青春18きっぷで世界遺産へ
国内にある世界遺産への、最寄のJR駅からのアクセスについて紹介しています。場所によっては、青春18きっぷを使った「プラン」のようなものも記載しています。各登録箇所についての説明は載せていないので、その方面のサイトやガイドブックなどをご覧ください。
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大阪発青春18きっぷでのおすすめ世界遺産
構成遺産の一部がアクセス困難な場合もあります。
姫路城
白神山地
白川郷・五箇山の合掌造り集落
原爆ドーム
厳島神社
日光の社寺
紀伊山地の霊場と参詣道
石見銀山遺跡とその文化的景観
平泉-仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群
富士山-信仰の対象と芸術の源泉
富岡製糸場と絹産業遺産群
明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業
ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献
「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群
長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産
近畿エリアの世界遺産(青春18きっぷでは近すぎる)
法隆寺地域の仏教建造物
古都京都の文化財(京都市、宇治市、大津市)
古都奈良の文化財
百舌鳥・古市古墳群 -古代日本の墳墓群
青春18きっぷでは不適切な場所
島嶼だったり、べらぼうに遠い世界遺産です。
長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産
難易度 ★★ (大阪駅から山陽本線乗り継ぎで)
長崎県、熊本県(天草)にある潜伏キリシタン関係の史跡で構成されています。アクセスしやすいのは大浦天主堂(長崎市)のみです。一度にすべて訪ねようとせずに、周辺の観光地と併せて訪ねるのがいいと思います。ここでは主な構成遺産のみ紹介します。
大浦天主堂
長崎駅から路面電車を乗り継ぎ、「大浦天主堂」で下車。
出津・大野集落
長崎駅などから路線バスで1時間くらい。
原城跡
諫早駅から島原鉄道とバスを乗り継いで2時間くらい。
「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群
難易度 ★★ (大阪駅から山陽本線乗り継ぎで)
宗像(むなかた)大社の辺津宮(へつみや? 本土にある)、中津宮(沖合7キロに浮かぶ大島にある)、沖津宮(沖合60キロにある沖ノ島にある)が主な構成遺産です。あちこちで報道されていますが、沖ノ島は一般の人は上陸できません。
アクセス
鹿児島本線の小倉と博多のほぼ真ん中にある東郷駅が最寄です。
辺津宮・・・東郷駅からバス(1番、1-2番)に乗り、「宗像大社前」下車(11分・240円)徒歩5分 バスは毎時1〜2本運転。
中津宮・・・東郷駅からバスに乗り、「神湊(こうみなと)波止場」までバスで23分(370円)このバスは「宗像大社前」も通ります。神湊波止場から船で15〜25分の大島港から徒歩5分。(「宗像市営渡船大島航路」が運航。片道570円) 船は1日7往復運航。
18きっぷで行く場合は2泊3日程度の旅になります。1日目は最寄駅周辺へアクセス、2日目に辺津宮と中津宮を参拝、3日目に帰るといった具合です。辺津宮だけなら日程は厳しいですが参拝したその足で帰ることも可能です。
富岡製糸場(富岡製糸場と絹産業遺産群)
難易度 ★★ (大阪駅から往復「ムーンライトながら」で)
高崎線高崎駅から上信電鉄線に乗り上州富岡駅で下車。所要時間は40分くらいで、片道810円。さらに徒歩10〜15分です。運賃が高いので割引切符を使うことをおすすめします。
高崎駅へは、東京駅から京浜東北線(or山手線)で上野駅へ行き、高崎線に乗ります。東京駅からは2時間ほどです。小田原などから発車する湘南新宿ラインでも行けます。
往復「ムーンライトながら」でもアクセスできますが、運転のない時期は高崎、東京あたりで宿泊することになります。周辺には土合駅や横川駅といった鉄道名所、達磨寺などの神社仏閣、また「日光の社寺」も距離的に近いので、あわせて訪ねてみるのも面白いと思います。
富岡製糸場以外の構成遺産については、駅からタクシーしかないようです。
富士山―信仰の対象と芸術の源泉
難易度 ★★ (範囲が広いので、何ともいえません。)
富士山とその周辺にある社寺や景勝地が世界遺産になっています。東海道本線に近い「富士山本宮浅間大社」や「三保の松原」は日帰りできますが、富士五湖へは現地で2泊くらいしてバスなどで観光地を回ることになります。(バスの割引きっぷもあり)
東海道線に乗っていても富士山が見えることがあります。くっきり見えるとそれだけでテンションが上がります。
身延線富士宮駅から歩いて10分ほどの富士山本宮浅間神社は、世界遺産に登録されたエリアの中では駅からもっとも近いと思います。
三保の松原は「羽衣の松」で有名で、晴れていれば砂浜から富士山が見えます。
清水駅からバスで25分の「三保松原入口」で下車し徒歩15分。バスは1時間に2本程度の運転で片道370円です。
姫路城
難易度 ★ (大阪駅から新快速で行けます。)
アクセス
姫路駅からバスで10分くらい。駅前左手から発車する片道100円の「姫路城ループバス」がおすすめです。歩いても、駅正面の道を15〜20分ほどです。
原爆ドーム
難易度 ★ (大阪駅から日帰りも可能です。)
アクセス
広島駅前の路面電車のりばから、2・6系統の電車に乗り、「原爆ドーム前」で下車。目の前に原爆ドームが見えています。広島駅から20分くらい。片道190円です。(ICOCAが使えます。)
当サイト内の参考ページ
山陽本線の旅:京阪神〜広島・宮島口間の普通列車乗り継ぎ検索もあります。
厳島神社(宮島)
難易度 ★ (大阪駅から日帰りも可能です。)
アクセス
山陽本線宮島口駅から徒歩6分の連絡船のりばから、船(宮島航路)で10分で宮島へ。さらに徒歩15分くらい。
当サイト内の参考ページ
山陽本線の旅:京阪神〜宮島口間の乗り継ぎを検索できます。
山陽本線の旅(糸崎〜岩国): 宮島航路の紹介があります。
日光の社寺
難易度 ★ (日光周辺で宿泊するか「ムーンライトながら」で。)
アクセス
日光線日光駅からバスに乗り、西参道または総合会館前下車。所要時間は10分で運賃は240〜320円。世界遺産に登録されている東照宮などの社寺は、ほとんどこのあたりにあります。
日光駅へは、上野東京ライン(宇都宮線)で宇都宮へ、さらに日光線に乗り換えてアクセスします。東京駅からは2時間45分ほどです。
往復「ムーンライトながら」でもアクセスできますが、運転のない時期は日光や宇都宮、東京あたりで宿泊することになります。
当サイト内の参考ページ
ムーンライトながら:京阪神〜宇都宮間の乗り継ぎも記載しています。
石見銀山
難易度 ★★ (出雲市あたりで宿泊が必要。)
アクセスとプラン例
山陰本線大田市駅からバスで30分640円、仁万駅からバスで15分450円。いずれも「大森代官所前」で下車。ガイドブックなどで多く取り上げられている「龍源寺間歩」(りゅうげんじまぶ・「間歩」とは坑道のこと。)へは徒歩で45分くらい。
1日目 発駅⇒大田市(宿泊)
2日目 大田市▲石見銀山▲大田市(宿泊) 青春18きっぷ不使用
3日目 出雲市⇒発駅
かつての銀山と、それにまつわる史跡が世界遺産の対象になっています。可能なら1日かけて、歩いてそれらを訪ねることをおすすめします。
ここに説明が表示されます。
当サイト内の参考ページ
山陰本線の車窓:石見銀山への途中も楽しんでください。
白川郷、五箇山の合掌造り集落
難易度 ★★ (金沢か高山あたりで宿泊が必要。)
岐阜県の白川郷荻町(おぎまち)集落と、富山県の五箇山菅沼(すがぬま)集落と相倉(あいのくら)集落にある合掌造りの家々が世界遺産に指定されています。JR駅からもっとも近いのは相倉集落で、城端駅からバスで25分くらいですが日帰りは不可能です。
詳しくは、「青春18プラン例:白川郷・五箇山」をご覧下さい。
紀伊山地の霊場と参詣道
難易度 ★★ (範囲が広いので、何ともいえません。)
アクセスとプラン例
吉野山、高野山から熊野本宮大社、那智滝まで指定範囲が非常に広くなっています。吉野山や高野山だけなら日帰りが可能(私鉄線を利用)、那智滝や那智大社は青春18で日帰りが可能です。以下のプラン例では、紀伊田辺駅〜熊野本宮大社間でバスに乗る(運賃は2000円)のですが、このバスはかつての「中辺路」に沿う国道311号を経由します。
1日目 発駅⇒紀伊田辺▲熊野本宮大社▲新宮又は紀伊勝浦 (宿泊)
2日目 宿泊地⇒紀伊勝浦(又は那智)▲那智山▲紀伊勝浦(又は那智)⇒発駅
当サイト内の参考ページ
青春18きっぷで南紀伊勢へ:大阪から紀伊勝浦・新宮への乗り継ぎ表があります。
世界遺産に登録されている建造物など(一部)
熊野速玉(はやたま)大社
新宮駅から徒歩15〜20分。かつて、「はやたま」という夜行列車がありましたが、おそらくはここから取られていると思います。
熊野那智大社、青岸渡寺、那智滝
紀伊勝浦駅、那智駅からバスで20〜25分。熊野那智大社、青岸渡寺は終点の「那智山」、那智滝は「那智の滝前」で下車。山にあるので、階段の上り下りが大変です。青春18きっぷ利用の場合は那智駅からバスに乗ると多少運賃が安上がりです。大阪から青春18きっぷで日帰り可能です。
熊野那智大社
那智大社の隣にあり、通路でつながっています。「世界遺産」の他に「西国三十三箇所」の1番でもあります。すぐそばからは那智の滝を少し遠くから眺めることもできます。
「那智の滝前」バス停から階段を下りて行くと神社(那智飛瀧神社)があり、そこから壮大な滝を拝むことができます。有料になりますが、滝のすぐそばまで行き拝むこともできます。
平泉−仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群
難易度 ★★ (行き帰りに1泊(夜行でも可)、現地近くでも1泊必要です。松島など周辺の観光地と併せて訪ねてみてはいかがでしょう?)
アクセスとプラン例
中尊寺の最寄り駅である平泉駅からバスで10分くらい。中尊寺の本堂や金色堂へは、バス停からさら歩いて15分くらいかかります。
1〜2日目 発駅⇒(ムーンライトながら)⇒東京⇒仙台⇒松島・石巻・女川(いずれも世界遺産ではない)を観光⇒平泉(泊)
3日目 中尊寺などを訪ねる
4〜5日目 平泉⇒仙台⇒東京⇒(ムーンライトながら)⇒発駅
ここに説明が表示されます。
白神山地
難易度 ★★ (行き帰りに1泊(夜行でも可)ずつ、現地の近くでも最低1泊必要です。)
アクセスとプラン例
五能線あきた白神駅、十二湖駅などからバス。あきた白神駅や十二湖駅へは「リゾートしらかみ」が便利です。バスの時刻も「リゾートしらかみ」に接続しています。
青池(十二湖駅から)を訪ねるプランを「18きっぷプラン例:白神山地・青森市内」で取り上げています。「リゾートしらかみ」はこちら。
下画像に記載している場所は、世界遺産の登録エリア外です。
知床
難易度 ★★★ (青春18だけで行くのは現実的ではありません。)
アクセス
釧網本線の知床斜里駅からバス。有名な所だけでいいなら、知床斜里駅からの定期観光バスがおすすめです。
「北海道&東日本パス」を使うか、北海道までは飛行機やフェリーなど別の交通機関を利用し道内のみ青春18を利用するのが合理的です。札幌からでも、移動だけで行き帰りそれぞれ1日、知床観光で最低1日必要です。
屋久島
難易度 ★★ (行き帰りに1泊、屋久島か鹿児島で最低2泊必要。)
アクセス
鹿児島本港(鹿児島中央駅から路面電車と徒歩またはバス)から船。
鹿児島中央駅までのアクセスについては「青春18きっぷで鹿児島へ」をご覧ください。
琉球王国のグスク 及び関連遺産群
難易度 ★★★ (青春18で行くのは現実的ではありません。)
アクセス
<首里城>那覇空港からゆいレールで30分くらいの首里駅(終点)から徒歩15分。またはバス。
詳しくは「沖縄の景色」をご覧ください。
小笠原諸島
難易度 ★★★ (青春18で行くのは現実的ではありません。)
アクセス
東京まで行き、船でアクセスします。船は約26時間かかります。
古都京都の文化財
難易度 −
アクセス
京都駅からバスか地下鉄。青春18を使わない場合は、JRよりも私鉄の方が便利です。
清水寺へは、京都駅から100番(洛バス・観光客向けのバス)が便利です。このバスに乗れば、祇園(八坂神社)や銀閣寺にも行けます。
金閣寺へは、京都駅から101番(洛バス・観光客向けのバス)が便利です。全般に言えることですが、観光地への路線バス(市バス)は大変混雑します。
当サイト内の参考ページ
青春18きっぷで京都観光:JR駅から歩いて行ける観光施設の紹介、京都市バスの一日乗車券を使った観光案内など。
百舌鳥・古市古墳群 -古代日本の墳墓群
大阪府の堺市、藤井寺市、羽曳野市にある大規模な古墳が構成遺産になっています。
代表的な大仙陵古墳(仁徳天皇陵)は阪和線の百舌鳥駅の近くですが、写真で見かけるような鍵の穴のようなものは地上から見ることはできません。(他の構成遺産もこの点は同じ)
堺市役所:南海の堺東駅から徒歩10分。
藤井寺市、羽曳野市にあるものは大阪阿部野橋駅(天王寺駅のそば)から出ている近鉄南大阪線の藤井寺、道明寺、古市駅あたりが最寄になります。
法隆寺地域の仏教建造物
難易度 −
アクセス
大和路線法隆寺駅から徒歩かバス。
古都奈良の文化財
難易度 −
アクセス
奈良駅からバス。青春18を使わない場合は、JRよりも近鉄の方が便利です。
ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献
ル・コルビュジエが設計したという世界中の建造物が構成遺産で、東京の上野公園内にある「国立西洋美術館」がその一つです。
難易度 ☆
アクセス
上野駅(公園口)から徒歩3分ほどです。
明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業
江戸時代末期から明治時代までの産業(製鉄・造船・石炭)遺産で構成されていますが、北は岩手県、南は鹿児島県まで構成遺産があります。一度ですべて訪ねるのは無理なので、テーマごとに訪ねてみるとか、地域ごとに訪ねてみるなど工夫する必要があります。
江戸時代のものは「西洋を参考に、とにかくやってみた」的なものが多く、それが明治になって大規模に産業化されていくプロセスを実感でき、明治以降の歴史をより深く学べるコンテンツだと思います。
釜石(岩手県)、韮山(静岡県)、萩(山口県)、八幡(福岡県)、三池(福岡県・熊本県)、佐賀、長崎、鹿児島にまたがります。
以下で各地域へのアクセスや18きっぷプランへの組み込み例などを紹介します。(江):江戸時代の遺産、(明):明治時代の遺産、(鉄):製鉄関係の遺産、(船):造船関係の遺産、(炭):石炭関係の遺産
韮山(静岡県)
韮山反射炉(江・鉄)
東海道本線の三島駅から出ている伊豆箱根鉄道の伊豆長岡駅から徒歩20分くらい。(案内表示もありますが、可能ならスマホなどのナビゲーションを利用することをおすすめします。) 土休日は、1乗車200円の周遊バスもあります。(本数は僅少ですが、伊豆長岡駅に着いたらチェックしてみてはいかがでしょう? 所要時間は行きは10分程度、帰りはあちこち立ち寄るので40分くらいかかります。)
三島駅から伊豆長岡駅までは片道330円、所要時間は20分ほど。
大阪と東京を行き来される時に訪ねてみてはいかがでしょう? 厳しいですが、大阪駅から日帰り可能です。
萩(山口県)
萩反射炉(鉄)、大板山たたら製鉄遺跡(鉄)、恵美須ヶ鼻造船所跡(船)、萩城下町、松下村塾。すべて江戸時代のもの。
西洋の技術を参考に造られた反射炉や造船所、当時の有志が日本の将来をあーだこーだ語り合った建物などが構成遺産です。東萩駅前にレンタサイクルがあり、3時間ほどあればいくつかは周ることができると思います。
萩へは山口線益田周りか、厚狭から美祢線長門市周りかでアクセスします。当サイトでは、秋吉台と絡めたプラン例を紹介しています。
八幡(福岡県)
官営八幡製鐵所(明・鉄)、八幡製鐵所遠賀川水源地ポンプ室(明)
歴史の教科書にも載っている八幡製鉄所の施設が構成遺産です。会社の敷地内なので見学するのは不可能ですが、鹿児島本線のスペースワールド駅から徒歩10分の「眺望スペース」から「旧本事務所」(1899年竣工)を眺めることができます。
三池(福岡県・熊本県)
三池炭鉱(明・炭)、三角西(旧)港(明)
三池炭鉱とその関連施設が構成遺産です。鹿児島本線の大牟田駅が最寄です。三池炭鉱の一つである「宮原坑」へは大牟田駅から歩いて30分、またはバスになります。三池港へはバスでのアクセスになります。大牟田駅横の観光案内所でレンタサイクルを借りることもできますが、故障した自転車をつかまされることがあるので出発前の点検を怠りなく。(ブレーキやサドルなど)
三角西(旧)港は熊本県の三角にあり、三池港が完成するまでは三池炭鉱で採掘された石炭を積み出していたそうです。三角線の終点・三角駅からバスでのアクセスとなります。三角駅から「さんぱーる」行き(一部経由しない便あり)、宇土駅行きに乗り「三角西港」下車。片道220円、所要時間は10分ほど。
佐賀
三重津海軍所跡(江・船)
佐賀駅からバスで30分ほど。(詳細不明) 次項の長崎と一緒に訪ねてみてはいかがでしょう?
長崎
旧グラバー住宅(明)、小菅修船場跡(明・船)、高島炭坑(明・炭)、端島炭坑(明・炭)、三菱長崎造船所関連施設(明・船)
当世界遺産のメインが長崎です。炭鉱跡や三菱の造船所が構成遺産になっています。三菱造船所関係は非公開。
大阪から出発する場合、1日目は大阪→長崎のアクセスのみ、2日目に端島(軍艦島)などを訪ねる(長崎観光)、3日目に帰る、といったプランになります。片道15〜17時間かかりますので、移動する日は早朝(遅くとも7時台)の列車に乗る必要があります。詳しい乗り継ぎは「青春18きっぷで長崎へ」をご覧ください。端島へのアクセスは「九州の景色」もご覧ください。
鹿児島
旧集成館、寺山炭窯跡、関吉の疎水溝(江・鉄・船)
薩摩藩主の島津斉彬が興したという「集成館事業」(様々な工場群)とその関連施設が構成遺産です。鹿児島は日本の「モノ作り」発祥の地らしいです。
鹿児島中央駅からカゴシマシティービューに乗り、 仙巌園前(磯庭園前)下車。片道190円、所要時間は30分くらいです。鹿児島中央駅までのアクセスについては「青春18きっぷで鹿児島へ」をご覧ください。
釜石
橋野鉄鉱山・高炉跡(江・鉄)
江戸末期、西洋の技術を参考に造られました。日本最古の洋式高炉だそうです。釜石は製鉄所の町ですが、そのルーツがここにあります。
釜石線釜石駅が最寄ですが、不定期に運行される観光バスでアクセスすることになります。