ですが、係員がいない時間帯が多くなっています。
万能倉駅
静かな住宅地の中にあります。利用者は多くないようですが、当駅で折り返す列車が1日に何本かあります。
駅家駅
趣のある駅舎を持つ駅です。
府中駅
家具で知られる町の玄関駅ですが、駅周辺はひっそりとしています。
備後府中焼
作り方は広島風のお好み焼きと同じですが、ミンチ肉を使うのが特徴です。赤い麺(いわゆる「唐麺」)を使ったものなどバリエーションが多いです。
備後矢野駅
週末を中心に地元の方が飲食店をされているそうです。「矢野の岩海」の最寄り駅ですが、バスなどはなく、上下駅から広島行きの高速バスを利用することになります。
上下駅
福塩線の最高所にある駅で、ホームにもその表示があります。
備後安田駅
吉舎駅
駅近くには吉舎(きさ)高校があり、ここに通う高校生が福塩線のこの区間の主なお客様です。
三良坂駅
可部線(広島〜あき亀山)
広島駅と広島市北部の可部駅を結びます。かつては、その先の三段峡駅まで線路が延びていましたが、21世紀になってから廃止されています。(詳しくは「なつかしの列車」にて。)
227系で運転されています。2両編成が多いので、結構混雑します。
主な駅紹介(一部駅は観光地なども紹介)
下祇園駅
周辺は住宅地で、可部線の中でも利用が多い駅です。
古市橋駅
駅から東方向に10分ほど歩くと大きな道路に出て、道路沿いにはドンキホーテなどがあります。
緑井駅
「いかにも可部線の駅」という小さな駅舎の駅ですが、駅前には巨大なショッピングモールがあり違和感があります。
梅林駅
住宅地にある駅です。太田川の対岸には芸備線が走っていて、歩いてアクセスすることが可能です。(徒歩30分)
梅林駅から玖村駅へ
途中で高瀬堰を通ります。実際に歩かれる際は地図やナビで道順をご確認ください。およそ2キロですが、もっと短い経路があるかもしれません。
可部駅
少し前までは終着駅でした。ホームごとに改札口があり、あき亀山方面ホームの改札口は無人(遠隔管理)です。
河戸帆待川駅
駅前にありながら、でっかい駐車場のために遠く感じるホームセンターと業務スーパーが特徴です。
あき亀山駅
駅周辺には数件の民家があるだけで、ひっそりとした雰囲気です。留置線があって、構内は少し広くなっています。